- 特集 黄金の三日間 学級崩壊を防ぐ50の局面
- 黄金の三日間 学級崩壊を防ぐ50の局面
- 思いつきの授業・自己流の指導をすると教室は崩壊する
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- (1)授業中笑顔がない。(2)おだやかな対応をしないでどなる。
- 練習しなければ決してできない。笑顔と穏やかな対応が「大人のゆとり感」を生む。教師の「ゆとり」を子どもたちは見ている。
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- (3)子どもに挫折体験をさせる。(4)子どもを無視し、放置する。
- 子どもの行動は意味がある
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- (5)一回に三つ以上の中身を指示する。(6)わかりにくい言い方をする。
- 一時に一事を指示せよ
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- (7)連絡を忘れてしまう。(8)約束を破ってしまう。
- 学級で信頼関係を築くための礎に
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- (9)教師の声にはりがない。(10)誰も聞いていないのに、子どもに発表させている。
- 自らを鍛える
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- (11)板書しながら、子どもに背をむけて発問している。(12)指示が通らない。
- 子供に「後を執られる」愚を犯すな。
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- (13)説明が長い。手に持ったまま話す。(14)導入に時間をかけすぎる。
- 説明は1分以内が原則である
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- (15)趣意説明がない。(16)子どもの感動体験が少ない。
- 趣意説明と感動体験で子ども納得の一時間
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- (17)子どもをほめていない。(18)教員室で子どもの悪口を言う。
- 授業を終えて職員室に戻ってきた時の《教師の第一声》に教師の実力が表れる
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- (19)語尾が「〜思います」になっている。(20)子どもに選ばせている。
- 語尾にこだわり教師が指導すべきこと
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- (21)読み方・唱え方を教えていない。(22)(算数)漢字のから書きを(左手)子どもと同じにしていない。
- 授業行為の一つ一つには意味がある
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- (23)アスペルガーの児童の対応がデタラメ。(24)発達障害の子への初歩的知識がない。
- 目の前の子どもにとってわかるように教える
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- (25)練習問題をたくさんさせる工夫がない。(26)宿題、練習問題をやらせっぱなし。
- 練習問題はノートに書かせる
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- (27)ノートの書き方を指導してない。(28)教師が挨拶をしない。
- 黄金の三日間で徹底指導する
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- (29)授業時間が休み時間にくいこむ。(30)授業開始を待ちすぎる。
- 時間に潔くなる
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- (31)次の行動を示してから子どもを動かしてない。(32)ルールがしっかりしてない。
- 学級崩壊へまっしぐら!
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- (33)私語を止めさせる方法がない。(34)音読の方法が一つしかない。
- いくつもの指導法を身につけ使いこなす
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- (35)宿題が多い。(36)授業でやるべきことを宿題にする。
- 授業でやることを宿題にするのは、教師の指導放棄である
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- (37)全員ができているかの確認がない。(38)集中させる技がない。
- 授業の知的レベルを上げることで学級崩壊を防ぐ!
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- (39)週に一度も個別評定をしない。(40)子どもに作業をさせない。
- 子どもを激変させ、力をつける技
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- (41)早くできた子がすることがない。(42)空白の時間を作ってしまう。
- 空白を凌ぐ技
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- (43)ステップが大きすぎる。(44)授業にリズムがない。
- 「変化のない繰り返し」は、子どもの知性を眠らせる
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- (45)発問・指示がセットになってない。(46)授業がシンプルでない。
- 発問と作業指示をセットにする
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- (47)算数の教科書が終わらない。(48)ていねいすぎて(もたもたして)進度が遅れる。
- 説明しても分からないと自覚せよ
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- (49)全体に指示してから個別指導をしない。(50)先生に○をもらう時、列ができる。
- 原則を学び、考え抜かれたシステムを活用する
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- 教育実習生を教えて痛感したこと
- 小さな行為一つひとつについて、どこが駄目なのかを分析することで、授業は飛躍的に変化する!
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- ミニ特集 教材選択プロ教師の視点
- 医師もすすめるTOSSの教材
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- プロは教材で子どもを育てる
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- 勉強が苦手な子が支持する教材を選ぼう
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- 特別支援の子に指導する視点で選ぶ
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- 教材を授業の中で活かす
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- 学級開きの工夫は一年間を決める!
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- 教材選択四つの視点で分析する!
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- 全国ペーパーチャレラン (第215回)
- 問題A「漢字しりとりチャレラン」
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- 問題B「漢字連続チャレラン」
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- ルール・応募方法
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- ランキング
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- 編集前記
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- グラビア
- 「発達障害の子どもたち」教育と医療 最先端の現場から・生きがいを実現していく社会の創造 ほか
- 学級の荒れを克服する
- 学級の荒れを克服する第一歩。
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- 楽しい国語の授業
- 小学校一年からおとなまで楽しめる授業をつくる
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- 伝統文化の国語の授業
- 先ずは、名文名詩の暗唱から始める伝統文化の国語の授業
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- 〜目標は、最初の授業参観までに、名文名詞を三つ暗唱する〜
- うまくいった算数の授業
- 算数授業開きに欠かせない「ノートスキルの授業」
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- 〜「お勉強ができる子は、どの子もみんなノートがきれいです」〜
- 最新調べ学習 観光立国
- わがまちを調べることは、わがまちを愛することにつながる
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- 〜まちのよさを調べ発信する観光立国・まちづくり教育〜
- 子どもが感動する理科授業
- 理科好きな先生方を育てることが最善手
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- 熱中して楽しくできる英会話授業
- 四月、All in Englishの授業に担任自ら楽しく挑戦
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- 〜初めての授業は子どもたちを笑顔で巻き込む〜
- 挑戦 TOSS型音楽授業
- 聴く→表現→記号化の指導は発達障害の子供にも有効だった
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- 〜TOSS音楽の指導で、翔和学園の子どもが熱中した〜
- 発達障害の子が熱中する授業・教材
- ワーキングメモリーの力を伸ばす「うつしまるくん」
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- 最近の教育系大学生 (第1回)
- 教育学部にはどんな人が入学するか
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- 教育の根本を考える (第1回)
- どの子も認め、受容する
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- 授業を創る
- 授業は、出だしで90パーセントが決まる。
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- 新しい環境教育
- 都市の気温上昇、ヒートアイランド現象
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- 〜最先端の技術と昔ながらの知恵が結びついていることを授業する〜
- 生きものにふれる(わくわく図鑑の奇跡)
- 四月の参観日で保護者も感激!
