- 特集 新型学級崩壊に潜む“親心”激変レポート
- 突然ふりかかるトラブル 病休・退職まで追い込まれた人も多い TOSSは、誠実な教師を守りたいと思った
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- 新型学級崩壊とは何か
- 親心の崩壊をふせぐ日本の子育て
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- 新型学級崩壊を定義せよ
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- 私の学級崩壊状態を振り返る
- 新型学級崩壊は学級の機能が停止する
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- 三月三十一日まで持ちこたえるための七箇条! 転んでもただでは起きないタフさを持て!
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- 子どもの激変を示す証拠
- 統計から見る子どもを取り巻く環境の変化が新型学級崩壊の一因となっている
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- 新型学級崩壊の原因を探る
- 子どもに無関心「親心」の崩壊
- 今こそ家庭教育に必要な伝統的子育て
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- 虐待の連鎖 我が子を叩いて育てる親
- 叩かれて育った子は、人を平気で叩く虐待の連鎖は大人しか断ち切れない
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- 発達障がいの子への対応の間違い
- 知識と対応を学ばなければ指導できない
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- 学校のシステム不在
- 優れた学校のシステムは細部にあらわれる
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- 「できない子」の放置
- 成功体験のある授業の繰り返しが学級崩壊から生還する鍵である
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- 教師養成・新卒指導のデタラメ
- 勉強しない担当教師が引き起こした悲劇
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- 新型学級崩壊を乗り越えるには
- 勇気をもって変身しよう
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- もぐらたたき状態からの脱却
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- 秩序を守るのは最初が肝心
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- 中学校の崩壊とかく戦えり
- 子どもの事実のみに依拠したからこそ学校が正常化した
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- ミニ特集 発達障がいの子の授業に、医師が勧める教材・教具
- はじめはペーパーチャレランの共同研究から始まった
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- ドクターは出会いからTOSS教材の良さを語った
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- 「わかる!」「読めた!」 授業の始まりから子どもたちに成功体験を与える魔法の教材!
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- あかねこ漢字スキルがやる気と自信を身につけさせた
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- 繰り返しドリルは、弊害がある
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- 学習することで訓練になる「うつしまるくん」
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- ただ「写すだけ」、でも絶大な効果がある
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- 授業の原則 (第19回)
- 激励の原則(2)
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- 〜「シール」や「忘れ物表」は褒められたことにならない〜
- 授業の力量をみがく (第19回)
- 大津・いじめ自殺事件
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- 〜遺棄された教育基本法・判決そして教育委員会廃止論議〜
- 編集前記
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- グラビア
- 向山学級の秘密がまた一つ明らかに! どこよりもディープな「向山型」を学ぶ場 2002年7月7日 向山塾in北海道 ほか
- 酒井式2012 (第4回)
- 一つの技術から広がるバリエーション
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- 全国ペーパーチャレラン (第245回)
- ルール・応募方法
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- 熟語列車チャレラン
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- (7月号)ランキング/応募者からの手紙
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- 教科指導の基本
- 国語 (第19回)
- 向山型一字読解指導で地力をつける
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- 算数 (第19回)
- かけ算九九必須アイテム「TOSSかけ算九九計算尺」
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- 〜これを使わない2年生担任はもったいない! こんな手ごたえと腹の底からの実感がある授業、そうはない。〜
- 理科 (第19回)
- 「写す」文化を子ども達に
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- 〜「おてほんくん」で体感させる。観察カード、ノートまとめが変化していく。〜
- 社会 (第19回)
- 教材研究5つのレベル@
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- 〜教材研究のレベルを上げ、社会科好きの教師と子どもに変容する。〜
- 体育 (第19回)
- 体育授業に発問を取り入れよう
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- 〜子どもたちが知的に思考する体育授業を求めて〜
- 音楽 (第19回)
- 「興奮と抑制」を意識した授業を
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- 〜「我を忘れて集中する、悦に入って歌う、没頭する、熱中する、何回も繰り返しやりたがる」 まず子どもが興奮する授業を行う。〜
- 生活指導 (第19回)
- 教室がきれいになるシステム
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- 〜放課後の教室は、そのクラスの子どもたちの状態を表している。教師の働きかけ次第で子どもたちの状態は変わる。〜
