- 特集 全員「わかる・できる」を目指す授業のユニバーサルデザイン
- 巻頭論文
- 「授業のユニバーサルデザイン」への招待
- /
- 「特別支援教育」―子どものつまずきへの配慮
- 「認知能力のかたより」への配慮
- /
- 注意・集中への配慮
- /
- 指示や教示、状況理解などへの配慮
- /
- コラム 発達障害の基礎的な理解―その位置付けと障害特性への対応
- /
- 「学級経営」―「参加」レベルで授業の土台づくり
- 気になる子の周囲にアプローチする学級づくり
- /
- 視覚や聴覚の刺激に配慮した学習環境―みんなが高まる理想的な学習環境とは
- /
- フリートークであたたかい学級づくり
- /
- 最高のチームにするクラスの道筋―学級集団を育てるゴールビジョンとプロセスを描く
- /
- ルールやマナーを「合言葉化」する
- /
- 保護者対応のコツ―気持ちに寄り添い具体的に
- /
- 「教科教育」―「理解」レベルの指導の工夫
- 国語:「全員理解」をめざす物語文の授業
- /
- 国語:教材に「しかけ」をつくる国語授業10の方法(説明文)
- /
- 国語:「考える音読」でつくる国語授業
- /
- 国語:「五つのテクニック」でつくる国語授業
- /
- 社会:社会科授業のUD―教材提示方法
- /
- 算数:「しかけ」のある問題提示でつくる算数授業
- /
- 数学:「全員参加」の数学授業に向けて
- /
- 体育:「焦点化・視覚化・共有化」でつくる体育授業
- /
- 小特集 思い出に残るクラスにする!お別れ会・送る会のイベントアイデア
- お別れ会
- 小学校低学年/写真や動画で、一年間の成長を振り返る
- /
- 小学校中学年/二分の一成人式で、心に残るお別れ会にする
- /
- 小学校高学年/思い出・立志・一生の仲間―25年後の未来を見据えて
- /
- 小学校特別支援学級/全員参加のお別れ会―みんなが活躍できる手作りの会にしよう!
- /
- 中学校/お別れ会よりも、最後まで平素の活動を充実させたいというのが、本音
- /
- 中学校/クラスが一丸となれるお別れ会
- /
- 卒業生を送る会
- 小学校在校生/卒業生を送る会のアイデア
- /
- 小学校卒業生/ボディパーカッション―感謝の気持ちを「手拍子の花束」で
- /
- 中学校/リーダーを育てる3年生(卒業生)を送る会の企画・運営
- /
- 中学校/感動を生む表現を目指そう―卒業期へ向けた合唱
- /
- 学級経営力アップ! 学年別・今月のクラスづくり (第11回)
- 小学1年/保育所・幼稚園との連携を図ろう!
- /
- 小学2年/風邪に負けないで
- /
- 小学3年/この時期だからこそできる活動を!
- /
- 小学4年/公に強い個を育てる
- /
- 小学5年/自分の長所と短所を見直そう
- /
- 小学6年/「カウントダウンイベント」をしよう
- /
- 中学/「解散」までの時間を意識させ、担任は学級のアセスメントを行う
- /
- 〜学級がどこまで成長したのか、計画がどこまで達成出来たのか評価する時〜
- 中学/ゴールド・メッセージ(GM)で新年スタート!
- /
- クラスがまとまる!朝の会・帰りの会のアイデア (第11回)
- 宿題の三重チェックで宿題忘れ「0(ゼロ)」の成功へ?
