- 特集 新型学級崩壊のきざし?算数で撃退の秘策
 - 〈巻頭特集論文〉授業映像をもとに,向山氏のさりげない所作から授業力の秘訣を学ぶ
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 - 模範解答をそっくりそのまま写させる―「何を,どこに,どうすればいいのか」がわからない―
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 - 授業開始7分間の原則
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 - 淡々とした作業指示とスーパー教材で撃退する
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 - 教科書を使ってシンプルに進める
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 - TOSSで学び続けることが,新型学級崩壊に立ち向かう秘策になる
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 - 荒れに立ち向かうから生まれる有効な実践
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 - 向山型算数とすぐれた教材で授業を安定
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- ミニ特集 安易な「学び合い」導入の戒め6
 - 「学び合い」は子どもに任される。だから,さっぱりわからない子が出てくる
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 - できない子が自分で聞くことができるのか
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 - 教師の仕事とは,『子どもをやる気にさせ,自分から挑戦させ,追求させること』である
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 - 理論に縛られて子どもが見えなくなる
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 - 時間オーバーが称賛される「学び合い」
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 - 市,学校単位で学力低下が進む危険あり
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- 表紙のイラスト (第17回)
 - 図の赤色の部分の面積を求めましょう
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- グラビア
 - 平均90点達成の具体的な手だてを学ぶ 向山型算数セミナー東京会場 2012.4.8
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- 子どもレポーター“わが教室の授業風景” (第17回)
 - 私が休んだときに、子どもたちが書いてくれた算数の授業の感想
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- 新卒フレッシュ先生にプロが解説!学習指導案「基本用語」事典 (第17回)
 - キーワード「学習過程・指導過程」
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- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
 - すぐれた教材は,発達障がいの子も熱中する
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- 教科書3割増に対応する学年別教科書の教え方 (第5回)
 - 1年「たしざん」
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 - 1年「くり上がりのあるたし算」
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 - 2年「かけ算」
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 - 2年「計算のしかたをくふうしよう」
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 - 3年「三角形」
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 - 3年「小数(小数のたし算とひき算)」
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 - 4年「小数のしくみ」
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 - 4年「広さを調べよう」
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 - 5年「分数のかけ算・わり算」
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 - 5年「算数の目で見てみよう「ピーマンの収かくと日本の機械」
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 - 6年「拡大図と縮図」
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 - 6年「よみとる算数(1)」
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- 最前線で奮闘する教師の実践 (第5回)
 - ていねいに子どもをみる
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 - ノートが激変した「折り込みガイド」
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 - 宿題を出さなければいけないという呪縛からの脱却を
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- 「論文審査」を突破した女教師たちの“しなやか”な授業づくり (第17回)
 - 挑戦は難しくない!自分との闘いだ!(自戒をこめて……)
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- 向山型算数に挑戦/論文審査 (第153回)
 - 教材展開には論理が必要だ
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- 向山型算数実力急増講座 (第155回)
 - 超難問も「説明しない・教えない」
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- 向山型算数WEBサロン (第149回)
 - 「分ければわかる」この授業の原則が大きな力を発揮する
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- 甲本・河田発 やんちゃ君も巻き込み,知的に燃える算数教室 (第41回)
 - 特別支援学級担任 発見の原則だ
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 - 教科書のやり方を少し変化させることもある「教科書通り」の授業
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- 中・高・塾教師の告発状!学力不足がもたらす悲惨な実態 (第5回)
 - 四則計算・かけ算の定着が不十分な中学生
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 - どこかで誰かがフォローしなければ救われない
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- 発達障害への林ドクター教育コーチ!気になる「あの親」への対応Q&A (第41回)
 - 家庭の対応が優れていることを評価する
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- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第29回)
 - 低学年/「7→8→9チャレラン」(ドット編)
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 - 中学年/「力じまんチャレラン」
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 - 高学年/「買い物わり引きチャレラン」
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- あなたもプロ先生になれる!教師渡世・サバイバルの知恵 (第29回)
 - <今月のテーマ>今こそ「親学」!保護者会で伝えたい私の学び
 - 〈1年〉体験談を交えて「親学」を語る
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 - 〈2年〉保護者会で大好評!!生活科の絵本づくりで親学を実践し,保護者会で伝える
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 - 〈3年〉裏付けのある親学資料を使う
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 - 〈4年〉テレビの視聴時間から親学へ
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 - 〈5年〉日本の伝統的子育てを伝える親学
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 - 〈6年〉教科書チェックをテスト勉強に!
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- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第41回)
 - 赤鉛筆指導を受け入れなかった子が,向山型のわり算の指導でできるようになった
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- すきま時間に子ども熱中!すぐに使える“わくわく問題” (第17回)
 - みんなが挑戦できるわくわく問題
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- 編集後記
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 - 1日1問「子ども算数検定」 (第5回)
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<巻頭論文>算数授業へのこだわり すぐれた教材は,発達障がいの子も熱中する
向山 洋一
私は,25年昔,進研ゼミの小学校教材のすべてを大改訂するという仕事をしていた。
同時に,NHKの超人気番組「クイズ面白ゼミナール」の教科書問題を,最初から最後まで,およそ7年間出題していた。
25年昔の進研ゼミの教材には,「分析批評」が入ったし,「暗唱教材」なども入っていた。
進研ゼミ小学校講座の若き編集者20人ぐらいと,後に法則化中央事務員になる教師チームは,何度も何十度も合宿を重ねた。
「自分一人で学習して,公立高校に入学できるくらいの実力をつける教材の開発」が,基本目標であった。
教材のライターは,附属小の先生方を中心に全教科で100名ぐらいお願いした。
ライターの選抜には,「試験」があった。
本物の実力ある先生を選抜したかったのである。次の問題である。
小学校1年生に,最初にする算数の問題をつくりなさい。5月頃と想定します。
大問は5つ。大問1つの中に小問を4つつくります。小問は全部で20になります。
この問題は,私が千葉大の教育学部で「授業演習」を教えていた7年間にも実施した。
学生は毎回200人近くいて,もぐりの学生,教師も10人ぐらいいた。
50点を突破した学生はいない。9割は,10点以下である。
教材づくりに応募した先生方でも,8割は10点以下であった。
この問題が,今月号の「論文審査」である。
私は,日本一の教材を10種以上つくってきた。例えば,進研ゼミの小学講座。セシールの幼児講座。1年間で23万人の会員になった。セシール本体がゆらがなければ,「教材戦線」は大きく変わっていただろう。
お化け教材の「赤ねこ漢字スキル」,全国に広がった「五色百人一首」,グロス百万冊を突破したPHPの「勉強のコツ」シリーズ。
そして,明治図書の「教育技術の法則化」シリーズ。子どもが熱中する「昆虫」「草花」の「わくわく図鑑」etc。
どの教材も,「すべての子どもが,楽しく熱中して」「学力がつく」ことをねらいとしている。
発達障がいの子が,熱中する教材こそ,私の願いである。
だから,単なる体力消耗の「百マス」や「ドリル」を拒否してきた。
先月,大阪で開いた小児神経科のドクターたちとのセミナーで,ドクターたちも全く同じ意見であることを知った。
どのドクターも「百マス」や「ドリル」が発達障がいの子を苦しめるひどい教材であることを断定していた。
すぐれた教材には,「すべての子を大切にする願い」と「教育の論理」があるのである。
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明治図書
 
















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