教室ツーウェイ 2012年11月号
ユニバーサル認知された酒井式描画法

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教室ツーウェイ 2012年11月号ユニバーサル認知された酒井式描画法

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2012年10月9日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 ユニバーサル認知された!酒井式描画法
良いものは広がる。日本の津々浦々へ、そして、ハプスブルク家、ユニバーサルデザインへ
向山 洋一
酒井式描画法二つの基本、消さない」「部分を積み上げる」から「部分配置・つなぎ法」へ
酒井 臣吾
発達障がいの子どもに広がる酒井式描画法
一時に一事の原則と激励の原則
国友 靖夫
部分から描く
雨宮 久
必ず成功する指導法
誰でも成功する長いへびの指導
参観日の教室掲示にピッタリの題材
佐々木 智穂
電柱のある風景の指導
情報を遮断することで、電柱の部分をよく見て描くことができる
溝端 久輝子
シャボン玉の指導
しゃぼん玉の絵を成功させる最大の秘訣は、教師のゆとり感
手塚 美和
屋根の上の白い猫の指導
パーツに分けて描き方を指示する
桑原 和彦
ジャックと豆の木の指導
酒井式で取り組むと集中して最後まで描き上げる
勇 和代
木のある風景の指導
近景と遠景との組み合わせで、「心象風景」をつくる
上木 信弘
にらめっこの指導
シナリオ【にらめっこ】は、成功率100%教材だ!
神谷 祐子
モチモチの木の指導
新作! ステンシル「モチモチの木」(高学年)
寺田 真紀子
酒井式でハプスブルク宮廷芸術家として招かれた中学生
酒井式の正しい評価を実証した
谷 和樹
私の酒井式体験
TOSS−SNSのペア研究からの学び
赤木 雅美
酒井式直伝修業を通して酒井臣吾氏の思想を学ぶ
齋藤 一子
発達障がいの子の事実 酒井式の奇跡
田村 恭子
酒井式は「どの子」にも優しい図工の時間になる
田村 良利子
崩壊クラスでも成功する「百羽のつる」
井手本 美紀
ミニ特集 倍得する教材・教具のユースウェア解説
ユースウェアは学ばねば身につかない
向山 洋一
中学漢字スキルで結果を出す方法
長谷川 博之
百玉そろばんで授業導入を気もちよくスタートする
野ア 隆
二年連続大躍進の画期的な新型社会科資料集を知っていますか?
桜木 泰自
わくわくずかんこそホームラン級の教材
吉原 尚寛
ソーシャルスキルかるたのやり方の工夫
雨宮 久
向山A式のその前に
根津 盛吾
授業の原則 (第20回)
子どもに好かれる教師の条件(1)
谷 和樹
〜子どもは「明るい教師」が好き〜
授業の力量をみがく (第20回)
大津事件以降も続出する犯罪の連鎖は、なぜ起きているのか
大森 修
編集前記
向山 洋一
グラビア
タブレット端末を使う最先端授業と医療連携の教育が授業を変える TOSSサマーセミナー2012 2012.8.5 東京ビッグサイト 国際会議場 ほか
佐藤式工作法 (第64回)
二枚の色紙でつくるブックマーク(本のしおり)
佐藤 昌彦
全国ペーパーチャレラン (第246回)
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
タイル・迷路チャレラン
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
(8月号)ランキング/応募者からの手紙
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
教科指導の基本
国語 (第20回)
発達障がいの子どもも、やる気になって取り組む暗唱指導のコツ
東田 昌樹
算数 (第20回)
教師の言葉を削ってゆったりしたリズムを作る
赤石 賢司
理科 (第20回)
脳を刺激する授業こそこれからの最先端授業
吉原 尚寛
〜前頭前野を刺激する授業には原則がある。脳科学の視点から授業を分析することで最先端の授業が生まれる。〜
社会 (第20回)
社会科が面白くなる“人物”の取り上げ方
赤木 雅美
〜二宮尊徳の授業作りを通してC 先人から学ぶことの意義と実生活とのリンク〜
体育 (第20回)
理論武装をする
桑原 和彦
〜持久走大会やマラソン大会を廃止する。〜
音楽 (第20回)
リズムとテンポの良い授業
関根 朋子
〜子供が授業に集中するためにまず押さえたいポイント〜
生活指導 (第20回)
行動が変われば思考が変わる
小野 隆行
〜行動と言葉、思考には密接な関係がある。一方が変われば、もう片方も変わっていく。それを指導に生かしていく。〜
道徳 (第20回)
道徳授業の常識を疑うA人物の気持ちを考えさせる必要はあるか
河田 孝文
〜気持ちを問うことは、道徳的価値に関してほとんど意味を持たない。〜
英会話 (第20回)
成功の決め手は、「状況設定」にあり
井戸 砂織
〜一分間模擬授業対決で優勝した岩井友紀氏の英会話模擬授業から学ぶ。〜
続・向山洋一を追って (第98回)
〔第75巻〕『保護者が信頼する“教室の統率力”』(3)
戸塚 雅昭
〜向山先生の「統率力」の原点は中学生時代にあり@〜
向山実践の原理・原則 (第224回)
若きTOSS学生の歩み
向山 洋一
特別支援の授業
日本最先端 翔和学園 (第20回)
祭りの出し物を考える
伊藤 寛晃
特別支援の授業
特別支援教育の課題 (第8回)
『発達障がい子どもの保護者』のための親学A
小嶋 悠紀
特別支援の授業
中学で生まれたドラマ (第20回)
学級担任には「頭を下げ続ける」という覚悟が必要だ
染谷 幸二
笑顔で教えて笑顔でほめる (第20回)
気になるあの子を変えていく(二)
松崎 力
医療連携での模擬授業 (第20回)
新たなものを生み出す研究会
吉永 順一
保護者・教師セミナーで訴えたこと (第20回)
教師の研究の方向性を提案した「研究的実践」
野口 澄
そうだったのかとわかった授業 (第20回)
自己肯定感を高めるには「教えてほめる」しかない
加藤 大揮
社会貢献活動
まちづくり活動展開中 (第20回)
協賛金活動で企業とつながる
山口 浩彦
わが地域のまちづくり活動 (第20回)
「人間力」「地域力」を育成するまちづくりプラン
金城 貴裕
食育・食卓教育 (第20回)
日本の主食 米を守る
四島 誠
観光立国教育 (第20回)
仮説住宅のお年寄りに葉書とビデオメッセージを送ろう
川原 雅樹
子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第20回)
はがきのやり取りは子ども達の心を優しくする
西尾 豊
環境教育最前線 (第20回)
最新環境教育授業テキストがリニューアルしました
松藤 司
教科書・教具のユースウェア
算数教科書の使い方
導入をいかに短くするかが、大切である。
甲本 卓司
算数スキルの使い方
授業思想の闘い
八和田 清秀
かるたの使い方
特別支援を要する児童も教師の工夫で熱中できる五色名文・格言暗唱かるた
近江 利江
なわとびの使い方
多重回旋のはじめの一回ができるまでのステップ
村田 淳
新卒時代*挫折をのりこえてきた (第20回)
サークルに行こう!
吉田 沙智
何も対応できなかった……
梅沢 貴史
学生時代 (第20回)
【TOSS学生の授業修業】実践の場で活かす!
石井 弥和
【TOSS学生の授業力】「技術」を知り、「型」を身に付けるから授業力は向上する
上野 一幸
全国サークル案内 (第20回)
11月
佐々木 真吾
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSS最新講座情報

