教室ツーウェイ 2010年5月号
「毎日起きる教室でのトラブル」イラストで見る対応法

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教室ツーウェイ 2010年5月号「毎日起きる教室でのトラブル」イラストで見る対応法

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2010年4月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「毎日起きる教室でのトラブル」イラストで見る対応法
「毎日起きる教室でのトラブル」イラストで見る対応法
愛子さまの投げかけた貴重な問題
向山 洋一
発達障害の子への対応
教師の対応で子どもは大きく変わる
小野 隆行
全国調査「負けを受け入れる」教育実践
負けを受け入れない子どもたちが負けを受け入れる実践は、日本に二つしかない。それが、五色百人一首とペーパーチャレランである。
椿原 正和
イラストで見る発達障害の子への対応20の場面
(1)授業中、頻繁にしゃべる子
津下 哲也
(2)授業中、何度も手遊びをする子
津下 哲也
(3)授業中、暴言を吐く子
津下 哲也
(4)授業中、口をはさむ子
梶田 俊彦
(5)掃除中、ほうきを振り回して遊ぶ子
梶田 俊彦
(6)ボーッとして集中できない子
佐藤 紀子
(7)片付けができない子
佐藤 紀子
(8)衝動的で我慢ができない子
河田 真介
(9)授業中、立ち歩く子
西村 純一
(10)友達に暴力をふるう子
西村 純一
(11)反抗的な言動をとる子
河田 真介
(12)忘れ物が多い子
河田 真介
(13)場面の状況が読めない子
今浦 敏江
(14)間違うと机に突っ伏す子
西村 純一
(15)負けを受け入れられない子
西村 純一
(16)失敗後「やらない」と言う子
西村 純一
(17)クラスで孤立する子
大恵 信昭
(18)予定の変更でパニックになる子
大恵 信昭
(19)こだわりが強い子
大恵 信昭
(20)耳ふさぎが多い子
大恵 信昭
翔和学園 発達障害の子が受け入れる授業・拒否する授業
広汎性発達障害で、パニックを起こす生徒への対応と指導
青山 智美
暴力で主張を通そうとする子どもに対する指導。
柏田 良男
アスペルガーの子どもへの指導の原則「こだわり対決をしない」
熊田 賢人
ほめることで確実に変化したAさん
萩原 恵美子
アスペルガーの生徒の自己肯定感を高める
伊藤 寛晃
私が出会った発達障害の子とのドラマ
笑顔でしか教育できない子どもたち
師尾 喜代子
「先生によって雲泥の差があるのですね」
神谷 祐子
子どもの自尊感情を育むTOSS教材
星野 裕二
ほんの少し、教師らしい仕事ができたと思えた瞬間
松崎 力
「写すことも勉強のうち」とセットで行う指導が欠けていた
桑原 和彦
教師の無知が子どもを追い詰める
東 弥生
「できた」の自信が子どもを変える!
山本 かおり
ミニ特集 実態調査を指導方針に生かす
実態調査は自分自身を守る
向山 洋一
数値の伸びの背後にある、子どもの成長を見て指導方針を立てる
中川 貴如
実態調査は指導に生かせるものに
迫田 一弘
中学生が荒れる原因は、小学校の算数指導法にある
井上 好文
1年生 簡単な調査を早期に行う
岡 惠子
実態調査を学校システム改善に生かす
松垣 和年
四月に必ず行っておくべき実態調査
野ア 隆
全国ペーパーチャレラン (第216回)
問題A「数字めいろチャレラン」
伊藤 亮介
問題B「ワープチャレラン」
鈴木 崇之
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
ランキング
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
編集前記
向山 洋一
グラビア
教材は正しいユースウェアで使ってこそ効果を発揮する ほか
学級の荒れを克服する
学級の荒れを克服する中心は授業である。
谷 和樹
楽しい国語の授業
九九で漢字を楽しむ、万葉の人々に近づいてみよう
松藤 司
伝統文化の国語の授業
「神」から学ぶ漢字文化の授業
勇 和代
〜知的に集中! 子ども達からアンコールが起こる!〜
うまくいった算数の授業
「5年・分数のたし算・ひき算」
横崎 邦子
〜図を使って分数の意味を理解させる〜
最新調べ学習 観光立国
地域の「よさ」から「生きがい」へ
山下 文廣
〜自分の住んでいる地域のよさを人々に働きかける活動からその地域の「生きがい」を生み出そう〜
子どもが感動する理科授業
2010年は生物多様性年
堀 美奈子
〜身近な生き物から生物多様性の授業をする〜
熱中して楽しくできる英会話授業
けん玉を使った「Can you〜?」の状況設定
井戸 砂織
〜明確で楽しい状況設定で子どもたちをぐっとひきつける〜
挑戦 TOSS型音楽授業
見て楽しい、やって楽しいTOSS音楽の授業参観
飯田 清美
〜コマとパーツで組み立てどの子も熱中させる授業〜
発達障害の子が熱中する授業・教材
テストで自信をつける
大場 寿子
最近の教育系大学生 (第2回)
大学四年間の成長スタイルが消えている
明石 要一
教育の根本を考える (第2回)
認める
吉永 順一
授業を創る
授業の重要パーツ「説明」の効率的・効果的手法を探る@
河田 孝文
新しい環境教育
地球温暖化の問題を考える
勇 眞
〜地球にやさしい技術は、日本が世界のトップレベルである〜
生きものにふれる(わくわく図鑑の奇跡)
「わくわくずかん」でヒーローに!
永井 貴憲
食育と食卓教育
食卓の変遷から考える
戸井 和彦
分析批評の国語授業入門
最初の「ものさし」は何か
松崎 力
TOSS学生 授業検定に挑戦
短期目標を持つ
山田 貴之
平均点 奇跡のアップのシステム
習得させるべき内容を確実に押さえるシステム
梅沢 貴史
成功体験の授業
苦手克服で、努力が報われる瞬間をつくりたい
井上 敬悟
〜跳び箱運動で、努力の大切さを自覚し自信をつけさせる〜
特別支援 奇跡の教育
受け入れてあげるということ
伊藤 寛晃
学級崩壊を救った五色百人一首と五色かるた
一年生、四月からの取り組みであの子がルールを守り、負けを受け入れた!
小井戸 政宏
中学校の教育 (第2回)
中学校教師にしかできないこと
長野 藤夫
佐藤式工作法 (第49回)
身近なものでどんな顔ができるかな? 創作のための三つのポイント
佐藤 昌彦
続・向山洋一を追って (第69回)
[第53巻]『向山学級開幕のドラマ』
戸塚 雅昭
〜学級通信〈スナイパー〉創刊号の「奴の自己紹介」〜
向山実践の原理・原則 (第194回)
感動の2分の1成人式の記事をめぐって
向山 洋一
新任当時の挫折をこう乗り越えた
TOSSに支えられ、始まった教師修業
戸ア 恵
唯一残された道は、TOSSしかなかった
原田 朋哉
TOSS教材のドラマ
【話す・聞くスキル】自分と友だちとつなぐコミュニケーションツール
越智 敏洋
【あかねこ漢字スキル】成功体験を積ませることができる「あかねこ漢字スキル」
田丸 義明
研究授業講座
【教材研究のしかた】キーワードを念頭に情報収集をする(1)
松尾 清恵
〜「原分にあたる」ということ〜
【指導案の書き方】TOSS音楽はふしづくりが示す音楽能力をつけることを基本とする
関根 朋子
〜音楽指導案「『できること』を明確にし、日本人の系統化された音楽指導計画を再構築する(2)〜
やってはいけないこんな指導
朝から不機嫌な顔
杉山 裕之
やってほしいこういう指導
初任者研修で言葉を削る作業を導入した
戸井 和彦
TOSS・前進中
学生サークル/楽しいから続けられる!
吉岡 里那
TOSSサークル紹介/修業の場はサークルにある
高杉 祐之
TOSSサークル紹介/教室での実践を持ち寄り、代案を出し合うことで力量を高める
松岡 高史
TOSSランド案内/音楽サイトで教室が盛り上がる
橋本 信介
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
セミナー案内
石黒 修