- /
- 若手教師のための「指導案の書き方」教室 (第11回)
- 発問・指示と技術・原則が明記された指導案
- /
- 〜岩下修先生「わたしは見た」(4年生)より〜
- 授業力アップ! 学年別・今月の板書アイデア (第11回)
- 「単元を貫く言語活動」の国語授業・板書アイデア
- 小学1年/なでしこどうぶつえんをひらこう 【教材名】「どうぶつの赤ちゃん」(光村図書1年下)
- /
- 小学2年/つたえよう! まとめよう! みんなできめよう! 【教材名】「みんなできめよう」(光村図書2年下)
- /
- 小学3年/ことわざなどを調べて、報告文を書こう! 【教材名】「ことわざについて調べよう」(光村図書3年下)
- /
- 小学4年/「ありがとう」の思いを伝える手紙を書こう 【教材名】「こころの動きがわかるように」(教育出版4年下)
- /
- 小学5年/比べて分かる!作品のひみつ 【教材名】「わらぐつの中の神様」(光村図書5年)
- /
- 小学6年/リーフレットで伝えよう、おすすめ作品の人物の魅力 【教材名】「海の命」(光村図書6年)
- /
- 「学び合い」のある算数授業・板書アイデア(編集/石田 淳一)
- 小学1年/学び合いを通して理解力を向上する 【単元名】「おなじかずずつ」
- /
- 小学2年/グループでの学び合いを全体交流へ広げる 【単元名】「1000より大きい数」
- /
- 小学3年/既習が見える板書で思考を整理する 【単元名】「小数」
- /
- 小学4年/発展問題を学び合い、活用する力を育成する 【単元名】「面積」
- /
- 小学5年/量・割合の関係をとらえる線分図をもとに関係図を使う 【単元名】「割合」
- /
- 小学6年/4つのものの中からいくつかを選んで並べる 【単元名】「場合を順序よく整理して」
- /
- 特別活動deボディパーカッション 「コミュ力」アップでクラスの人間関係づくり (第11回)
- 【学校行事(儀式的行事)】「心一つに手打ち式」
- /
- 授業も校務も楽しく楽チン!ICTラクラク活用術 (第11回)
- 〜校務編2 USBメモリ要らず。データはクラウドで管理
- /
- 「わもん」で教師の聞く力が劇的アップ! スキル&活用アイデア (第11回)
- わもんの授業
- /
- 荒れたクラス―立て直しのポイント (第11回)
- サブカルチャーでつながる
- /
- REPORT 博報賞受賞者訪問
- 外国語活動で広げる知的好奇心と探究する姿勢
- /
- 〜宮古島市立南小学校教諭 平良優先生の外国語活動の実践から〜
- 編集後記
- /
- ユニバーサルデザインでつくる!環境&指導アイデア (第11回)
- 「視覚化」を取り入れた国語科&言語環境
- /
- 〜京都市立納所小学校のユニバーサルデザイン〜
編集後記
ユニバーサルデザインは、一九八〇年代アメリカで提唱された概念。製品や建築物等を対象として一九九〇年代に普及し、その後、教育界にも広がりました。「ユニバーサルデザイン」と銘打った教育書をAmazonでざっと調べたところ、二〇〇〇年以降初めて見られ、二〇一〇年以降にどんどん増えてきています。以前本誌でユニバーサルデザインの特集を組んだのは二〇一四年五月号。「“ユニバーサルデザイン”で教室改造43例」と題して、授業や教室環境など、様々な視点から迫りました。すでに教育界にユニバーサルデザインが浸透し、様々な本も刊行されていましたが、刊行後の反応をみても、依然注目の高さを保っていることがうかがえました。
そして今回、改めてユニバーサルデザインの特集です。本誌の誌名は『授業力&学級経営力』。文字通り、「授業力」「学級経営力」の両方の面からユニバーサルデザインに迫りたいと考えました。
授業UD研究会代表の桂聖先生は、次のように述べています。
―授業UDとは「通常学級において、気になる子を含めて、全員が楽しく『わかる・できる』授業づくりを目指すこと」です。この実現には「教科教育」「特別支援教育」、そして「学級経営」の専門性を高めていくことが不可欠です。―
そこで本号では、授業のユニバーサルデザインをつくるための三つの柱、「教科教育」「特別支援教育」「学級経営」にがっぷり四つで取り組むべく各分野のスペシャリストの先生方にご執筆頂きました。
二月。来年度に向け、授業づくりの技術を学ぶのにぴったりの時期。ぜひ、授業UDのプロフェッショナルになるための一冊になればと思います。
/木村 悠
-
- 明治図書