- 特集 「学び合い」で子どもを育む保護者との連携
- 特集について
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- 概論
- 【保護者との信頼関係を築くために】
- 1 「これから」を大切にした信頼関係を築く
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- 【保護者対応に欠かせない視点】
- 2 〈通常の学級・通級による指導〉保護者の信頼を得て、チームを組んでいくために
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- 3 〈特別支援学校・特別支援学級〉「学び合い」を形作る保護者との連携
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- 実践
- 【双方向場面でのアプローチの工夫】
- 1 〈通常の学級〉通常の学級において「障がいのある子ども」が共に学習・生活するために
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- 2 〈通級指導教室〉保護者に学ぶ
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- 3 〈特別支援学級〉保護者と学校とのつながりを作る
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- 4 〈特別支援学校・小学部〉教育・医療・保護者の連携にかかわる事例
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- 5 〈特別支援学校・中学部〉子ども、保護者と教師が共に活動するために
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- 〈コラム〉
- 【保護者の苦情への対応】
- 1 巡回相談員から担任の先生への助言
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- 【保護者から先生へのアドバイス】
- 2 「認待」の子育て
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- 楽しく学ぶ簡単手作り教材 (第16回)
- 〈ペットボトル釣り〉かんたん!魚釣り
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- 授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第83回)
- 体が楽器に変身!にんげんがっき
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- 提言
- 特別支援教育における「ボランティア」のもう1つの視点
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- 青年期の余暇活動への支援
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- 〜卒業生の実態調査から学ぶ〜
- 自閉症の特性に合った教科指導の教材開発について
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- 授業を面白くする手づくりグッズ
- 漢字の学習を楽しく!
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- 自分でかけるぞ!!楽がきくん
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- 子ども生き生き・学習活動
- 【国語】根拠に基づいた専門性の高い授業づくりのために
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- 【算数・数学】「長さ」属性の指導
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- 【造形】制作活動が自分の居場所
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- 〜心の安定のための個別の美術指導〜
- 【音楽】「ドレミファソラシド」の音階を順番に叩くための支援
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- 〜階段状だと順番が出やすい!〜
- 【運動】みんなが踊れるフォークダンス♪
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- 【自立活動】カードで授業の流れを明確に
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- 〜心理的不安定さが解消され、活き活きと学習に取り組めるように〜
- コーディネーター便り (第28回)
- コーディネーターと連携して、校内支援体制にスクールカウンセラーを機能させるために
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- 〜スクールカウンセラーの取扱説明書〜
- 障害理解教育をどう進めるか (第4回)
- 取り組みやすい交通場面での指導
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- トピックス (第28回)
- 「国立特別支援教育総合研究所における中期特定研究制度」について
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- フォトライブ「授業」Part22/鳴門教育大学附属特別支援学校 (第1回)
- 中学部/ユニットを単位とした自立活動の指導
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- 〜「わかる」「できる」「楽しい」を引き出す授業進行の工夫〜
- 将来の「働く生活」を実現するキャリア教育 (第4回)
- 「働く生活」を実現する能力や態度を育てる「作業学習」
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- 情報機器のなるほど活用術 (第28回)
- テレビとメディアプレーヤー
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- 【特総研】発達障害教育情報センター発! (第4回)
- 「書字動作の支援」のための教材教具
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- 子どもへの支援 手作り教材の活用例 (第4回)
- 不器用さのある子ども
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- 視覚シンボルでコミュニケーション (第4回)
- 発信のための環境作り
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- 【小学部低学年】文字・かずの指導のポイント 発達支援と教材・教具 (第10回)
- 教材の工夫のポイント(2)
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- 発達障害にかかわる医療と教育の連携 (第4回)
- 地域の教育委員会を通した連携
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- 編集後記
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特集について
教育基本法の第13条には「学校,家庭及び地域住民その他の関係者は,教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに,相互の連携及び協力に努めるものとする。」とあります。子どもの教育を充実させるためには,教師と保護者との普段の信頼関係が重要であることは言うまでもありません。
ところが,最近話題になる事柄として,教師サイドからは,保護者からの子どもの指導についての苦情に困惑している,あるいは保護者サイドからは,子どもの障害の特性を先生が理解してくれないなどの不満の声もあるなど,教師と保護者の思いがずれてしまったり,意思疎通が十分でなかったりする課題が挙げられています。
また,意思疎通がうまくいかない例として,教師は集団の一員としての子どもの動きに注目し,保護者は家庭の中での子どもの様子に注目するなど,場面が違えば行動も異なることを互いに理解し合えていない例も見受けられます。
子どもの障害の状態の受け止め方〈障害受容〉の問題も,古くて新しい問題です。
いずれにしても,子どものことを中心に話題を共有することが不可欠です。
1年前には,本誌で特集「理解と信頼を基にした保護者との連携」を取り上げ,そのシンボルとしての「個別の指導計画」や「個別の教育支援計画」の作成を中心とした保護者との連携の特集を組みました。基本の考え方として,障害のない子もある子も,子ども同士は対等な「学び合い」の存在であり,保護者とその支援にかかわる人たちも「学び合い」という,まったく対等な関係であるという姿勢は今回も変わりません。
今回は,連絡帳,学級だより,電話などの日常的な連携の場面を取り上げました。「流行と不易」の部分で言いますと,学校ホームページやメール配信システムなど,学校情報を保護者に発信する機会も増えるなどの「流行」の部分もあります。その一方,保護者に肉声でじっくり向き合う「不易」の部分も大事にしたいものです。連絡帳の書き方1つの小さな工夫でも,継続することにより大きな信頼につながっていきます。信頼関係は,一朝一夕に築かれるものではありません。お互いの日々の地道な努力の積み重ねこそを大切にしたいものです。
東日本大地震から,「保護者との連携」に関してもいろいろ課題が浮き彫りにされた面があります。それは,家庭訪問をやらなくなった地域では,子どもを家に送り届けることが困難になったり,帰省先や実家などの情報がなくて連絡が取りにくいなどの「個人情報」が不足するという問題です。これを契機に個人情報の在り方なども,今後検討する必要があるでしょう。
「特別支援教育の実践情報」編集代表/東洋大学教授
宮ア 英憲
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