教室ツーウェイ 2010年3月号
教師がになう元気な地域づくり活動

T393

«前号へ

次号へ»

教室ツーウェイ 2010年3月号教師がになう元気な地域づくり活動

紙版価格: 869円(税込)

送料無料

電子版価格: 782円(税込)

Off: ¥87-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
授業全般
刊行:
2010年2月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 教師がになう元気な地域づくり活動
教師がになう元気な地域づくり活動
子ども達と「生きがいのある」社会を創造していくために
向山 洋一
観光庁との協力による観光立国教育
「いきがいを求める社会」創造に向けての貴重な一歩
杉山 裕之
総務省との協力によるまちづくり活動・教育
「まちづくり学習推進ネットワーク」を推し進めよう
谷 和樹
全国各地の報告 教師と多くの方々によるまちづくり活動
埼玉県秩父市=「圏」を作るまちづくり ちちぶ定住自立圏構想
梅沢 貴史
長野県飯田市=官民を挙げて長野県の南の端から全国に最先端の動きを発信する飯田市のまちづくり
田代 博子
愛媛県松山市=施策提案公募を利用して自分たちができることから始める
関家 千恵
長崎県佐世保市=まちづくりはひとづくり
山西 浩文
岡山県美咲町=観光かるたで郷土を愛する子ども育てる
井上 嗣祥
大阪府堺市=様々な団体と連携し、まちづくり教育を展開していく
村上 元
北海道弟子屈町=地域の方々との信頼関係を築く
菅原 泰弘
北海道別海町=町認証「子ども町長シリーズ」第1弾!第2弾!大成功!
青木 勝美
北海道美深町=地域のお祭りと子どもTOSSデーのコラボでまちづくり活動のきっかけをつくる
□□□□□
栃木県さくら市=急展開! 市長との面会エピソード
平山 勇輔
栃木県足利市=足利市の活動とTOSSをリンク
小平 和代
栃木県栃木市=まちづくり活動で地元に貢献する
山口 浩彦
まちづくり教育・活動とは私にとって何だったのか
わずか4枚の名刺。これが私のまちづくり活動の出発点であった。教師以外の多くの方との出会いは、教室内に留まっていた私のまちづくり観を大きく変えていった。
戸井 和彦
巨大看板に秘められたエピソード
河田 祥司
自分の住んでいる地域を再発見する
神谷 祐子
教師の生き甲斐を二倍にしてくれるシステムだった
水野 正司
まちづくり教育への期待
共和国構想で地域を活性化させる
明石 要一
自分たちのまちをみんなで良くしたいという心を持って実践活動をできる子どもを育て、そういう人材をつなげていくことが地域力の創造だ
椎川 忍
ミニ特集 脳科学から見たTOSS教材
教育学部の一部の先生が反対することを、医学部のドクター達が支援している
向山 洋一
「障害のある子に優しい」が前提
伴 一孝
「話す・聞くスキル」は、特別支援教育に新たな境地を開く
椿原 正和
古来から伝わる学習法にまちがいはなし! 素読はセロトニンが出て脳を活性化する
松藤 司
ペーパーチャレランで発達障害の子が熱中する理由を考える
小野 隆行
ほめられる教材は脳を活性化する
松崎 力
「ミラーニューロン」の理論に合うTOSS指導法と教材
木村 重夫
全国ペーパーチャレラン (第214回)
問題A「赤青黄緑チャレラン」
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
問題B「祝日チャレラン」(2010年版)
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
ランキング
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
編集前記
向山 洋一
グラビア
向山学級は究極の「自由で平等」なクラスだった ほか
新学習指導要領への対応講座
新学習指導要領への対応講座
教育研究を科学的に進めるために必要なもの
谷 和樹
PISA型読解力の授業
「要約」を扱う授業プラン
赤木 雅美
伝統文化の授業
日本の四季・行事についての伝統文化の授業
師尾 喜代子
習得する算数授業
活用の授業も教科書を軸にする向山型算数
河田 孝文
最新調べ学習観光立国
観光資源を「残す」サスティナブルを学習する
雨宮 久
感動の理科教育
市販の実験キットでも知的で楽しい理科の授業ができる
新牧 賢三郎
熱中して話せる英会話授業
話したくなる「ダイアログ(会話)」が核になる
間宮 多恵
子どもが学んでいく音楽授業
「参照 待つ 子どもに任せる」場面を作る
関根 朋子
発達障害の子が熱中する授業・教材
発達障害の子も夢中になる、驚異の直写TOSSノート新発売!
岩本 友子
子どもを捉える流行の歴史 (第12回)
交換日記の流行の歴史
明石 要一
親が変わらなければ、子どもは変わらない (第12回)
メンタルケアの現場より
長田 百合子
TOSSビギナーズ講座
TOSSビギナーズ講座
「読解力」を身につける。
伴 一孝
地球環境教育
体験して実感! 田んぼから地球環境を考える
桜木 泰自
ボランティア教育
子どもの意識を変える2つのポイント「力のある資料」「継続した語り」
戸村 隆之
ライフスキル教育・エイズ教育
エジソンの人生から自己肯定感を育てる
細羽 正巳
分析批評の国語授業
教育のプロパガンダを砕くには討論がいる
大森 修
ペーパーチャレランを使って
「にわとりチャレラン」はわかりやすく、子どもが燃える!
末宗 昭信
全員とびばこ跳べた、全員満点のテストが続出
ねらうのではなく、結果として得た全員満点
桑原 泰樹
地球温暖化を解決する日本の最高技術の環境セミナー
日本の火力発電所の熱効率は世界一
戸井 和彦
アスペルガーの生徒の教育 翔和学園
成功体験を積ませ、いじめから守る
伊藤 寛晃
学級崩壊を救った五色百人一首と大会
「小型爆弾」A君の変化
山田 仁
熊本海浦小 学校の全員が必達目標の学校づくり (第12回)
改革は時代の流れの中から生まれる
吉永 順一
佐藤式工作法 (第48回)
すてきな壁飾り 新種の鳥が大空へ
佐藤 昌彦
続・向山洋一を追って (第67回)
[第51巻]『向山学級の日記で探る児童の活動』(下)
戸塚 雅昭
向山実践の原理・原則 (第192回)
「そうだ、葉っぱを売ろう」の上勝町長氏のメッセージ「教育とはくり返しくり返し教えること」
向山 洋一
新任当時の挫折をこう乗り越えた
授業技量を明確に高められるのはTOSSだけである
西 良子
学級崩壊直前で救ってくれたのは向山実践だった
小松 和重
TOSS教材 ユースウェア講座
【あかねこ計算スキル】反復練習ではなく授業時間内で力を確認し、つけさせることができる。○つけの後再度集中力アップが重要
近江 利江
教室が楽しくなる言語文化「五色名文・格言暗唱かるた」
山下 理恵
研究授業講座
『新訂 教育技術入門』〜教師の信念を教師の技能が良質でなければならない〜
高山 佳己
飛び込み授業で縄跳びの授業を行う
松本 俊樹
やってはいけないこんな指導
「手のかからないアスペの子がいる」と自覚しよう
槇田 健
学期末のまとめは、習得から活用への橋渡しだ。できない子もできる子も達成感の得られる学習をしよう。
太田 聡美
TOSS・前進中
学生サークル/イベントで熱を帯びる
大川 雅也
TOSSサークル紹介/続けていくことで力をつけよう!「TOSS大阪かわち」
山村 精一
TOSSサークル紹介/だれでも参加できる家庭的なサークルをめざして
杉原 進
TOSSランド案内/スケッチアップだからこそできる! 教育の新しい可能性の試み(場面緘黙症の学生が熱中して取り組み、新しい自己表現ツールを獲得した)
熊田 賢人
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
セミナー案内

