- 特集 “問題解決学習”脱出!TOSS算数で学力保障
- なぜ、子どもたちは向山型算数を喜ぶのか
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- 『指導法の工夫』が教師の研究の中心
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- そもそも「問題解決学習」とは?
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- 問題解決学習ありがちな10場面その実例と→私の代案
- 1 ×1問だけ解くのに1時間もかける→○指導書の1・5倍進むペースが理想
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- 2 ×例題を教えず最初から考えさせる→○お手本で基本を教えてから類題を
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- 3 ×整理しないまま長い説明をさせる→○学テB問題に対応する説明の指導
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- 4 ×塾へ行っている子だけが活躍する→○時間差を埋めてどの子も活躍する
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- 5 ×発達障害の子どもが机につっぷす→○「教えてほめる」を指導の基本に
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- 6 ×系統的な知識が習得されないまま→○教科書のすべての問題を解くこと
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- 7 ×解法を子どもに丸投げする文章問題→○くっきりイメージできる手順の指導
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- 8 ×習得されたかをきちんと点検できない→○教科書チェックと市販テスト90点
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- 9 ×大切な練習問題がほとんど宿題に→○すべての問題は授業中に解かせる
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- 10 ×進度が遅れて3学期に猛スピード→○毎時間確実に。算数はジャンプ不可能
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- ダメ指導者が「必ず」言うこの指導
- 力のない指導者はパタン化した指導をする
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- 「めあて」の板書を必ずしなさい
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- 「自力解決」の場面を必ずつくりなさい
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- 「練り上げ」の場面を必ずつくりなさい
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- ミニ特集 モンスターペアレントから教師を守る
- モンスターペアレントから教師を守る─そして、TOSS保険が生まれた
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- 法律相談の現場から
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- 校内のシステムとTOSS保険で守る
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- 法律の力で理不尽と戦う
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- 電話番号は決して教えない
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- イチャモンが横行する時代に対応する
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- 七つのポイントを心がけ、トラブルを大きくさせない
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- 授業の原則 (第30回)
- 伸びる教師の共通点 その2
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- 〜「すなお」であること〜
- 授業の力量をみがく (第30回)
- どの子にもよさがある
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- 〜口にするだけでは意味も意義もない。信念として子どもと対峙し続けているか〜
- 編集前記
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- グラビア
- “向山塾”は向山実践の思想の根本を向山氏が語る唯一のセミナーです〜向山塾福岡会場 2013.6.1〜 ほか
- 佐藤式工作法 (第69回)
- A4用紙一枚でつくる「授業過程の構造図」
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- 全国ペーパーチャレラン (第256回)
- ルール・応募方法
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- ピラミッドチャレラン
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- (6月号)ランキング/応募者からの手紙
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- 教科指導の基本
- 国語 (第30回)
- 授業をパーツで組み立てる
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- 算数 (第30回)
- 図形単元で躓く子どもたちの原因を探る
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- 理科 (第30回)
- 楽しい理科室創りは趣味ではない
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- 社会 (第30回)
- NHK学校放送番組「歴史にドキリ」の動画を使った授業
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- 体育 (第30回)
- 二学期最初の服装チェック
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- 音楽 (第30回)
- 他教科に繋がる音楽指導〜行進指導〜
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- 生活指導 (第30回)
- 班日記で教室の哲学をつくる
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- 道徳 (第30回)
- 二学期のスタートこそいじめの授業を
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- 英会話 (第30回)
- 「もの」を用意してやんちゃ君を巻き込む
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- 続・向山洋一を追って (第108回)
- 〔第77巻〕『向山型国語=暗唱・漢字文化・五色百人一首』(4)
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- 〜すぐれた超人気教材・「五色百人一首」にたどりつくまで〜
- 向山実践の原理・原則 (第234回)
- 保護者個人面談大成功の法則
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- TOSS保険は教師を助ける (第10回)
- 今話題! VoiceLinkでTOSS弁護士団法律相談部屋
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- 議員さんに議会で質問してもらいたいこと (第10回)
- 教育課程の授業時数は計画通り実施されているのか
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- 特別支援の授業
- 日本最先端 翔和学園 (第30回)
- トイレの張り紙選手権
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- 特別支援の授業
- 特別支援教育の課題 (第18回)
- 「保護者からの訴え」にどのように答えるか
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- 特別支援の授業
- 中学で生まれたドラマ (第30回)
- 「頑張れ!」という言葉が嫌いな夏彦から学んだことB
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- 笑顔で教えて笑顔でほめる (第30回)
- クレームは、チャンス
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- 医療連携での模擬授業 (第30回)
- 医療連携は医療と教育のツーウェイ
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- 保護者・教師セミナーで訴えたこと (第30回)
- 「親守詩」で親子の絆を再確認することができる!