編集前記

▼酒井式描画法が全国に広がっている。それは、酒井式描画法をすばらしいと支持する多くの人々がいるからである。

▼酒井式で絵を描くと、ほとんどすべての子ども達が、満足する。

 自分の絵を、満面の喜びで見つめる子ども達の姿を、教師なら見ているはずである。

 自由に描いた絵をかくしてしまう子どもの姿と正反対の子どもの姿がある。

▼酒井式で描いた絵を、保護者はおどろきの目で見る。廊下に貼り出すと、黒山の人だかりになったりする。

 一人残らず、すべての子どものすばらしい作品に、保護者は満足して、御礼の手紙が担任に届く。

▼酒井式で描かせると、子ども達は熱中する。熱中する子ども達の姿に担任は感動する。だから、酒井式は全国に広がり、どの学校に行っても、酒井式が貼ってあるようになる。今では、幼稚園にも広がっている。

▼酒井式を口ぎたなくののしる一部図工の教師がいる。「これは、本当の美術ではない」という。しかし、そうした教師の指導した作品は、見るにたえないのも多い。

▼酒井式の絵は、教科書にも採用されている。かつて、国語教科書の表紙にもなった。

 各種コンクールでも次々入選している。

▼更には、酒井式の絵が、世界の美術の最高峰、ハプスブルク家に買いあげられた。

 歴史に大きく名を残した画家の仲間入りをした。作者の香川真衣音さんは、ハプスブルク家のパーティーに招待された。

 日本人でこの名誉をうけた人を、他に知らない。

▼以上の事実は、「酒井式をののしる一部教師」の美術の能力は、三流であることを示している。「いいもの」を「いい」と判断できないのだ。美術の広さ、深さ、すばらしさを、我流の偏見で断罪しているのだ。

▼今回は、酒井式が、ユニバーサルデザインとしても、すばらしいことを取りあげた。酒井式は「すべての子ども」に優しいのである。

▼ミニ特集として、すぐれた教材・教具のユースウェア(使用方法)の大切さをとりあげた。ユースウェアを身につけてこそ、教師の力量を発揮できるのである。

 自己流では効果は激減するのである。

(向山 洋一)

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