編集前記

▼戦争の時代と平和な時代では、社会のあり方が違う。

▼戦争の時代は、生命も物資も消耗する。物価は上がり、賃金も上がる。インフレが経済の基調となる。

▼平和な時代は、物があまり、あふれる。物価は下がり、賃金も下がる。デフレが、経済の基調となる。

▼世界は、世界大戦と冷戦の戦争の時代を終え、平和な時代へと突入した。

▼平和な時代は、歓迎すべきことだ。

 しかし、平和な時代は、これまでの時代のようにいかない。

▼これまでは「豊かさ」を求める時代であった。さまざまな行政は「豊かさ」を求めて行われた。

 これからは「生きがい」を求める時代になるだろう。平和でおだやかでゆるやかな社会進歩。その中での「生きがい」が、さまざまに求められるだろう。

▼「生きがい」を求める第一の場は「地域社会」である。

 地域の中に、さまざまな活動が生み出されるだろう。伝統文化、環境、自然、生涯学習、趣味、交流、イベント、これまでの活動を倍する中味が作られるだろう。

 それは「豊かな社会」への一歩なのである。

▼こうした「生きがいのある社会」「元気な地域」を作っていくために、教師が担当できる仕事は多い。

▼一見学校とは関係のないように思えるが、こうした活動は「教え子」に対する「実際的な教育実践活動」なのである。

▼こうした活動は、教え子を支えることであり、教え子に豊かな未来を準備させることであり、教え子に生きがいのある社会を準備することなのだ。

▼これは、教師の教え子に対する誠実さのあらわれであり、教え子への連帯の証なのである。

▼「生きがいのある社会」を創造するために教師にしかできない仕事がある。

 同じような志を持つ地域の人々と協働していけば、できることはいっぱいある。

▼教師の仕事は、「子どもと共に未来を見つめる」ことの中にこそある。

 本号の特集は、全国各地での教師の誠実な努力の報告である。

(向山洋一)

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