特別支援教育の実践情報 2007年1月号
子どもへの指導効果をあげる連携の実際

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特別支援教育の実践情報 2007年12・1月号子どもへの指導効果をあげる連携の実際

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2006年11月15日
対象:
小・中
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもへの指導効果をあげる連携の実際
特集について
提言 「連携」づくりのポイント
特別支援教育を支える仕組みの,軌道修正に取り組もう
齊藤 宇開
連携とは相手の領域で自分の専門性を生かすこと
中根 晃
医療機関との連携
[教師の立場から]サポーター同士がつながることから
公文 眞由美
[医師の立場から]ネットワークの強化と協働のプログラム
山下 裕史朗
[教師の立場から]効果的な医療機関との連携とは?
馬場 広充
[医師の立場から]教育との連携で治療効果を上げる
繪内 利啓
[教師の立場から]A君の気持ちに近づくヒントを求めて
時森 貴子
[医師の立場から]「誰のための連携なのか」を問い続けて
田中 康雄
学級・学校・地域社会との連携
[通常の教育の立場から@]校内・外のリソースと連携すれば
日花 滋子
[通常の教育の立場からA]生徒が中心となる連携とは
萬 司
[教育委員会支援室から]子どもも教師も輝くための「連携」を築く
阿部 利彦
[特別支援教育の立場から@]中学校進学に向けて
菊地 和香
[特別支援教育の立場からA]知的障害養護学校と地域社会との連携
小佐野 雅子
[特別支援教育の立場からB]アスペルガー障害のAちゃんの支援会議
安部 博志
家庭との連携
[教師の立場から@]情報の共有化で「同じ目的」を持つ!
塚田 直樹
[教師の立場からA]授業参観における連携の取り組み
増井 孝弘
[保護者の立場から]多くの人々の理解のおかげで
澁谷 かおる
授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第55回)
これは使える!100円ショップ探検隊
亀田 長治
あると便利 教室のお役立ちグッズ (第20回)
おもちゃを改造して作る音の出る教材
小橋川 哲男
イラストで見る「子どもと作る簡単おもちゃ」 (第8回)
〈「紙の滝」に目はテン〉ミニカップくす玉
象の会
フォトライブ「授業」PART12/愛知教育大学附属養護学校 (第4回)
“この子らしさ”を生かした授業づくり
尾本 国博竹内 康訓
〜*小学部(体育科「どうぶつひろばで げんきにあそぼう」)〜
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
学校祭・ステージ発表!!
大竹 明子
学校から発信しよう〜通信の活用を考える〜
柳澤 菜津子
授業を面白くする手づくりグッズ
レッツ書写
岡田 美紀子
“どっちもクリップ棒スイッチ”で電動オートバイを動かす
小松 敬典
子ども生き生き・ゲーム&遊び
【ことば遊び】短歌で気持ちを表現しよう
佐藤 久子
【かず遊び】楽しく「かぞえて」「くらべて」であそぼう!
古川 紀子
【音楽遊び】触れ合う活動から生まれる対人関係の改善
山ア 香世
【造形遊び】多目的ツリーと飾りの制作
奈良 峰博
【運動遊び】ラダー遊びでピョン・ピョン・ピョン
箸本 淳也
【自立活動】レクリエーションを通じた自立活動
森 敏彦
【自立活動】写真を用いたコミュニケーションブックを使って伝えよう
福田 浩
全特協のページ
【全特協だより】第43回全国研究協議大会(東京大会)
橘 厚子
【小学校・実践記録】一人一人への適切な対応
瀧渕 壽
【中学校・実践記録】仲間とともに「学ぶ喜び」を実感する
福井 勝弘
【コメント】36人の笑顔
瀧島 順一
わが校の自慢
茨城大学教育学部附属養護学校
寺門 宏美
山口県立田布施養護学校
堤 克己
覗いてみてください/これがわが校・わたしのホームページ
伊藤淳司の世界
伊藤 佐代子
障害児教育推進研究室
進 一鷹
社会的自立のための指導プログラム (第20回)
継続的,一貫的教育を考える
上岡 一世
だれでもできるビデオ&パソコンのおもしろ活用術 (第49回)
ビデオ=デジカメ用ワイドレンズ/パソコン=ネットでファイル保存
亀田 長治
重度・重複障害のある子どもの指導 (第12回)
子どもたちから学んだこと
大沼 直樹
きさらづ小児発達センター「のぞみ牧場学園」奮闘記 (第12回)
〈オーストラリア視察日記〉養護学校の視察から見えてきたもの
津田 望
軽度発達障害の子どもたち (第4回)
集団場面での対応と自己理解,保護者理解
水野 薫
生活単元学習Q&A (第34回)
生活単元学習・生活科・総合的な学習の総括
宮崎 直男
編集長からのメッセージ
宮崎 直男

特集について

平成10年版学習指導要領は,「連携」に関し総則の「指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項」で,次の二つの事項を示しています。

@ 開かれた学校づくりを進めるため,地域や学校の実態に応じ,家庭や地域の人々の協力を得るなど家庭や地域社会との連携を深めること

A 家庭,児童福祉施設,医療機関等との連携を密にし,指導の効果をあげるように努めること

なお,解説では,学校間(同一校種・異校種)の連携や交流についても触れています。

キーワードは,「開かれた学校づくり」と「指導効果をあげる」でしょう。このねらいを達成するために,教師は,家庭,地域社会,児童福祉施設,医療機関等とそれぞれ何をどのようにするかということです。

家庭との連携の仕方では,「学級通信」「学校通信」「地区活動」「授業参観」「保護者会」などがあります。

地域社会との連携の仕方では,「学校施設の開放」「学習機会の提供」「地域社会の一員としてのボランティア活動」「地域行事への参加」などがあります。

医療機関との連携の仕方では,「学校・病院連絡会」「教室・病棟連絡会」「事例研究会」「自立活動の指導」「生活指導の計画」などがあります。

児童福祉施設との連携のためには,「指導方針」「指導内容」「指導時間」などの連絡・調整があります。

連携の主な内容は,連絡・調整(主に会議や研究会など)と活動の実際(指導計画や交流会など)です。

一例をあげれば,医療との連携では,指導効果をあげるために医師や看護士と一緒になってAちゃんの事例研究会,病院の治療の時間と学校の指導時間との連絡・調整,自立活動の取り扱いなどについての研究会などです。

本号では,「指導効果をあげる」を意図した連携の実際について,今現に実践されて成果をあげている先生方にそのノウハウを教え・広めていただきたいと思いました。

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