総合的学習を創る 2001年6月号
総合的学習の評価研究開発の手引き

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総合的学習を創る 2001年6月号総合的学習の評価研究開発の手引き

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2001年5月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 総合的学習の評価―研究開発の手引き
総合的学習の「評価の観点」をどうするか―私の提案
「総合的な学習」に独自な評価の観点を
片上 宗二
社会的実践への態度を評価の観点の主柱に
木原 俊行
「評価の観点」を持つということ
田中 耕治
支えたいのは自立への歩み
馬場 久志
「単位認定」はポイント制で
宮崎 猛
総合的学習の評価は総合評価で
森 敏昭
総合的学習の評価の観点づくり―研究して欲しいポイント
観点づくりから評価のシステム化へ
田中 博之
「自校の基準」の吟味こそ観点づくりのプロセス
安野 功
総合的学習の評価に関連する研究テーマ・研究ポイント
“絶対評価”と総合的学習の評価との関連
上淵 寿
“自己評価”と総合的学習の評価との関連
佐藤 真
“個人内評価”と総合的学習の評価との関連
鈴木 秀幸
評価観点の選び方と測定法の問題
松井 仁
文章記述表現の研究ポイント
藤岡 秀樹
指導要録の示す“評価観点”を検討する
「課題設定の能力」を測る評価法の開発
杉山 雅則
「問題解決の能力」を測る評価法の開発
松本 伸示
「学び方、ものの考え方」を測る評価法の開発
狩野 浩二
「学習への主体的、創造的な態度」を測る評価法の開発
新貝 朗
「自己の生き方」を測る評価法の開発
松本 勝男
教科との関連を明確にした“評価観点”を検討する
「学習活動への関心・意欲・態度」を測る評価法の開発
星野 裕二
「総合的な思考・判断」を測る評価法の開発
進藤 聡彦
「学習活動にかかわる技能・表現」を測る評価法の開発
田山 修三
「知識を応用し総合する能力」を測る評価法の開発
柏木 英樹
各学校の定める目標、内容に基づく“評価観点”を検討する
「コミュニケーション能力」を測る評価法の開発
佐藤 洋一
「情報活用能力」を測る評価法の開発
水越 敏行
使い易い“単元ごとの評価観点”づくり
“国際理解”単元における評価観点の目安
藤原 孝章
“小学英語”単元における評価観点の目安
影浦 攻
“情報教育”単元における評価観点の目安
谷 和樹
“環境教育”単元における評価観点の目安
鈴木 康一
“福祉教育”単元における評価観点の目安
大野木 一雄
“健康教育”単元における評価観点の目安
戸井 和彦
指導要録「総合的学習の記録」欄・私ならこう表記!
その子の良さに気付かせ、自信を抱かせるために!
押味 忠雄
根拠のある説明ができる記載
師尾 喜代子
子どもの事実が見えるように書く!
勇 和代
指導に役立つ具体的な記述を
竹田 博之
できたことを明確に記述
吉岡 剛
「観点」は学校共通、繰り返し活用する
桜沢 修司
福祉学習で使えるモノ・教具 (第3回)
ぜひ、学校に揃えたい「五色点字カルタ」&「点字プレート」
小林 幸雄
環境教育で使えるモノ・教具 (第3回)
ペットボトルは大活躍!
楳内 典明
〜ペットボトルで手作りの環境チェック・グッズを作ろう〜
様々な学校におけるポートフォリオ実践の広がり!
鈴木 敏恵
わが校の総合的学習の時間ハイライト
田中 摂吉岡 剛
イラストで総合的な学習 (第15回)
プロジェクト学習 その6
前田 康裕
〜学習に見通しをもたせる〜
日本の子どもは今…TOSS全国ネット情報 (第3回)
成績が下がると思う子どもが36%いる
明石 要一
未来教育・プロジェクト学習とポートフォリオ成功法 (第3回)
評価とは、励ましのエナジー!
鈴木 敏恵
福祉学習のカリキュラム設計図 (第3回)
安易な気持ちでの交流会は危険である!―その@
小林 幸雄
国際理解のカリキュラム設計図 (第3回)
食べ物から国に親しもう
本井 訓
情報教育のカリキュラム設計図 (第3回)
「五つのできる」を育てるカリキュラム全体像
上田 洋一
環境教育のカリキュラム設計図 (第3回)
教科の学習を発展させた単元開発のために
楳内 典明
どうする「総合的学習の評価」 (第3回)
子供の姿を具体的にイメージした評価規準が指導と評価の一体化を可能にする
多紀 俊秀
MAT式で英会話の授業をつくる (第3回)
楽しく効果的なレッスンプランの立て方
仲田 利津子
〜マットメソッドを使った一例〜
編集後記
樋口 雅子
情報教育のおもしろ作品づくり (第3回)
卒業アルバムを電子アルバムで!
高橋 勲
NHKデジタル教材「おこめ」 (第3回)
第3回 ヒトとこめの出会い
森 美樹

編集後記

○……昨年暮れに公表された新指導要録「総合的学習の評価」では,ポイント要約すれば,下記のような点が検討課題になるものと思われます。

ア 学校の実態に応じた特色ある教育活動を展開するという趣旨から,児童生徒のよい点,意欲,態度,進歩の状況などを踏まえ,数値的な評価は適当ではない。

イ 体験的,問題解決的な学習を取り入れ,自ら学び,自ら考える力や,学び方,ものの考え方の育成に資するよう,各教科の学習の評価同様,観点別学習状況の評価を基本とする。

 また,各学校において具体的な目標,内容を定めて指導を行う事が必要。そして,その目標,内容に基づき,観点を定めて評価を行う。

ウ 以上の観点を踏まえ「総合的学習の時間」の評価については,この時間において行った「学習活動」を記述した上で,指導の目標や内容に基づいて定めた「観点」を記載し,それらの「観点」のうち,児童生徒にどのような力が身に付いたかを文章で記述する「評価」の欄を設ける事が適当である。

 「観点」については各学校において,指導の目標や内容に基づいて定めることとなるが,例えば,「課題設定の能力」「問題解決の能力」「学び方,ものの考え方」「学習への主体的,創造的な態度」「自己の生き方」のような観点を定めたり,教科との関連を明確にして,「学習活動への関心・意欲・態度」「総合的な思考・判断」「学習活動にかかわる技能・表現」「知識を応用し総合する能力」などの観点を定めたり,「コミュニケーション能力」「情報活用能力」などの観点を定めたりすることが考えられる。

 というようなことで,提示されています。

 それを契機に,各学校においては総合の評価規準をめぐる研究開発の必要性に迫られるのではないかと思われます。何をどう研究しておくことが大事か,様々な角度からのご提言をいただきました。

(樋口雅子)

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