教室ツーウェイ 2014年5月号
90点平均を保障! 国語・算数の授業システム

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教室ツーウェイ 2014年5月号90点平均を保障! 国語・算数の授業システム

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2014年4月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 92頁
状態:
絶版
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目次

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特集 90点平均を保障!国語・算数の授業システム
90点平均を保障する授業システム
90点平均を―すぐれた指導システムはその道のトッププロによって作られる
向山 洋一
国語編〈保存版〉 90点を保障する授業システムはこれ!
読解:テストの基本パターン15を教える授業システム
テストの「答え方」に習熟させよう
長谷川 博之
漢字:全員が100点になる授業システム
漢字を覚えるシステムを定着させる
松崎 力
音読:すらすらと読めるようになる授業システム
個別評定によってレベルが分かるシステム
根本 直樹
国語編〈保存版〉 実力アップにこだわるならこのポイントをチェック
視写するだけで子どもの実力が上がる文章セレクト5
文章セレクト5
吉永 順一
暗唱させておきたい名文・詩文ベスト5
多様なジャンルから選択する
板倉 弘幸
文学作品:力がつく授業システム例
分析のものさしだけを扱うパーツを入れる
坂本 佳朗
説明文:力がつく授業システム例
向山型説明文指導で「問い」と「答え」の構造を読み取る
許 鍾萬
言葉のきまり:力がつく授業システム例
実践→理論→実践システム
雨宮 久
算数編〈保存版〉 授業システムの分かりやすいフローチャート
例題でお手本を教える場面〜向山型の流し方
例示されている考えを知的に教え、お手本を用いて自力で解かせる
赤石 賢司
ノート:きちんと書けるようになるシステム〜向山型の流し方
算数ができるようになるためのノートの書き方ポイント4
戸村 隆之
練習問題で習得させる場面〜向山型の流し方
向山型の流し方には基本パターンがあるが、型だけを真似しても安定した授業にはならない
赤木 雅美
算数編〈保存版〉 90点を保障する授業システムはこれ!
教科書:問題がすべて解けるようになるシステム
教科書チェックとノートチェックで学力向上の習慣を身につける
木村 重夫
ノート:きちんと書けるようになるシステム
ノート環境を整備し、型を決めて貫くことで、全員がうっとりするノートをかけるようになる。教師が、ブレないこと、妥協しないこと
河田 孝文
チェック:できた印・できなかった印のシステム
教師の指示が、やがて隠れ指示になる。教師の執念が必要だ
甲本 卓司
算数編〈保存版〉 実力アップにこだわるならこのポイントをチェック
一問に長い時間をかけない
変化をつけて問題に取り組ませる
石坂 陽
教室に列をつくらない
子どものやる気がアップするノートチェックシステム
浦木 秀徳
プリントを使わない
プリントは害悪である
林 健広
個別指導をしない
小刻みな確認と写させることで、個別指導をなくす
山田 恵子
赤鉛筆でなぞらせる
算数への前向きな気持ちと、教師との信頼関係が赤鉛筆指導の効果を発揮する
桑原 泰樹
子どもに板書させる
子どもに板書させる時の七つのポイント
岩田 史朗
ミニ特集 TOSSが日本で初めて切り開いた授業
地球環境教育をスミソニアンから持ち帰る
向山 洋一
グローバルな視点・遠大な時間からの視点
小森 栄治
子どもに本物の理科教育を行うために
新牧 賢三郎
教室の実践から今の環境教育が生まれた
吉原 尚ェ
陣頭指揮にあたったのはいつも向山氏であった
小林 幸雄
授業の原則 (第38回)
授業の腕をあげる法則 その1のC
谷 和樹
〜自宅での様子を具体的につかむとはどのようなことか〜
授業の力量をみがく (第38回)
『日本よ、世界の真ん中で咲き誇れ』(安倍晋三・百田尚樹)重なる向山洋一氏の主張(2)
大森 修
編集前記
向山 洋一
グラビア
木村重夫氏の算数授業を向山氏が批評する 向山塾名古屋会場 2014.2.8 ほか
佐藤式工作法 (第73回)
「空飛ぶおばけ」の創作プロセス
佐藤 昌彦
向山実践にイチャモン?追っかけ?バトル (第1回)
【イチャモン高段者】有名向山実践「口に二画」は、常識を覆す
甲本 卓司
【イチャモン有段者】超有名! 向山氏国語実践の細部に物申す!
桜木 泰自
【追っかけ】堂々と言います! 「技量が低いから、こんなところにすがるのです」
笠井 美香
谷先生のコメント
谷 和樹
全国ペーパーチャレラン (第264回)
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
いろいろ(赤→青→黄→緑)チャレラン
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
(2月号)ランキング/応募者からの手紙
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
教科指導の基本
国語 (第38回)
授業をパーツで組み立てる
長谷川 博之
算数 (第38回)
「数と計算」領域の指導
本間 尚子
理科 (第38回)
日本の理科教育にある三つのキーワードから考える
吉原 尚寛
社会 (第38回)
極日常的な社会科授業で重要なこと
桜木 泰自
体育 (第38回)
「四年体育カードA」を活用し、基礎基本を定着させる
小田 哲也
音楽 (第38回)
演奏能力は音楽の時間だけでは身につかない
丸山 美香
生活指導 (第38回)
プロジェクトの活動は「学級」から「学校」へ広がる
根本 直樹
道徳 (第38回)
五月の連休明けにいじめの指導を
畦田 真介
英会話 (第38回)
子どもへの対応で授業が変わる
井戸 砂織
続・向山洋一を追って (第116回)
〔第79巻〕『向山が主張する総合的学習』(1)
戸塚 雅昭
〜取り返しのつかない「あの時」・総合的学習への移行準備期間〜
向山実践の原理・原則 (第242回)
論文審査を体験してTOSS教師は成長した
向山 洋一
TOSS保険は教師を助ける (第18回)
熱海合宿、TOSS保険の取り組み発表
松藤 司
議員さんに議会で質問してもらいたいこと (第18回)
現場の事実・子どもの事実に即したシンプルな質問願う
前田 吉法
特別支援の授業
日本最先端 翔和学園 (第38回)
集団でできる眼球運動トレーニング
伊藤 寛晃
特別支援の授業
特別支援教育の課題 (第26回)
ASD(自閉症スぺクトラム障がい)対応のスタートポイント
小嶋 悠紀
特別支援の授業
中学で生まれたドラマ (第38回)
作文『中学生になって成長した自分』を家庭訪問で読んでもらう
染谷 幸二
笑顔で教えて笑顔でほめる (第38回)
ガツンとやっても、発達障害の子どもたちはよくならない
手塚 美和
医療連携での模擬授業 (第38回)
発達障害専門医のアドバイス「ほめることは薬と同じだけの効果があります」で子どものノートが激変。前年度五十点だった子が今年度百点を取った
小須田 恭子
保護者・教師セミナーで訴えたこと (第38回)
学校の教育計画にいじめ対応を具体化させる二つのポイント
椿原 正和
そうだったのかとわかった授業 (第38回)
小さな成功を何度も体験させる
村田 正樹
社会貢献活動
まちづくり活動展開中 (第38回)
認定書授与式に知事が参加した
山口 浩彦
わが地域のまちづくり活動 (第38回)
自分のまちを好きになる風景印
小林 正快
食育・食卓教育 (第38回)
新たなる地産地消の視点をもってTOSSと企業との連携を始める
並木 孝樹
観光立国教育 (第38回)
地元との「つながり」を見つける
雨宮 久
子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第38回)
郵便局との連携事業
橋本 信介
環境教育最前線 (第38回)
最新環境教育授業テキストを活用して調べ学習の基本を教える
久野 歩
教科書・教具のユースウェア
算数教科書の使い方
教科書の問題を全て解く
八和田 清秀
スキルの使い方
「うつしまるくん」は発達障がいの子にも有効な教材である
堀田 和秀
かるたの使い方
かるた遊びで、遊びながら行動規範を身につけるTOSS五色ソーシャルスキルかるた
阿部 梢
なわとびの使い方
仕組みがあるから熱中する
桑原 和彦
新卒時代*挫折をのりこえてきた (第38回)
サークルで学び、我流を捨てる
鈴木 裕美
苦難が一転 学びと出会いの道へ
黒滝 誠人
学生時代 (第38回)
【TOSS学生の授業修業】「授業の原則十か条」を意識し、実践する
永原 正裕
【TOSS学生の授業力】学生の授業力向上の鍵
大邉 祐介
〜学生支援ポイント3〜
全国サークル案内 (第38回)
5月
久野 歩
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSS最新講座情報