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- そうだったのかとわかった授業 (第30回)
- スモールステップで教えて褒める
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- 社会貢献活動
- まちづくり活動展開中 (第30回)
- 東京スカイツリーで故郷をPR
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- わが地域のまちづくり活動 (第30回)
- 議員、医師、保護者、教師が連携するまちづくり
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- 食育・食卓教育 (第30回)
- 紙芝居・エプロンシアターで給食指導を充実させる
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- 観光立国教育 (第30回)
- 観光・まちづくりを何から始めるか
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- 子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第30回)
- 手紙の書き方テキストを使って住所と郵便番号について教えるときに気をつけること
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- 環境教育最前線 (第30回)
- 地球温暖化を防止する日本の自動車会社
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- 教科書・教具のユースウェア
- 算数教科書の使い方
- 分からなくなったら教科書に返る
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- スキルの使い方
- 正しいユースウェアでこそ力をつけることができる
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- かるたの使い方
- 学級になくてはならないグッズ 五色百人一首かるた
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- なわとびの使い方
- 協応動作を理解してなわとび運動を教える
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- 新卒時代*挫折をのりこえてきた (第30回)
- サークルでの学びの日々の授業で実践していく
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- 授業がうまくなりたい
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- 学生時代 (第30回)
- 【TOSS学生の授業修業】実践の記録を残す
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- 【TOSS学生の授業力】授業の中で子どもをほめようとしているTOSS学生の姿に授業力の高さを実感したALL模擬授業
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- 全国サークル案内 (第30回)
- 9月
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編集前記
▼問題解決学習を離れ「教科書をテンポよく授業する向山型算数」に移った先生の体験を紹介する。
▼島田先生
「平均点90点以上」の世界に強くあこがれ、向山型算数に挑戦した。
「間違えた問題は直しなさい。できなかった問題は写しておきなさい。写すのもお勉強のうちです」
子どもに指示をしながら不安だった。
「写させてしまっていいのだろうか?」という疑問がどこかにあったのである。しかし、授業が確実に変わっていった。
ボーッと座っている子がいなくなった。
どの子のノートにも教科書のすべての問題が書いてあるようになった。今までノートをとらなかった子が懸命に問題をノートに写すようになったのである。苦手な子が、写したノートを参考にしながら必死で問題を解くようになった。
そしてついに結果が出た。平均点91・4点。夢のような点である。しかも、九九ができなかったN君が95点を取ったのである。
▼喜屋武先生
「向山型算数」を実践するようになってから特に感じるのは、算数の苦手な子がいきいき目を輝かせるということである。
「力をつけるため」「興味・関心を引き出すため」と称して、いろいろと試してきた。
「問題解決学習」もやった。
学年の担任全員で、大量のプリントやワークシートを作成したこともあった。
遅くまで学校に残り、手の込んだ教具をクラス全員分作ったりもした。
しかし、子どもたちが、特に算数の苦手な子たちがいきいきと問題を解く姿を見たことはなかった。こちらが手をかければかけるほど、子どもたちは混乱し、意欲を失い、算数嫌いになっていった。向山型算数は違う。子どもたちの表情が、ノートが、そしてテストの点数がそれを物語る。50点以上をとったことのないA子とB子がその時の単元テストでそれぞれ100点と80点をとった。
「先生、できたよ」と喜ぶ笑顔をこれからも見ていきたい。
▼佐藤先生
A男 大きらいな算数だった。わけは計算が分からなかったからだ。でも、今はちがう。分数なんか、かんたんでおもしろかった。この勉強でわたしは変わった。
B子 わたしは、四年生になってはじめの方は算数がすごくきらいでした。でも先生が、おぼえやすいように教えてくれるので、とても楽しくなりました。
(向山 洋一)
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- 明治図書