LD,ADHD&ASD 2026年4月号
”支援スタートダッシュ”―みんなでつくる、はじまりの教室

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LD,ADHD&ASD 2026年4月号”支援スタートダッシュ”―みんなでつくる、はじまりの教室

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2026年3月23日
対象:
小・中
仕様:
B5判 70頁
状態:
在庫あり
出荷:
2026年4月8日

目次

もくじの詳細表示

特集 “支援スタートダッシュ”―みんなでつくる,はじまりの教室
特集について
桂野 文良
〈提言〉支援のスタートダッシュは,だれか一人のがんばりでなく
桂野 文良
学級まるごと見わたすまなざし
【大切な視点】子どもの「今ここ」を支えるために
両川 晃子
【具体的取組】全体と個 まるごと見守る4月の先生へエールを
石橋 瑞穂
安心できる環境とちょっとした工夫
【大切な視点】通常の学級では,すべての子どもへの最大公約数的な取り組みを心がけよう
松久 眞実
【具体的取組】ICTを活用した支援の可能性
八重樫 彩
“特別な場”と“ふだんの場”をつなぐ
【大切な視点】多様な学びの場とつなぎ,協働するために
滑川 典宏
【具体的取組】win-win-win(三方よし)の毎日をつくる
久保 淳太郎会田 ひかる
家庭といっしょに育ちを支える
【大切な視点】子どもが真ん中〜今やれることを確かめる〜
大山 美香
【具体的取組】「出会い」から「協働」へと信頼関係を深めていくプロセス
杉浦 里奈
ESSAY
知的機能に制約のある子の困難さ
古荘 純一
写真で見る簡単で楽しい感覚運動活動 (第1回)
風船や毛布を利用した活動の例
土田 玲子
発達障害の子どもに役立つ!ちょこっと支援の教材・教具 (第49回)
スタンプでちょこっと支援
杉浦 徹
〈特別寄稿〉学習指導要領改訂に向けての動き
近藤 修史
心理検査の支援への活かし方 (第1回)
心理検査結果を子どもに伝える
熊上 崇
発達障害と医療の最新情報 (第5回)
ADHDの感情調整障害とその対応
中村 由紀子
放課後デイってこんなところ!―学校との連携― (第1回)
放課後デイって?
高畑 英樹
〜連携の段階〜
学びの多様化学校の実践 (第1回)
人と 学びと 社会と つながる学校
芦田 美香
支援のはざまで揺れる声─特別支援教育コーディネーターからの問いに応える (第1回)
教室にポジティブな雰囲気を保つには?
川上 康則
通級指導教室 私の教室紹介 (第5回)
自分の望みや困り感に気づき,自ら考え,前向きな一歩を
石橋 瑞穂
一度は手にしたい本
子ども主体ではじめよう! 学校全体で取り組む多層型SST(野口晃菜・半田健・新川広樹編著)/気になる子どもが変わる 先生のための学校でできる保護者支援(岡村章司著)
滑川 典宏
特別支援教育ステップアップ講座 (第25回)
ギフテッド
片桐 正敏
S.E.N.S実践の小箱 (第10回)
漢字学習に苦手さをもつ児童への支援
山田 悦子
SENS for S.E.N.S (第44回)
S.E.N.Sになって
学びを通して広がった世界
小松ア 弦
子どもの背景を知るために
中山 瑞穂
特別支援教育士資格認定協会からのお知らせ
編集後記
桂野 文良

編集後記

 4月は、子どもにとっても教員にとっても、大きな変化の時期です。新しい学級、新しい人間関係、新しい学び方。子どもたちは期待と不安を抱えながら学校生活をスタートさせ、教員は学級経営や授業準備、校内外の調整に追われる日々を迎えます。慌ただしく過ぎていくこの時期ですが、同時に、この4月の関わり方が、その後の一年を大きく左右することも、現場にいる私たちは経験的によく知っています。

 本特集では、「学級まるごと見わたすまなざし」「安心できる環境とちょっとした工夫」「“特別な場”と“ふだんの場”をつなぐ」「家庭といっしょに育ちを支える」という四つの切り口から、大切な視点と具体的取組が寄せられました。立場や方法はさまざまですが、どの原稿にも共通していたのは、「まず子どもをよく理解しようとする姿勢」を決して手放していない点です。忙しい4月だからこそ、子どもの姿を丁寧に見取ろうとする実践が集まったことに、大きな意味を感じています。

 紹介された取組の多くは、すぐに結果を出すことを目的としたものではありません。子ども一人ひとりが安心して過ごせる環境を整え、力を発揮しやすい場面をつくり、つながりを大切に育てていくこと。その積み重ねが、結果として学級や学校全体の安定につながり、子どもたちがそれぞれの良さを発揮できる一年を支えていく、そんな時間軸をもった実践ばかりでした。

 4月は「やるべきこと」が多く、すべてに完璧に応えようとすると、教員自身が疲弊してしまいがちです。だからこそ本特集は、「すべてを実行する」ためのものではなく、「大事なポイントを外さずにスタートする」ための視点を共有したいという思いで編みました。子ども理解を軸に置くこと、無理をしすぎず周囲とつながること。その確認ができるだけでも、4月の意味は大きく変わるはずです。

 すでに多くの先生方が、目の前の子どもたちのために試行錯誤を重ねておられることと思います。本特集が、その歩みを少し立ち止まって振り返るきっかけとなり、これからの一年を見通すための支えの一つとなれば幸いです。


   /桂野 文良

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