教室ツーウェイ 2014年4月号
黄金の1週間を貫く“学級開き8原則”

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教室ツーウェイ 2014年4月号黄金の1週間を貫く“学級開き8原則”

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2014年3月6日
対象:
小・中
仕様:
B5判 92頁
状態:
絶版
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目次

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特集 黄金の1週間を貫く“学級開き8原則”
新卒時代の「向山洋一の学級開きの記録」を今の向山が分析する
新卒の向山が学級開きで指導した原理原則
向山 洋一
「新卒・向山洋一の学級開き」の8つの指導原理を学級開きに活かす
指示は全員にする
「指示は全員にする」は、学級崩壊クラスにこそ最も有効な指導原理だ
笠井 美香
指示は全員にし、指示を全員に通す
岩田 史朗
指示がないことは間違った指示よりも悪い
全体に指示を出せ! きっぱりと教師が判断せよ!
奥 清二郎
子どもの願いを具現化する
石坂 陽
人柄の良さは決断の代わりにはならない
迷ってはだめだ。甘さ・曖昧さが学級を壊す。その場その場で決断していくことだ。
川原 雅樹
人柄だけで教室を統率することはできない
阿部 梢
ルールには原理が内在する
学級にルールが浸透する原理
小塚 祐爾
外せない原理がある
田代 勝巳
子どもの可愛らしさに甘えてはいけない
「教師は学級のガキ大将の如き能力が必要である」
赤木 雅美
入念な準備で黄金の三日間に備える
白鳥 真樹
今までのルールをすべて確かめる
新しいクラスの仕組みは教師が示せ。前クラスのルールをきちんと確認した上で明確に示せ
溝端 達也
ルールは押しつけてはいけない。ポイントは、今までのルールを総ざらいすることである
前田 吉法
曖昧さは混乱のもとである
曖昧な言葉・ルール・対応で教室が荒れる
松島 博昭
曖昧さが発達障がいの子を不安にする
小野 隆行
すき間時間にも気をつける
言葉を削り、ビデオを分析することで、空白のない授業を行うことができる
吉原 尚寛
すき間の時間から混乱が始まる
石川 裕美
向山型学級づくり5つの基本ステップ
【クラスの目標を決める】クラスの人数分クラスの目標はある。集約はしない
河田 孝文
【やり抜くための仕組みを作る】当番活動をやり抜かせる五つのポイント
松崎 力
【責任の所在を明らかにする】「チェックの仕組み」と「担当者」を決めよ
木村 重夫
【活動をいつ行うのかを明らかにする】時間を保障しなければ事は進まない
高山 佳己
【ルールを決めておく】学習のルールが通れば、生活のルールはゆるくていい
根本 直樹
実力派TOSS教師が構想する学級開き
中学版向山型学級開き
長谷川 博之
特別支援学級の学級開き
小嶋 悠紀
子どものやる気を引き出す
井戸 砂織
ミニ特集 この教材・教具が子どもを育てる
すぐれた教材が子どもを伸ばす
向山 洋一
五色ソーシャルスキルかるたでソーシャルスキルが身につき、しっとり落ち着いたクラスになる
齋藤 一子
ドクターも大絶賛、ソーシャルスキルかるた
神谷 祐子
輪郭漢字カード
五十嵐 勝義
オリジナル地図で作業も充実
桑原 和彦
くるりんベルトが子どもを変える
河野 健一
五色百人一首は最強のアイテム
松山 英樹
授業の原則 (第37回)
授業の腕をあげる法則 その1のB
谷 和樹
〜自宅での様子を具体的につかむとはどのようなことか〜
授業の力量をみがく (第37回)
『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』(安倍晋三・百田尚樹)で重なる向山洋一氏の指導者としての決断と人物評価眼(1)
大森 修
編集前記
向山 洋一
グラビア
歴史的授業の共演 TOSS授業技量検定師範代(九段)の誕生! 向山一門高段者授業技量検定 2013.12.21 ほか
酒井式2014 (第1回)
因幡の白兎のワンポイント
酒井 臣吾
全国ペーパーチャレラン (第263回)
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
UFO宇宙旅行チャレラン
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
(1月号)ランキング/応募者からの手紙
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
教科指導の基本
国語 (第37回)
対比を使って心と体に焦点を当てる
松藤 司
算数 (第37回)
基本型を教える導入は念入りにおさえる。小さなつまずきが最後に大きな落差を生む
木村 重夫
理科 (第37回)
「植えた種はどこへ?」「本葉はどのように出る?」
千葉 雄二
社会 (第37回)
社会科の授業を充実させるヒント1
河田 祥司
体育 (第37回)
アンコール間違いなし! 鬼遊び
根本 正雄
音楽 (第37回)
音楽遊び、行進、わらべうた遊びを通し音楽室のルールを教える
関根 朋子
生活指導 (第37回)
初めて見た学級経営案
根本 直樹
道徳 (第37回)
教科化道徳の時間は、ライフスキルの時間である
河田 孝文
英会話 (第37回)
英語教科化に向け着実に準備
間宮 多恵
続・向山洋一を追って (第115回)
〔第78巻〕『“教えないから分かる”向山型算数』(4)
戸塚 雅昭
〜「向山型算数へのもっともらしいデタラメ批判」への反撃〜
向山実践の原理・原則 (第241回)
向山一門高段者授業技量検定 東京お台場ビッグサイトにて
向山 洋一
TOSS保険は教師を助ける (第17回)
残業手当の代わりの調整手当とは
松藤 司
議員さんに議会で質問してもらいたいこと (第17回)
あともう一歩。何十年にも渡る不公平な教材採択が、本当に変化するために
手塚 美和
特別支援の授業
日本最先端 翔和学園 (第37回)
翔和学園の黄金の一週間
伊藤 寛晃
特別支援の授業
特別支援教育の課題 (第25回)
発達障がいの子どもと信頼関係を結ぶポイント4
小嶋 悠紀
特別支援の授業
中学で生まれたドラマ (第37回)
すべての子どもに授業で光を当てる
長谷川 博之
笑顔で教えて笑顔でほめる (第37回)
笑顔で教え、笑顔で褒める。良い授業は、保護者も祖父母も、地域の方も味方にする
手塚 美和
医療連携での模擬授業 (第37回)
安原ドクターの一言で救われた親子の奇跡
小須田 恭子
保護者・教師セミナーで訴えたこと (第37回)
毎日真剣に続けることだけが本物の力になる
椿原 正和
そうだったのかとわかった授業 (第37回)
教師が変わって、子どもが変わる
太田 政男
社会貢献活動
まちづくり活動展開中 (第37回)
社会貢献活動賞を受賞する
山口 浩彦
わが地域のまちづくり活動 (第37回)
地域に支えられ、日本の伝統文化を継承する。チャレンジすることに失敗はない。あるのは、学びと成長しかない
橋本 信介
食育・食卓教育 (第37回)
大学と連携し、作物を育てる「土」の研究をする
戸井 和彦
観光立国教育 (第37回)
「我がまち・我が日本セミナー」指導
渡辺 喜男
子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第37回)
今年度も「手紙の書き方テキスト」を全国の小中学校へ
戸村 隆之
環境教育最前線 (第37回)
新しく追加された「鉄道」テキストは、子どもに大人気!
野ア 隆
教科書・教具のユースウェア
算数教科書の使い方
授業開始0秒後を見る
八和田 清秀
スキルの使い方
TOSS教材使い方(ユースウェア)を学ぶことは、向山学級の学習システムを学ぶことである
甲本 卓司
かるたの使い方
学級作りに最強のグッズとなる五色百人一首
近江 利江
なわとびの使い方
今、この時期にすぐれた教材・教具を子どもたちの手に届けることこそ、教師の第一の仕事だ。そのために価値を再確認しよう
根津 盛吾
新卒時代*挫折をのりこえてきた (第37回)
サークルは、進むべき道をいつも照らしてくれる
塚田 紗樹
サークルでの学びが自分を変え、子どもを変える
島田 康徳
学生時代 (第37回)
【TOSS学生の授業修業】記録することが例会の活性化、自分の力につながる
寺下 佳奈
【TOSS学生の授業力】一年目はうまくいくわけがない。教師をやめなくて良かった!
谷口 貴美子
全国サークル案内 (第37回)
4月
久野 歩
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSS最新講座情報

