特別支援教育の実践情報 2014年9月号
なるほど「就学相談」―納得解説&現場レポ〜「学校教育法施行令」一部改正を受けて〜

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特別支援教育の実践情報 2014年8・9月号なるほど「就学相談」―納得解説&現場レポ〜「学校教育法施行令」一部改正を受けて〜

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2014年7月16日
対象:
小・中
仕様:
B5判 79頁
状態:
絶版
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目次

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特集 なるほど「就学相談」―納得解説&現場レポ 〜「学校教育法施行令」一部改正を受けて〜
特集について
宮ア 英憲山中 ともえ
「就学相談」―基本にかかわるABC
これまでの親子の歴史を尊重し,これからの教育を考える
久保山 茂樹
教えて! 学校教育法施行令の一部改正のポイント6
尾崎 祐三
「就学相談」―教師はいつ,どう関わる? 初任者のためのQ&A
日下 奈緒美
「就学相談」の充実でこう変わった! 取り組みレポ
【北海道】北海道における早期からの教育相談・支援体制構築事業の取り組みから
柏木 拓也
【宮城県】「継続的な支援・指導」を目指した白石市の取り組み―園や学校・保護者・関係機関との連携が大切です―
立田 基生
【千葉県】子育てするなら南房総市
吉村 郷
【長野県】「地域の子どもは地域で育てる」という理念のもと,小規模な町村が共同して相談・支援体制を構築した事例
中島 恒夫
【長崎県】思いをつなぐ就学相談―五島市の取り組みから―
近藤 亮二蒲田 紀孝
すべての子どもが楽しめる!山ちゃんのボディパーカッション♪ (第3回)
音程に関係なく自分の声を使って楽しめるボイスアンサンブル
山田 俊之
不器用な子どもたちの身体の土台作り 全身の感覚と運動を育む (第3回)
身のこなしが悪い子どもたち
太田 篤志
ズームアップ! (第9回)
情緒障害通級指導学級における就学支援相談
山ア 晃資
〜特に医療相談について〜
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
ストーリー性を取り入れた単元づくりの工夫
倉田 利江子
〜生活単元学習「おもしろなかよしぼうけんたい」の取り組みを通して〜
「身体伸ばし」でウォーミングアップ
中山 慶子
〜積極的に音楽と関わろうとする生徒を育てる授業の導入〜
授業を面白くする手づくりグッズ
スイッチを見直すだけでも教材教具がグレードアップ
金野 文博
「カード」を利用した授業
細見 なるみ
子ども生き生き・学習活動
【国語】本となかよしになろう
田中 亮
〜通常の学級における特別支援教育の視点を活かした読書指導〜
【算数・数学】体と目と手を使った算数指導
植竹 安彦
【造形】させられるのではなく,自分が発信源になる(造形)表現活動を
茂木 一司
〜「わたしたちのビエンナーレ〜渡り廊下を飾ろう〜」より〜
【音楽】歌を紙芝居に
齋藤 一雄
【運動】創作教材で多様な運動を引き出す
綿引 清勝
【自立活動】ICT機器が苦手克服の鍵に!
橋 真理子
トピックス (第45回)
次期学習指導要領の改訂に向けた動き等について
武富 博文
特別支援教育奮闘記 (第3回)
保護者が支援を受けられるシステム作りが何より大切
宮内 主斗
〜先送りで解決されることは何一つない〜
初任者研修をしっかりサポート!〜心構え&アイテム集〜 (第3回)
教材研究・評価・初任研通信
奈良 雅裕
幼稚園・保育所ではじめる!発達障害のある子の「個別の指導計画」づくり (第3回)
自閉症スペクトラムの子どもの個別の指導計画
里見 恵子
発達障害のある人のキャリア発達と就労支援 (第3回)
就労支援の基礎となる視点
松爲 信雄
授業がはずむ なるほど!情報館 (第9回)
スマホプリンタ活用術!
亀田 長治
〈SSTエクササイズ〉ちょこっとパッケージ (第12回)
コーナー監修
小貫 悟
自分の気持ちを上手に伝えられない子
田崎 由里子一ツ蛛@光恵
ライブ講義で考える (第9回)
(2)発達のつまずきがある子の輝かせ方
川上 康則
〜Lesson9 学級経営と特別支援教育のバランスを考える〜
巡回相談Q&A (第9回)
「気になる子」に気づく視点・2
阿部 利彦
授業をみがく!学習指導案づくり (第9回)
小学部低学年における学年間交流を意図した遊びの指導 「夏祭り本番だ!」
清野 宏樹
コピーして使える!スモールステップワーク (第3回)
「同じ物」の理解から「仲間分け」の理解へ
小川 達夫
動作法の視点でみる!障害のある子への運動発達支援 (第3回)
腕と手の動作の支援
今野 義孝
編集後記
宮ア 英憲喜多 好一
おたより・プリントにそのまま使える! 季節・行事のイラスト集 (第3回)
朝井 翔二

特集について

平成25年9月1日に,障害のある子どもの就学先を決定する仕組みの改正等を含んだ学校教育法施行令の一部が改正されました。中央教育審議会初等中等教育分科会報告「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」の中の,「就学基準に該当する障害のある子どもは特別支援学校に原則就学するという従来の就学先決定の仕組みを改め,障害の状態,本人の教育的ニーズ,本人・保護者の意見,教育学,医学,心理学等専門的見地からの意見,学校や地域の状況等を踏まえた総合的な観点から就学先を決定する仕組みとすることが適当である。」との提言に基づいたものです。

各教育委員会や学校では,これまでも丁寧な相談と対応を行ってきたところではありますが,保護者を含めた関係者がなお一層共通理解を深め,保護者の意見については可能な限りその意向を尊重しながら,必要な支援について合意形成を図っていくことが重要となります。

就学相談の窓口は教育委員会であり,最終的な就学先の決定機関も教育委員会ではありますが,学校においては,この法改正の趣旨をよく理解し,障害のある児童生徒の就学に関して,柔軟に対応していくことが求められます。また,特別支援学校においては,本人・保護者に学校をよく理解してもらうための工夫も必要となります。

障害者の権利に関する条約も批准されたところでありますが,法改正を機に,インクルーシブ教育システム構築に向けた就学相談の在り方を考えるため,今回「なるほど『就学相談』―納得解説&現場レポ」と題して特集致しました。

今回の特集では,早期からの情報提供等の在り方,相談会の実施の工夫,就学移行期における支援の推進等についての取り組みを学校が知ることにより,より充実した就学相談につながっていくことをねらいとしました。また,学校においては,個別の教育支援計画の作成・活用,学校や学級の見学会,市町村教育委員会との連携,就学後のフォローアップ等,充実した就学相談のための取り組みがなされています。これらの実践を取り上げることにより,共生社会の形成を目指すとともに,児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた就学相談が行われることを願います。

特別支援教育の実践研究会/宮ア 英憲/山中 ともえ

本誌裏表紙で連載中!「おたより・プリントにそのまま使える!季節・行事のイラスト集」に掲載しているイラストを、ダウンロードしていただけます。

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