- 特集 超解説「主体的に学習に取り組む態度」の学習評価
- 特集扉(特集について)
- 「主体的に学習に取り組む態度」の学習評価,8つの原則
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- 「主体的に学習に取り組む態度」の“2つの側面”を紐解く
- 「粘り強い取組を行おうとする側面」と「自らの学習を調整しようとする側面」
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- 教科別に徹底解説! 子どものノートと「主体的に学習に取り組む態度」の評価
- 小学校国語
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- 小学校算数
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- 小学校社会
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- 小学校理科
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- 中学校国語
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- 中学校数学
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- 中学校社会
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- 中学校理科
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- 子どもの「発言」って,どのように評価すればいいの?
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- 「行動観察」って,具体的にどうすればいいの?
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- こうすればうまくいく! 「振り返りシート」による評価の工夫とアイデア
- 「1枚ポートフォリオ評価(OPPA)」を活用する
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- 「eポートフォリオ」を活用する
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- ルーブリックを盛り込む
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- Google Workspaceを使ってデジタル化する
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- 単元を通してデザインする
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- CAN-DOリストと連動する
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- 「相互評価」って,どうやればいいの?
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- 算数授業の“当たり前”を問い直す―経験則から,本当に役立つ授業の「型」をつくろう (第9回)
- 「対話活動」を問い直す
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- 〜形態にとらわれず,子どもが話したいと思える「自由対話」と「仕組む対話」〜
- とっておき!学級経営ネタ&アイデア (第9回)
- 12月
- 低学年/楽しいイベントで12月をしめくくる
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- 中学年/学期の振り返りをGoogleフォームで行う
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- 高学年/「“望”年会」で新しい年を望もう!
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- 中学/マスクの下の笑顔を意識するクラスをつくろう
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- Q&Aでまるわかり! GIGAスクール構想ってなんだ? (第9回)
- GIGAスクール構想に取り組んでいる先進校の取り組みを教えてください。
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- レベル別全解説 教師のほめる技術 (第9回)
- 授業でほめる@
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- 学校を元気にするミドルリーダーの仕事力 (第9回)
- 特別活動主任1年生(その1)
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- 数字で読み解く教育データ (第9回)
- 日本人口の約7.6%が障害者
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- イラスト解説 悩める教師のための保護者トラブルシューティング (第9回)
- リアル&オンライン保護者会アイデアノーツ
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- いつもちかくでたすけになる「ICT×インクルーシブ教育」の可能性 (第9回)
- 照れくささを和らげるAIスピーカー
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- すべての子どもを幸せにするポジティブ心理学入門 (第9回)
- ポジティブ感情と「魅力ある学校づくり」
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- 二瓶弘行&国語″夢”塾プロデュース 子どものやる気に火をつける! 国語授業アイスブレイク (第9回)
- 低学年/大きな言葉と小さな言葉を集めよう!
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- 中学年/比喩を使って表そう!
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- 高学年/「間違えやすい漢字はこれだ!」選手権をしよう!
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- 盛山隆雄&志算研プロデュース 教科書アレンジで,思考力・判断力・表現力を育てる! (第9回)
- 3人だったら3通り?[条件を変える(決めさせる)]
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- 〜6年/場合の数〜
- 12マスの1/3だけぬると?[視覚化する][条件を変える]
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- 〜2年/分数〜
- 編集後記
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- 教室 Reデザイン (第9回)
- 壁紙で覚えよう!『ショートカットキー壁紙』
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編集後記
小・中学校とも,いわゆる「三観点の学習評価」が導入されましたが,学校現場の先生方が一番難しいと感じられているのが,今号の特集テーマである「主体的に学習に取り組む態度」の評価ではないでしょうか。
もう少し突っ込んで言うと,「難しい」というより,「よくわからない」という表現の方がより正確かもしれません。「挙手の回数やノートの取り方などの形式的な活動」による評価が適切ではないといった認識は概ね浸透している(実際に行われていないかどうかは別として…)ものの,具体的な評価方法等についてはよくわからないことが多いと感じていらっしゃる先生も大勢いるのではないでしょうか。
例えば,国立教育政策研究所の『学習評価の在り方ハンドブック』(小・中学校編)には,「具体的な評価方法としては,ノートやレポート等における記述,授業中の発言,教師による行動観察や,児童生徒による自己評価や相互評価等の状況を教師が評価を行う際に考慮する材料の一つとして用いることなどが考えられます」とあります。では,形に残らない授業中の発言や行動のどのようなところに着目し,どのように評価すればよいのでしょうか。また,ノートなど形に残る記述物による評価についても,他観点から切り離して評価するのは適切でないこと,現実的に評価にかけられる労力と時間は限られていることなどを考えると,どこでどのように評価するのかというのがまた難しい問題です。
このように,理念や原則は理解できていても,教室で実践するとなるとハードルが高い「主体的に学習に取り組む態度」の学習評価について,読者の先生方に「これならわかる,できる」という手応えをつかんでいただきたいという願いを,「超解説」という表現に込めました。
/矢口 郁雄
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