- 特集 特別支援教育と学校安全管理マニュアル
- 特集について
- 提言 学校安全管理のための基本的視点
- 意識改革とネットワークの構築
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- 独自性の追求とマニュアル化を
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- 事例
- 基本構想
- 学校安全の教育課程と開かれた学校づくり
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- 学校管理体制
- 不審者対応・外部者来校時の安全管理
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- 通常の校内活動時の安全管理
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- 学校施設・設備の安全管理
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- 登下校時の安全管理
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- 休業日等の学校における安全管理
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- 校外での活動時の安全管理
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- 安全教育
- 教職員に対する安全教育
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- 児童生徒に対する安全教育
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- 保護者との連携を深める「与薬」
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- 地域の人々との連携
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- 警察・消防署等関係機関との連携
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- 緊急時の児童生徒等の安全
- 事件発生時における体制
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- 緊急対応における留意点
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- 教職員の役割分担
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- 緊急時の安全確保
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- 避難体制(台風・地震等)
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- 記録の整理・保管
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- 情報セキュリティの問題
- インターネット利用・ホームページ作成に関する規定
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- コンピュータの運用・管理法
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- プライバシーの保護と他機関との連携
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- 授業における安全
- 遊び学習
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- 日常生活の指導
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- 生活単元学習(特殊学級)
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- 生活単元学習(養護学校)
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- 作業学習(特殊学級)
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- 作業学習(養護学校)
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- 教科別の指導
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- 授業がはずむ「おすすめアイテム」 (第47回)
- 手軽に多機能録音!サウンドスケッチャー
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- あると便利 教室のお役立ちグッズ (第12回)
- 数の基礎学習に便利!
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- 授業に使えるイラスト (第28回)
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- フォトライブ「授業」PART10/愛媛県立第三養護学校 (第4回)
- ふれあいいっぱい〜集団学習を通して〜
- 〜*集団学習・訪問教育〜
- 全特協のページ
- 【全特協だより】全特協の行事予定と活動について
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- 【実践・小学校】造形遊びを通してかかわりを育てる指導
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- 【コメント】「あじさいとカタツムリ」
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- 【実践・中学校】合同作業学習から得られること
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- 【コメント】子どもの笑顔に感謝!
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- アイデアいっぱい・誰にでもできる指導法
- かんたんきれいなクリスマス飾り
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- 文字カードを使ってみよう!
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- 授業を面白くする手作りグッズ
- ひとけたたしざんすいすい
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- 鍵盤付きギターを使った合奏の指導
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- 子ども生き生き・ゲーム&遊び
- 【ことば遊び】流れにそってことばを覚えよう
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- 【かず遊び】ピッタシ・カンキンコン!
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- 【音楽遊び】打楽器で遊ぼう
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- 【造形遊び】穴が広がると次は何色かな?
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- 【運動遊び】ロープで遊ぼう!
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- 【自立活動】自分で鳴らせたよ!!
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- わが校の自慢
- 高知大学教育学部附属養護学校
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- 金沢大学教育学部附属養護学校
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- 覗いてみてください/これがわが校・わたしのホームページ
- ちびくまファミリー
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- ひかり教室
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- 社会的自立のための指導プログラム (第12回)
- 自閉症者の福祉的就労の実態
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- だれでもできるビデオ&パソコンのおもしろ活用術 (第41回)
- ビデオ=お手軽フォトスタジオ/パソコン=キッズステーション
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- 重度・重複障害のある子どもの指導 (第4回)
- 子どもに“頑張れ”という前に
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- きさらづ小児発達センター「のぞみ牧場学園」奮闘記 (第4回)
- ミニブタ・トントン物語
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- 障害のある子どもの音楽療法 (第4回)
- 音楽療法の進め方@
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- 生活単元学習Q&A (第26回)
- 戦後直後のコア・カリキュラム研究で「生活科」が…
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- 編集長からのメッセージ
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特集について
教育現場は,平成13年6月の大阪教育大学附属池田小学校の事件以来,特に学校安全管理について問題にしています。知的障害教育の現場では,昭和50年頃から在学者の重度化や重複化に伴い,子どもと学校の安全確保のことが大きく取り上げられてきました。
通常の教育の場合の解決策は,主として日常の子ども達の安全確保と学校の安全管理で,具体的には,例えば,@不審者対応マニュアルの整備,A通常の校内活動時の安全管理,B外部者来校時の安全管理,C登下校時の安全管理,D校外活動時の安全管理,E不審者情報への対応,F犯行予告・脅迫電話への対応などです。
教師側に対しては,@教師の使命,A避難訓練の留意点,B保護者や地域の人々との連携,C警察や消防署との連携,D緊急対応における留意点,E子どもの心のケアなどです。
知的障害教育の場合は,これまで学校の安全管理というよりも子どもをけがや事故から守るための安全確保に力点がありました。体育や家庭科などでは,種々の道具や用具を使用しますし,作業学習や生活単元学習などでも,道具や用具を使用したり校外学習などもありますので,怪我や事故に格段の注意を払ってきました。また,下校の際の放浪や誘拐についても気を遣ってきました。
養護学校では,義務制実施により重度化や重複化が進み,教室や校門からの飛び出しなどが増え,教師としては心配事が増加しました。通常の教育の中では,特殊学級は何か危険をはらんでいるような受け取り方をされている場合がありました。知的障害教育においては,大阪教育大学附属池田小学校の事件からこれまで以上に,子どものそして学校の安全確保に注意しなければならない状況になりました。
これからの知的障害の養護学校や特殊学級は,従来から行ってきた子どもの安全確保や学校の安全管理のほか,情報セキュリティの問題についても取り組むことが急務となっています。
この号では,上記の事をしっかり取り組んでいる学校や学級にマニュアルを教えていただこうと考えました。
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