- 特集 自治的なクラス,自立した子どもが育つ学級システム大全
- 特集扉(特集について)
- 学級経営においてなぜ「システム」が重要なのか
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- こうすればうまくいく! 自治的なクラス,自立した子どもを育てる学級システム 日常生活編
- 学級目標づくり(小学校)
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- 学級組織づくり(中学校)
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- 日直
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- 朝の会・帰りの会
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- 給食当番
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- 掃除当番
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- 係活動
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- 教室環境づくり
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- 提出物・点検
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- 席替え
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- システムを円滑に動かすカギ! 教師による「チェック&フィードバック」の仕方
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- こうすればうまくいく! 自治的なクラス,自立した子どもを育てる学級システム 行事編
- 運動会(小学校)
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- 体育祭(中学校)
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- 学芸会(小学校)
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- 合唱コンクール(中学校)
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- システムを円滑に動かすもう1つのカギ! 子どもたち自身による「PDCA」の回し方
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- こうすればうまくいく! 自治的なクラス,自立した子どもを育てる学級システム 学習編
- 話し合い
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- 漢字
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- 音読
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- テスト(小学校)
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- テスト(中学校)
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- 宿題
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- 日記
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- 算数授業の“当たり前”を問い直す―経験則から,本当に役立つ授業の「型」をつくろう (第11回)
- 「自力解決」を問い直す
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- 〜画一化された時間を少し変えると見えてくるもの〜
- とっておき!学級経営ネタ&アイデア (第11回)
- 2月
- 低学年/エア豆まきで,自分の中のオニを退治しよう
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- 中学年/具体的に,瞬時に言葉をかけられるClassroom
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- 高学年/ちょっとドキドキ感の演出
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- 中学/インタビューで4つの窓をうめて,成長を実感させよう
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- Q&Aでまるわかり! GIGAスクール構想ってなんだ? (第11回)
- AI教材など,より最先端の取り組みを教えてください。
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- レベル別全解説 教師のほめる技術 (第11回)
- 対話・話し合いを成立させるほめ言葉
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- 学校を元気にするミドルリーダーの仕事力 (第11回)
- 孤独な教師を生み出さない職員室の座席決め
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- 数字で読み解く教育データ (第11回)
- 学校における暴力行為は6万6201件
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- イラスト解説 悩める教師のための保護者トラブルシューティング (第11回)
- 保護者に,特別支援を勧めるとき
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- いつもちかくでたすけになる「ICT×インクルーシブ教育」の可能性 (第11回)
- 英語嫌いも外国の友達と交流
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- すべての子どもを幸せにするポジティブ心理学入門 (第11回)
- コロナ禍の学校とポジティブ心理学
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- 二瓶弘行&国語″夢”塾プロデュース 子どものやる気に火をつける! 国語授業アイスブレイク (第11回)
- 低学年/早口ことばリレーに挑戦しよう!
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- 中学年/読む準備体操をしよう!
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- 高学年/接続語でお話をつくろう!
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- 盛山隆雄&志算研プロデュース 教科書アレンジで,思考力・判断力・表現力を育てる! (第11回)
- 何が変わる? 何が変わらない?[比べる場面にする]
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- 〜5年/四角形と三角形の面積〜
- どちらのなかまかな?[考察の対象をつくる]
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- 〜3年/わり算〜
- 編集後記
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- 教室 Reデザイン (第11回)
- 全員分掲示『日移動型カレンダー』
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編集後記
年度末のこの時期になると,クラス,子どもたちの成長度合いや,学級経営のゴールを意識することが何かと多くなると思います。ざっくりいうと,自治的なクラス,自立した子どもを育てることを学級経営のゴールとお考えの先生は多いと思いますが,そのゴールを実現するうえで重要なカギとなるのが,(逐一先生が指示をするのではなく)子どもたちの力で学級をつくっていくための「システム」ではないでしょうか。
その「システム」の代表例として,係活動と当番活動があげられます。「係活動は,日々の学校生活を豊かにする創造的な活動」「当番活動は,日々の学校生活を円滑に送るためにしなければならない活動」などとよく言われますが,当番活動も「しなければならない活動」とはいえ,ただ淡々とこなせばよいわけではありません。クラスの自治,子どもの自立が学級経営のゴールであるならば,仕事自体は固定されたものでも,そこに子どもが工夫する余地がどれだけあるかという点が,「システム」の良し悪しを決める1つの基準になるのではないでしょうか。
とはいえ,「システム」というのは,ある意味,活動を無意識化できるところによさがあるので,自治や自立をかえって阻害する側面もはらんでいると思います。だからこそ,先生によるチェックやフィードバックの仕方,あるいは子どもたち自身によるPDCAの回し方といったことも大事になってくるはずです。このような点も踏まえて,今号では,自治的なクラス,自立した子どもを育てることに真に寄与する学級の「システム」とはどんなものなのかをご提案いただきました。
ちなみに今回は,年度はじめではなく,クラスの自治や子どもの自立の実際の度合いが見えやすく,次年度に向けてのイメージづくりもしやすい年度末のこの時期をあえて選び,「システム」の特集を組みました。
/矢口 郁雄
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