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- 食育と食卓教育
- 日本の食文化を伝承する
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- 分析批評の国語授業入門
- 分析のものさしを身に付ける
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- TOSS学生 授業検定に挑戦
- 挑戦し続ける!
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- 平均点 奇跡のアップのシステム
- 安定した授業こそ平均点アップへの近道
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- 成功体験の授業
- 連続長縄跳びの成功体験は4月から始まっている
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- 〜一人一人の小さな成功体験が大きなクラスの記録を生み出すのだ〜
- 特別支援 奇跡の教育
- 『教師修業十年』から学ぶ出逢いの場面
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- 学級崩壊を救った五色百人一首と五色かるた
- 五色百人一首を中心とした学級作りで学級崩壊から生還した報告が多数。ユースウェア通りに使うことで効果は絶大となる。
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- 中学校の教育 (第1回)
- 「改革」と「転換」を生み出す発想
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- 酒井式2010 (第1回)
- 幼児がひとりで描く絵
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- 続・向山洋一を追って (第68回)
- [第52巻]『向山実践を貫く教育理念』
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- 〜困難な時に見えてきたもの・「ごめんね」と言って行う教育〜
- 向山実践の原理・原則 (第193回)
- すぐれた教材は、本物の教材は、できない子にもやさしい
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- 新任当時の挫折をこう乗り越えた
- TOSSで学んでいたから、学級崩壊の危機を乗り越えることができた
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- サークルでエネルギーをもらう
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- TOSS教材のドラマ
- 【うつしまるくん】学校で一番大変な子どもが熱中した
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- 【五色名句百選かるた】教材の力を信じ、励まし続けて取り組ませることで、ドラマは必ず生まれる
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- 研究授業講座
- 【教材研究のしかた】向山先生のお話を直接伺える機会をつくる
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- 〜内部情報の蓄積はそこから始まる〜
- 【指導案の書き方】主張を明確にし、自分の言葉で綴る
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- 〜音楽指導案「『できること』を明確にし、日本人の系統化された音楽指導計画を再構築する〜
- やってはいけないこんな指導
- 子どもの発言を「ぞんざい」に扱うな
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- やってほしいこういう指導
- 教師から先に挨拶し続ける
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- TOSS・前進中
- 学生サークル/TOSS学生からTOSS新卒へ
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- TOSSサークル紹介/TOSS筑紫サークル〜元気の素〜
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- TOSSサークル紹介/400分の1は100パーセント
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- TOSSランド案内/TOSS「虫育」サイトで子ども達を理科好きにしよう!
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- セミナー案内
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編集前記
▼教師とは、すばらしい仕事だ。かわいく愛らしい子ども達に、学問のすばらしさ、努力することの大切さ、人と仲良くすることの楽しさを教えることができるのだ。
▼すばらしい教師は、一瞬でわかる。第一に、笑顔がすてきだ。子どもに対して、いつもすてきな笑顔で接している。
▼すばらしい教師は、ほめることが上手だ。
子どもの良さを次々とみつけて、心からほめることができる。一日に、何十回もほめている。
▼すばらしい教師は、ファッションがすばらしい。教室で子どもの前に立つとき、銀座の一流店に入っても、ひけ目を感じないようなすてきなファッションをしている。
私が出逢った教育史に残るような一流教師は、一人の例外なくファッションがすてきだった。
▼すばらしい教師は、時間を守る。発言も短く端的だ。時間を守らない、長々と話すことは三流だということだ。
▼すばらしい教師は、どなることはない。長い説教もない。そんなことをしなくても子ども達はついていくのだ。
▼子ども達に好かれ、保護者に感謝される教師がいる一方で、子どもに嫌われ、保護者に好かれない教師がいる。
▼原因は、はっきりしている。教師としての実力がないからだ。授業が自己流で、授業がヘタだからだ。
▼そういう教師が「教室でしゃべること」の大半を「子ども達は分らない」のである。
「分らない」から乱れる。するとどなったり長い説教をするのだ。ますます嫌われる。
▼いかな仕事も「技(わざ)」は、トッププロが作り出す。教師の世界も同じだ。
公開授業を千回以上やったり本を何十冊も書いたトッププロが「技」を作ってきた。
▼プロの技を学べば、誰でも高い技量を身につけられる。子どもに慕われる。長い教師人生を楽しくすごしていける。
▼本号では、「技の入口」を紹介した。
これが「身につく」には「練習」が必要だ。
身につけたい方は、四月五日に全国の千百の会場で開かれるTOSSセミナーに参加されることをすすめる。それが、一番の早道だと思う。
(向山洋一)
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- 明治図書