障害児の授業研究 2006年4月号
特別支援教育で知っておきたい基礎・基本のまとめ

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障害児の授業研究 2006年3・4月号特別支援教育で知っておきたい基礎・基本のまとめ

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2006年2月16日
対象:
小・中
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 特別支援教育で知っておきたい基礎・基本のまとめ
特集について
提言 特別支援教育で知っておきたい基礎・基本
特別支援教育の課題と解決策
太田 正己
通常の教育で定着を図るために
河村 久
特別支援教育と特殊教育との基本的違い
柘植 雅義
特別支援教育で求められる教師の資質
笹森 洋樹
特別支援教育で求められる校長の役割
森 秀一郎
就学の仕組み
樋口 一宗
特別支援教育実施のために必要な施策
是枝 喜代治
個別の教育支援計画の作成と活動
溜谷 伸弘
コーディネーターの資質と役割と活動
青山 芳文
「支援地域」づくりと活動の実際
熊本 葉一
養護学校に求められること
花輪 敏男
知的障害養護学校の役割と活動の実際
猪子 秀太郎
知的障害養護学校の教師の資質と活動の実際
馬場 広充
特殊学級・通常の学級に求められること
竹林地 毅
「特別支援教育と特殊学級」の授業と学級経営の実際
塚田 直樹
特別支援教育における通常の学級の役割
米田 和子
特別支援教育と通級による指導
青山 新吾
授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第52回)
だれでも簡単!おてがるキーボード
亀田 長治
あると便利 教室のお役立ちグッズ (第17回)
「あと、どれだけ」
小橋川 哲男
〜時間の経過が見える簡単タイマー〜
イラストで見る「子どもと作る簡単おもちゃ」 (第5回)
<かぶせて大漁>魚つり
象の会
フォトライブ「授業」PART12/愛知教育大学附属養護学校 (第1回)
子どもに願いをかけて授業をつくる
鈴村 由美尾本 国博
〜*小学部(音楽科「おとがいっぱい」)〜
【特別寄稿】ドイツにおける障害児の環境教育 (第2回)
知的障害児への自然教育プログラム(1)
冨永 光昭
アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
家庭・地域と連携した学習活動
一関 真希夫
授業を面白くする手づくりグッズ
型はめパズルで魚釣り
奈良 雅裕
ゾウさん型ボーリングスロープ
石岡 奈央子
子ども生き生き・ゲーム&遊び
【ことば遊び】ゲームを通して「大きな声で話す」
小畑 由紀子
【かず遊び】簡単!すごろく遊びをしよう
清永 直志
【音楽遊び】なんにもなくてもすぐできて みんなが主役のわらべうた遊び
成田 豊
【造形遊び】「ぼくらの水族館」をつくろう
福田 浩
【運動遊び】ちょっとの工夫で、やる気120%!
山根 潤
【自立活動】目指せ!サーキットで日本一周
玉乃井 美穂
【自立活動】マンツーマン指導で使える衝立ゲーム
中本 雅子
全知長のページ
【全知長だより】組織、活動及び平成18年度の計画について
三室 秀雄
【実践記録】文字の読めない児童に対する個別のスケジュールの導入
杉山 浩子
【コメント】自立的に行動し、自信と意欲を育てる指導
山崎 和代
【京都市からの報告】「個」から出発する教育
北村 裕二
わが校の自慢
福井大学教育地域科学部附属養護学校
天方 和也
静岡県立袋井養護学校
小泉 智子
覗いてみてください/これがわが校・わたしのホームページ
ようこそ教・職人の部屋へ
小川 征利
富山大学人間発達科学部附属養護学校
木下 貴次
社会的自立のための指導プログラム (第17回)
就労の実現のための家庭指導
上岡 一世
だれでもできるビデオ&パソコンのおもしろ活用術 (第46回)
ビデオ=動画を使った自作教材入門/パソコン=音楽のダウンロード
亀田 長治
重度・重複障害のある子どもの指導 (第9回)
保護者との連携を求めて
大沼 直樹
きさらづ小児発達センター「のぞみ牧場学園」奮闘記 (第9回)
〈マリアのいない冬〉セラピー犬マリアの死から考える
津田 望
軽度発達障害の子どもたち (第1回)
軽度発達障害とは〜変わる障害概念〜
水野 薫
生活単元学習Q&A (第31回)
生活単元学習における国語的内容の取扱いは?
宮崎 直男
〜私の実践・その1〜
編集長からのメッセージ
宮崎 直男

特集について

特別支援教育が制度化されるきっかけは,昭和62年(1987)の臨教審の答申です。国は,この答申を受けて「通級による指導の在り方」に関する協力者会議を開催し,報告書を出したのが平成3年度です。平成7年度「学習障害児等に対する指導について」(中間報告),平成9年度「特殊教育の改善・充実について」,平成11年度「学習障害児に対する指導について」,12年度「21世紀の特殊教育のあり方について」,平成14年度「障害のある児童生徒の就学」と「今後の特別支援教育の在り方について」と障害のある子どもに対する在り方の改善を次々と進めてきました。

しかし,あまりの変化に教育現場は対応に苦慮しているのが現状です。基本的な変化は次のようです。

@「障害の〈ある,なし〉によって教育の場を変える」を「初めはみんな一緒,子どもの状況に応じて教育の場を変える」

A「障害の種類は7種とその他」を「LD,ADHD,高機能自閉症などを加える」

B「教育の形態は固定的」を「教育の形態は子どもの状況に合わせる」

などです。

特別支援教育で課題となっていることは,@制度の変更と趣旨徹底,A養護学校のあり方,B特殊学級のあり方,C通常の学級のあり方,D通級指導教室のあり方,E教師の資質と協力体制,F校長の理解と推進力,G行政側の積極的姿勢,H保護者の理解と協力

などなどです。

特別支援教育で加えられた対象は,LD,ADHD,高機能自閉症などです。

これらの子どもたちの多くは,国語や算数(数学)の学習において課題を抱えています。

さらに,行動上も学級集団になじまない場合も少なくありません。

それぞれの教育の場で悩まれている先生方が少なくありませんので,本号は,悩みに答えるために特別支援教育の基本と多様な対応について紹介することにしました。

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