- 道徳 (第19回)
- 道徳授業の常識を疑う/開始五分
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- 〜開始十五秒で子どもの心をわしづかむ始まり方を創りだそう。〜
- 英会話 (第19回)
- 昨年度の課題の評価、記述式で何を伝えるか
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- 〜楽しく英語で話している! 保護者が欲しい子どもの事実〜
- 続・向山洋一を追って (第97回)
- 〔第75巻〕『保護者が信頼する“教室の統率力”』(2)
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- 〜売り上げを落とした「教室ツーウェイ」誌の特集〜
- 向山実践の原理・原則 (第223回)
- 学級崩壊、いじめの芯に迫って対応を考える
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- 特別支援の授業
- 日本最先端 翔和学園 (第19回)
- 翔和ファームでの学び
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- 特別支援の授業
- 特別支援教育の課題 (第7回)
- 適切な就学指導を見据えての「支援策」
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- 特別支援の授業
- 中学で生まれたドラマ (第19回)
- 手紙の中身は実践の深さと比例する
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- 笑顔で教えて笑顔でほめる (第19回)
- 気になるあの子を変えていく(一)
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- 医療連携での模擬授業 (第19回)
- 発達障害と保護者支援
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- 保護者・教師セミナーで訴えたこと (第19回)
- 「連携セミナー」で聞く保護者からの訴え
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- そうだったのかとわかった授業 (第19回)
- 一年生入門期の作文指導を通して、その難しさを実感した瞬間
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- 社会貢献活動
- まちづくり活動展開中 (第19回)
- 被災地と子どもたちをつなぐ
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- わが地域のまちづくり活動 (第19回)
- 福島県知事賞を受賞した矢吹先生の「観光・まちづくり教育」実践
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- 食育・食卓教育 (第19回)
- 農家に宿泊し、寝食をともにする食卓教育
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- 観光立国教育 (第19回)
- 第4回観光・まちづくり教育全国大会が福島で開催
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- 子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第19回)
- はがきのやり取りで生まれる人と人とのつながり
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- 環境教育最前線 (第19回)
- 環境テキストは、社会科や総合的な学習の時間にピッタリです
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- 教科書・教具のユースウェア
- 算数教科書の使い方
- 向山型算数だからできる「1時間で2時間分の授業をゆったり」
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- 算数スキルの使い方
- 子どもが答え合わせで「いえーい!」と喜ぶための布石
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- かるたの使い方
- 賢い子を一気に伸ばす指導 「一枚札」を一枚だけ教える
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- なわとびの使い方
- なわとび学習は1時間で何分間行うのだろうか
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- 新卒時代*挫折をのりこえてきた (第19回)
- 学び続けないと学級は崩れる
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- 学級崩壊そして学び続けてきたこらこそ今の自分がある
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- 学生時代 (第19回)
- 【TOSS学生の授業修業】切磋琢磨し、新たな目標を持ち続ける
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- 【TOSS学生の授業力】参加者200名を超える学生TOSSデー 舞台裏とその後
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- 全国サークル案内 (第19回)
- 10月
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- TOSS最新講座情報
編集前記
▼母親と赤ちゃんが、親子になっていくには、絶対に必要なことがある。
▼それは、ごく自然な当たり前の行為によって形成される。
▼パンダが赤ちゃんに授乳するような、トキが赤ちゃん鳥に口うつしにエサをやるような、スキンシップのつながりである。
▼針金の親にサルの子を育てさせたハーローの実験が有名である。
針金の親に育てられた子ザルは、ものすごく攻撃的なサルになってしまったのである。群れに入ることはできなかった。
▼サルが正常に育つには、スキンシップのある親子関係が必要だったのである。
▼スキンシップのない針金の親に育てられたサルは、後に解剖され、脳が調べられた。
▼脳は、明白に異なっていた。
第一は、脳の司令塔である前頭前野が未発達であった。
第二は、脳の働きに大切なドーパミンやノルアドレナリンの量が、正常なサルの一割しかなかったという。
▼ハーローは、親子のふれあい、あたたかいスキンシップや、親がそばにいて動きを示すことや、遊びなどが必要と言っている。
▼日本の子育ての中に昔からあった、まわりの大人が赤ちゃんをあやすことや、授乳のとき目を見つめてことばをかけることなどが、赤ちゃんの成長に極めて大切なのである。
▼反対に「だきぐせがつくから、赤ちゃんが泣いても放っておく」ことや「ミルクを飲ませながら親がケータイでメールをしている」ことなどは、大きな問題なのである。
▼親のスキンシップなどが不足して育った子は、二歳ぐらいで、問題が生じてくるという。
▼教師を数十年と経験した人なら、昔に比べて、最近の子の中に「入学式で走り回る子」などの、かつてはなかった現象を体験している人も多いだろう。
▼そうしたことが、新型学級崩壊の原因の一つとなっていると思われる。つまり、昔ながらのスキンシップに満ちた日本の子育てなら、生じなかったことが生れつつあると思えるのである。
▼本号では、そうした事をどう考えていくかを特集した。
(向山 洋一)
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- 明治図書