編集前記

▼クラス平均九十点を突破するためには、授業のシステムがすぐれていなければならない。

▼漢字の実力をつけるために「漢字ドリル」の宿題を毎日出す教師がいる。

 これでは、漢字の実力はつかない。

▼「漢字ドリル」「計算ドリル」では、実力はつかないのである。クラス平均九十点になることはない。

▼私が最後に担任したのは、多摩川小学校の六年生。五年生の時は、組合熱心なヴェテラン女性が担任していた。

▼毎日「漢字ドリル」「計算ドリル」の宿題が出ていた。教師の点検はきびしく、どの子もノートにぎっしりだった。

▼担任したその日、「漢字」(五十問)「計算」(二十問)のテストをした。五年生の教科書から出した。

▼結果は、ひどかった。悲惨だった。漢字など、五十点以下がゾロゾロいた。百点は一人もいなかった。計算も同様。

▼「漢字ドリル」「計算ドリル」をくり返すことのひどさを、発達障害の医師は、ハッキリという。

▼「なぜ、できた問題をくり返しやらせるんだ」「それでは学習意欲をうばってしまう」「なぜ、できなかった問題を授業などで教えないのだ。教えないでなぜくり返しさせるのだ」

▼「漢字ドリル」「計算ドリル」は、やればやるほど、漢字嫌い、計算嫌いを作り出す。

▼漢字・計算は「授業」で身につくのである。授業のたびに、つまり一時間の授業の中で、五分か六分扱えばいい。

 これだけで、クラス平均九十点になる。

▼但し、教材が必要だ。そこで私は「漢字スキル」「計算スキル」という教材を発明した。発明した証拠に、「漢字スキル」「計算スキル」という特許庁の商標は向山が持っている。

▼この商標は光村教育図書だけに貸与されている。各社が「漢字スキル」「計算スキル」を使っているのは盗用に近いのである。「法」を守れない教材会社の品位が疑われる。

▼スキルにも「活用法」がある。ハードウェア・ソフトウェアの次に位置するユースウェアである。この用語も向山の商標である。向山が発明した概念なのである。このような授業システムこそ大切なのである。

(向山 洋一)

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