- 特集 荒れはじめた教室を立て直す
- 荒れはじめた教室を立て直す
- なぜ子どもは「先生、何やるのですか」と叫ぶのか。
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- 有名校長が見た荒れはじめた学級を立て直した教師
- 『ある教師の記録』が教師への力量を語っている
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- ゴールから逆算
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- 開く姿勢を確立し、指示を全員に徹底させる
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- 荒れの兆候と対応策
- 授業中、子どもと教師に笑顔があるか
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- 荒れの兆候には共通点がある
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- 荒れていた学級を担任して
- 統率力の復権! 「今日からもっといいクラスを作ろう」と再会の日に舵を切った。
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- 授業が楽しくて分かる、努力したら褒められる、成長したことがはっきり見える
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- 自分を許し、「同志」と共に走り抜く
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- 学級が荒れはじめて途方にくれていた私がとった道
- 子どものつらさを理解することから、荒れの解決は始まる
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- 一日の流れノートで教師の言葉をコントロールすると荒れがおさまる
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- 今からでも間に合う学級の荒れを食い止める三つの方法
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- 絶対に諦めない
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- 「詳細な記録」と「模擬授業」
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- となりのクラス・となりの学年に援助できたこと・しにくかったこと
- 荒れにも授業で立ち向かう
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- 学年研修を充実させ、子どもへの対応のポイントを示す
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- 自分を「さらす」しかない
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- あくまでも謙虚にできることをしていく
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- 荒れを克服する戦略と戦術はTOSSにしかない
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- クラスが荒れたらすぐに読みたい本
- 学級が荒れた時に何度も読み返した5冊の本
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- 全てを「包み込む」
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- あきらめてはいけない
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- お勧めはこの本
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- ミニ特集 ノート指導の方法
- 私は小学校一年のとき母親から教えられた
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- シンプルさを実感 向山型ノート指導
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- TOSSノートで教える「算数ノート指導のポイント」
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- ノート指導は、書式指導
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- 「お手本」になる「一人」を見つける
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- 勉強が楽しくなる「見開き2ページノートまとめ」のすすめ
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- 理科のノートは、二度のチェックを欠かさないことがポイントである
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- 向山語録 (私の心に残るこの文章)
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- 編集前記
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- グラビア
- 「ほめてほめてほめまくる」ことは簡単ではない ほか
- 教師人生を歩み始める後輩へ伝えておきたい珠玉のことば
- どうぞ前途が多難でありますように
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- すぐれた教育の基底にあるもの
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- 新任当時の挫折をこうしてのりこえた
- 自分の可能性を信じるとき、挫折を乗り越えられる
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- 新任当時私はこうして挫折を乗り越えた。
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- 授業の秘訣
- 子どもの事実から導かれた法則は洋の東西を問わない
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- 終始「気を遣え」
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- 子どもをめぐる環境の変化
- 朝食は和食がよい理由―その2
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- TOSS学生サークル前進中
- 学部の壁を越える学生サークル
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- 肌で感じた「プロ」と「アマ」の差
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- 楽しく活動しながら自分を成長させてくれる場がある
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- ワンポイント 向山実践
- 学習技能の定着を図る
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- 「変化のあるくりかえし」をロールモデルする
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- 続・向山洋一を追って (第47回)
- 〔第37巻〕『子どもの活動を最大限に引き出す「向山型行事指導」』(前)
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- 向山実践の原理・原則 (第172回)
- 小澤征爾はじめ幾百人の世界的ソリストを育てた斎藤秀雄の教育方法とTOSSの指導法の共通点
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- TOSS授業検定
- 目線/視線をどこまでとばすのか検定前に指先で確認!
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- 言葉を削る/あの子がついてきた!秘訣はずばっと短い指示にあり!!
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- 発問・指示/模擬授業は一期一会
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- 〜授業を楽しむ〜
- 佐藤式工作法
- 伝承遊びの教材化 ころころレース
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- 私が助けられた教育技術
- 「全員起立」で、規律ある指導ができる。
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第208回)
- よさこいソーランに挑戦
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- TOSSランド (第158回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第194回)
- 計算迷路チャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- ドキドキしながらTOSSサークルに入った
- サークルでの代案で子どもが激変する
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- このTOSS教材に助けられた
- 五色百人一首は、教師の声を子ども達の脳にしみこませる
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- 教材には正しい使い方がある
- 五色名句百選かるたで千年先まで残る教育文化を創る
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- 観光立国教育
- 教師自身がその町のよさを伝えられるか
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- 竹富島の取り組み
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- 見て・触って・エサをやって「秋サケ観光」
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- 五色百人一首で学級づくり
- 学級をまとめる切り札
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- 名句百選かるた、名文名詩かるたで学級づくり
- スーパー教材誕生 五色名句百選かるたを今すぐ手に入れよう
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- チャレランの復活
- インターネット時代の全国ランキングシステムは六年目に突入!
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- チャレラン種目の紹介
- オリンピック競技種目の花形
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- 最先端の教育研究
- 特別支援教育/向山型卒業式は、集団の教育力=先輩力の継承と発展である
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- 全国ネットワーク一覧表
- 7月・英会話ネットワーク/TOSS型英会話指導を一緒に学びませんか
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- 体験的基礎学力向上の決めて(算数)
- よいものを分かってくれる人は、必ずいる
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- 体験的基礎学力向上の決めて(国語)
- 漢字テスト30点だった子が100点をとる
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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編集前記
▼どんなに良いクラスでも、力量のない教師が担任すれば荒れる。それも、すぐに荒れる。
▼どんなに良いクラスでも、力量のない専科教員が担当すれば荒れる。担任についてもらう専科教師がいるが、それなら給料の半分をついた人に払うべきだ。
▼大森修先生が、なるほどと思うことを言っている。
クラスをまとめてルールが作られるのには三週間はかかる。
それが、子どもたちの習慣になるには、三ヶ月はかかる。
しかし、それがこわれるには三日しかかからない。
▼クラスを荒れさせない教師の力量とは「授業の力」と「統率の力」である。
▼授業の力とは、「分りやすい」「どの子もできるようになる」しかも「知的」で、「リズムとテンポのある」授業である。
▼大学生の時に、真剣な模擬授業を、プロの教師に百回ぐらい見てもらえば、初歩的なレベルで身につく力だ。
▼本を読んでも、見学をしても身につかない。絶対に身につかない。
▼剣道の力量、空手の力量、踊りの力量、将棋の力量などが「本を読んで」「見学した」だけで、身につくだろうか。
▼漫才をする力、プロのアーチストになる力が「本を読んだだけ」「見学しただけ」で身につくだろうか。
▼全く身につかないということがお分りだろう。一パーセントも身につかない。
つまり、ほとんどの人は、「授業の力」が全くない状態で、授業をしているのだ。
▼統率力の方は、高校、大学の時「クラブ・サークル」などで「チーフ」「マネージャー」などをやり、「大きなイベントを三、四回、責任をもって実行した人」なら、そこそこ身につけているだろう。
統率とは「方向を示し組み立てる」ことであり「みんなを行動に熱中させていく」ことなのである。
優等生であったことは、何の役にも立たない。逆にマイナスの方が多い。
▼連休をすぎれば、クラスの荒れは目立ってくる。さて、どうしたらいいのか―が本号の特集である。
(向山)
教室が荒れる多くの原因は,やはり教師の腕次第ということを改めて教えてもらった一冊でした。
子供たちをどのように導けばいいのか,「知的な授業」「統率力」「荒れの前兆の把握」それぞれキーワードや問題行動への対処の実践がとても勉強になりました。