LD,ADHD&ASD 2023年1月号
算数障害の理解と支援―認知能力のアンバランスに起因する「計算する」、「推論する」ことの困難さとその支援―

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LD,ADHD&ASD 2023年1月号算数障害の理解と支援―認知能力のアンバランスに起因する「計算する」、「推論する」ことの困難さとその支援―

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ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2022年12月21日
対象:
小・中
仕様:
B5判 70頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 算数障害の理解と支援―認知能力のアンバランスに起因する「計算する」,「推論する」ことの困難さとその支援―
特集について
/熊谷 恵子
〈提言〉算数障害とは
/熊谷 恵子
〈解説〉算数障害における「推論する」をめぐって
/名越 斉子
〈解説〉算数障害のアセスメントツール
/東原 文子
〈解説〉算数障害−発達性ディスカルキュリア−のアセスメントの現状と問題点
/伊藤 一美
〈実践〉学校現場における算数の困難さのある子どもたちの特徴と指導
幼児期の数の発達と支援
早期から,楽しく学習・支援を始めよう
/河村 暁
小学校/加減算
計算が困難な子どもの加減算指導―数える方法からの脱出―
/山本 ゆう
小学校/九九
ジャンプでかけ算九九
/池田 康子
九九忍術に挑戦!!―自分に合った術を身に付けて九九をマスターしよう!ー
/高畑 英樹
小学校/文章題
イメージ力を育てる文章題の指導
/山田 充
中学校/数学的な考え方
現実の世界と数学の世界を結びつける支援
/下村 治
医療現場/算数障害のアセスメントと支援
医療現場での症例を通しての紹介
/藤岡 徹
ESSAY
僕とLD,ADHD&ASD
/西川 幹之佑
写真でみる運動発達支援 (第4回)
とび箱 開脚跳び
/清水 健司
〜「またぎ跳び」の子どもたち〜
発達障害の子どもに役立つ!ちょこっと支援の教材・教具 (第36回)
忘れ物対策でちょこっと支援
/杉浦 徹
【特別寄稿】「障害のある子供の教育支援の手引」の活用
/加藤 典子
算数の学習に困難のある子どもへの支援 (第4回)
小数の計算の難しさから支援を考える
/伊藤 一美
学校におけるメンタルヘルス (第4回)
不安症や強迫症のある子への気づきと対応
/岡田 俊
心理検査を活用したアセスメントバッテリーの組み方 (第8回)
アセスメントの目指すものは…
/鳥居 深雪
実行機能の理解と支援 (第4回)
実行機能を支えるマインドフルネス
/今井 正司
ハジメテ先生のためのICT活用の授業づくり入門 (第8回)
ドロップレット・プロジェクト
/金森 克浩
特別支援教育ほっこり日記 (第4回)
自己肯定感が子どもにも支援者にも1番大事!
/高畑 英樹
一度は手にしたい本
改訂新版 障がいのある子の就学・進学ガイドブック(渡部昭男著)/パワーポイントで学ぶ 教師になるための特別支援教育(田中良三・湯浅恭正・藤本文朗共編著)
/田中 良三
S.E.N.S支部会紹介 (第20回)
群馬支部会
/飯島 睦美
佐賀支部会
/園田 貴章
SENS for S.E.N.S (第31回)
S.E.N.Sになって
一期一会 とても良い出会いになりました
/曾我部 法子
少しでも多くの笑顔を
/谷口 あゆみ
特別支援教育士資格認定協会からのお知らせ
編集後記
/熊谷 恵子

特集 算数障害の理解と支援

  ―認知能力のアンバランスに起因する「計算する」,「推論する」ことの困難さとその支援―


 2013年にアメリカ精神医学会(American Psychiatric Association:APA)よりDSM-5が出版されてから,その中にある「算数障害をともなう限局性学習障害」の内容はかなり整理されてきたように思われます。さらに,2022年発効の世界保健機関(World Health Organization:WHO)のICD-11もDSM-5とおおよそ同じような内容で発達性算数症について定義しています。Fiasらは,脳の中で,数処理や計算という算数活動に関連のある脳の部位を整理して示しました。このような認知神経心理学的な背景のある算数障害は,教科の算数の領域とは見方がかなり異なっています。

 筆者やここに挙げられている先生方は,認知能力にアンバランスのある算数の困難さがある子どもたちのアセスメントや支援について考えてきました。

 ここでは,教科学習から離れて,より認知神経心理学的な観点から子どもの算数の困難さを観点別に整理し,さらに,通級指導教室をはじめとする学習障害の指導の場で,教科学習の補充を目的とするのではなく,障害に対するアプローチとしての指導・支援について取り上げて説明をしていきたいと考えています。算数に困難があると自尊感情が低くなりやすいことも指摘されています。そのため,取り組むことさえ嫌がる子どもたちに対して,どのように学ぶきっかけを作り,どのようなところを指導していけばいいのか,という点を押さえながら説明をしていきます。

 子どもたちの自信を取り戻し,学校生活や日常生活で生きていくための算数に取り組んでいってもらいたいと思っています。


   筑波大学教授 /熊谷 恵子

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 算数障害のことは現場ではあまり知られていません。障害に対応した適切な指導をすれば、苦しんでいる子どもたちも救われます。現場にこそ広まってほしい特集でした。
      2023/5/1760代〜・大学勤務

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