編集前記

▼長い間の夢が実現して教師になった人がわずか数か月で退職していく。

 学級が崩壊して、授業中のおしゃべり、立ち歩き、どなりあいが続き、身も心もつかれてしまったのだ。

▼若いときには、元気でやる気のある教師といわれた人が、四十歳を越えるころから、クラス経営がうまくいかず、教室はガタガタになり、定年を待たずして退職していく。

 どこの学校でも見られる現象だ。

▼子ども達を熱中させ、満足させる授業ができない。勉強のできない子をできるようにさせられないのが、根本的な原因だ。

 つまり、教師としての力量をみがいてこなかったことが原因だ。

▼教室には、プロとしての対応が必要な子ども達がいる。

 特別支援を必要とする子が、およそ一割、境界知能の子が十四パーセント。約四分の一の子はプロの技量なくしては育てられない。家庭まで崩壊してしまうことがある。

▼算数の市販テストで、五点、十点だった子を、満点近くにさせた。跳び箱をとべない子を集めて、十分間で全員とばせた。

 教室がシーンとなって、全員が熱中する授業をした―このようなことを、五十も百もできてこそ、プロである。

▼プロになるためには、自動車の運転免許をとった時以上の真剣で持続的な努力が必要だ。それも上級者の指導のもとでである。

▼上達していけば「退職」に追い込まれる事態は防げる。子ども、親からも感謝される。充実した教師生活を送れる。

▼そのような「プロの技量」の一つが、教室のトラブルへの対応法である。

 教室のトラブルへの対応を間違うと一瞬で教室は崩れる。

▼教師がよくやる「長い説教」「大声の叱責」などは、害のあることが多い。医師達は、最悪の方法という。

▼両方の事情をくわしく、しつこく聞いて反省させるのも、悪いことが多い。

▼それは、医学的な理由がある。杉山ドクターの『発達障害の子どもたち』が分りやすい。教師が絶対に読むべき本だ。

▼本誌では、トラブルへの対応法を、日本の最前線の実践を例に紹介する。

(向山洋一)

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