編集前記

▼新年度、教師は最大の努力をして、子どもたちを迎えるべきだ。

 何もしないで、子どもたちを迎えると、後々、苦労をすることになる。

▼学級が騒然となるような、学級崩壊になるのは、出会いの時の準備が不足していたからである。

▼第一の努力は、初対面の時までに、クラス全員の名前を覚えておくことだ。

 そして、最初の日に、子どもの名前を呼んで、話しかけるのだ。

 これができれば、出だしは合格だ。

▼もちろん、まだ見ぬ子どもの名前を全員覚えるのは大変だ。しかし、努力すればできる。

▼TOSSの教師は、全国に招かれ、飛び入りの授業をする時がある。一時間の授業だ。

▼その一時間の授業のために、クラス全員の名前を覚えていく。これが、TOSSの教師である。それが、できなければ、飛び込み授業ができる技量ではないのだ。

▼かつて、長野県の小学校で、三十人近いTOSSの教師が、それぞれ一時間の授業をした。全学年、全クラスである。

 その時の授業者は、全国から参加したが、どの授業者も、授業するクラスの子どもたちの名前を覚えて、授業をしていた。

▼名前を覚えるのは、それほど大切なのである。

▼次に、「各授業のシステムづくり」「クラスの生活のルールづくり」が大切になる。

 これらのことは、ノートにきちんと書いておくことが必要だ。

 クラスづくりの設計図である。

▼本号では、クラスづくりの必要なこと、特に学級開きの最初の時期に必要なことを特集した。

▼とりわけ大切な、八項目の原理についてそれぞれ、二名の先生方に解説してもらった。どの先生も力のある先生方である。

▼更に、かつて、向山が学級づくりにやったことを五つ紹介してもらった。

 かなり昔の実践であるが、基本は何年たっても、通用するのである。

▼この本を読まれるすべての先生方が、新年度、充実した黄金の一週間をすごし、すてきなクラスを創られることを願いつつ。

(向山 洋一)

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