総合的学習を創る 2001年7月号
現場に根付く「総合的学習の設計図」

X132

«前号へ

次号へ»

総合的学習を創る 2001年7月号現場に根付く「総合的学習の設計図」

紙版価格: 796円(税込)

送料無料

電子版価格: 716円(税込)

Off: ¥80-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2001年6月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 現場に根付く「総合的学習の設計図」
“こんな総合的学習がゴカイを生む”と私が思う時
地域の実情を軽視した中途半端な学習
岩切 洋一
美しい言葉と現実
鈴木 智光
興味・関心という名の何でもあり学習
中地 直樹
「主体的」を正しく読むべし
長野 藤夫
現代社会の諸課題を中心に扱えば!
姫岩 弘治
学校や地域だけでいいのですか?
平間 晃
カレーを作り、豆腐を作る!
平松 孝治郎
三つの「思いこみ」
松野 孝雄
縄文時代教育には気概と危機感がない
松本 勝男
揺れ動く総合的学習の風評と解釈―原因はどこか
総合的学習は“いらない派”の見落としているもの
忘れているのでは?子どもの主体性
加藤 幸次
見守りたい“総合でこそ育つ力”
安野 功
総合的学習を“推進する派”の見落としているもの
地域素材はすべての教育で必要!
岩田 一彦
問題なのは「当然」であるべき点そのものだ
遠西 昭寿
“相互に読んで”のご感想
「プロセスが創造を促す」と心得たい
加藤 幸次
いずれ終焉する「何でもあり」
安野 功
「徳目」と「知識体系」
岩田 一彦
領域にかかわらず万能で一般化された能力や方法は存在するか
遠西 昭寿
只今真っ盛り!“総合的学習への疑問点”と再構築のヒント
10年後に消える?のうわさの真相に迫る
高階 玲治
学力低下の象徴は総合説の真贋
黒上 晴夫
学習問題は関心・意欲がわくまで待つのか
伊樋 述弥
中学は総合的学習を本気でやる気があるのか
加藤 寿朗
小学英語はどこまで進むと予測するか
伊藤 嘉一
教材は身近がホントによいのか
塚原 正彦
教科の授業との違いと関連をどう考えるか
田中 博之
なぜ総合的学習に評価が必要なのか
中野 重人
実践から見えてきた“総合的学習のよさ”と改善点
学校と社会に双方向性を生み出す
丹伊田 弓子
グリーンコンシューマーが育つ「○○小・環境ネットワーク」
駒井 隆治
小さな時こそ、「本物」を!
小田原 誠一
班活動は4人で!
濱田 直勝
現場に根付く“総合的学習の設計図”―著名人に聞く
カリキュラム編成の目安をどこにおくか
水越 敏行
授業運営の目安をどこにおくか
北 俊夫
単元づくりの目安をどこにおくか
有田 和正
題材発掘のヒントの目安をどこにおくか
寺本 潔
めざす学力像の目安をどこにおくか
片上 宗二
地域参加型授業づくりの目安をどこにおくか
藤村 裕一
新しい学習方法をどう生みだすか
中田 正弘
個性の生かし方の目安をどこにおくか
奈須 正裕
総合的学習のサバイバル―10年後に生き残れる条件とは
基礎・基本の徹底と学校主体の展開
長南 博昭
生き残りのカギは教師の授業力
槇田 健
実践スキルを育てる総合に
小森 栄治
福祉学習で使えるモノ・教具 (第4回)
お薦め!ボランティア学習・必読の書
小林 幸雄
環境教育で使えるモノ・教具 (第4回)
酸性雨調査のスグレモノ!
楳内 典明
ポートフォリオから成長を見出し「評価」に活かす
鈴木 敏恵
わが校の総合的学習の時間ハイライト
井樋 述弥
イラストで総合的な学習 (第16回)
プロジェクト学習 その7
前田 康裕
〜チェックと共有〜
日本の子どもは今…TOSS全国ネット情報 (第4回)
年中行事はまだ健在している
明石 要一
MAT式で英会話の授業をつくる (第4回)
日本人でもナチュラルイングリッシュは教えられる
仲田 利津子
未来教育・プロジェクト学習とポートフォリオ成功法 (第4回)
「成長」ってどう見出す?評価する?
鈴木 敏恵
福祉学習のカリキュラム設計図 (第4回)
安易な気持ちでの交流会は危険である!―そのA
小林 幸雄
国際理解のカリキュラム設計図 (第4回)
食べ物から国に親しもう―そのA
本井 訓
情報教育のカリキュラム設計図 (第4回)
学年別カリキュラムはすぐにはできない
上田 洋一
環境教育のカリキュラム設計図 (第4回)
地域のよさに気づくために…情報発信!
楳内 典明
どうする「総合的学習の評価」 (第4回)
中学校の現状分析と実践的評価から通信表へ
村松 啓至
編集後記
樋口 雅子
情報教育のおもしろ作品づくり (第4回)
世界の国々しらべ
高橋 勲
NHKデジタル教材「おこめ」 (第4回)
第4回 たんぼを作ろう
森 美樹

編集後記

○……この1月5日,読売新聞の第1面「“ゆとり教育”の見直し」「学力向上に力点を」という記事は,現場に衝撃をあたえました。主旨は2002年から実施される新指導要領について,文部科学省が,

・最低基準であり,指導要領を超えた内容もOK・私立の難問も容認する・「総合的学習の時間」は教科教育の一環として位置付ける,というものです。

 まさに,総合的学習にとっては危機存亡?の事態…ともいえる内容です。

 これに対して,町村文部大臣と,文部科学省の小野次官はかなりトーンダウン?させるようなコメントを出されているのですが,そのなかにも「ゆとりは,ゆるみではない…」という文言があり,逆に?読売の記事をフォローしているようにも見える内容になっているとも解釈できそうです。

 いずれにしても,総合的学習の実践の一部に対する疑問や疑義が底流にあることは間違いない…と思います。

 ここまでお読みいただいた先生から,「変な実践が全体的傾向のようにされて批判されるのはかなわない」という悲鳴が聞こえそうです。

 学校が学力をつけなくていい訳はない…と言うことでは誰しも異論はないと思います。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