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編集後記
近年,Canvaをはじめとしたデザインツールの普及により,学校現場でも「つくる」ことのハードルは大きく下がりました。学級通信や掲示物,授業スライドなど,さまざまな場面での広がりを実感されている先生方も多いことと思います。
一方で,「見た目は整うけれど,実際にどう生かせばいいのか分からない」「活用しているつもりでも,学びの深まりにつながっているのかは不安」といった声も少なくありません。Canvaが広がるほどに,使うことそれ自体が目的になってしまい,結果として「浅い活用」にとどまってしまう。そのような課題を感じられている先生も多いのではないでしょうか。
編集者である私自身も,日々のデザイン業務においてCanvaを使用する頻度は非常に高いです。ただ,学校現場においてCanvaは,きれいに見せるためだけのツールではなく,思考や関係性,学びのプロセスを「見える形」にするための手段です。どのような場面で,どのように使うのか。その「使い方」次第で,授業や学級づくり,日々の仕事そのものも大きく変わり得ると考えています。
とはいえ,日々多忙な中で,複雑なことに取り組むのは現実的ではありませんし,手をかけてつくったもの=子どもにとって必ずしも良いもの,とも言い切れないと思います。そのため,今号では,「難しいことはしなくていい」「だからこそ効果がある」というシンプルな活用を大切にしながら,授業・学級経営・校務の中で「これなら使える」と実感できるアイデアをお届けしたいと思い,編集を進めて参りました。
「Canvaを使うこと」が目的になるのではなく,「子どもの学びや教室がどう変わるのか」という視点を大切にしながら,試行錯誤を積み重ねてこられた先生方に,素晴らしいご実践を紹介していただいています。基本的な操作から授業での活用まで,ご自身のクラスや取り組みたい実践を思い浮かべながらお読みいただければ幸いです。
/新井 皓士
-
明治図書


















