- 特集 新学習指導要領で授業はこう変わる
- 新学習指導要領で授業はこう変わる
- 子どもの脳に(マイナス回路)を作る「エラーラーニング」から決別し、(成功回路)を作る「エラーレスラーニング」を!
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- 基本概念が授業を変える
- 学力の三要素
- 法律を根拠にして学力を定義し、それをもとに授業を提案する
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- 教師には指導の結果責任が
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- 教えて考えさせる指導
- エラーレス・ラーニングが基本である
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- 「教え」て「考える」
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- 「読み・書き・算」の基本の徹底的習得
- 新登場した重要な概念「算数的活動」の一番のねらいは「基礎基本の習得」である
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- 優れた学習モデルに学ぶしかない
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- 体験・音読・暗記・暗唱・反復の暗黙知の重視
- 向山型暗唱指導・五色百人一首指導のシステムで暗黙知に対応する
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- 活動と原理の往復で直感が働く
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- 履修から習得へ
- 習得主義は目標に照らしてどこまでしたかを吟味する
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- 問われているのは結果である。
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- 記録・報告・レポートの重視
- TOSS開発教材で、記録・報告の技能を確実に習得させる
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- 新学習指導要領改訂のキーワードは言語活動にあり。PISA型読解力養成スキル(TOSS開発)教材でそれを迎え撃つ!
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- 私が注目した改善点
- この国の教育の未来を魅力的にデザインせよ
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- 小学校外国語導入で英語の「授業」が変わる
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- 消えた言葉と順序と時数増に注目する
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- ぶれないでダイナミックに授業ができる
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- 言語活動では記録・報告・要約・説明・批評・論述・討論を重視せよ
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- ダイナミックな発想で体験活動の充実を
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- 教科の改善での注目点
- 【国語】今回の特徴「言語技術重視」と「古典の重視」に基づく国語授業の変化
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- 【算数】やんちゃ君を熱中させる「全国学力テストB問題スキル」を用いて改善点を生かす。
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- 【理科】理科を学ぶことの意義や有用性を実感させる
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- 【社会】都道府県の名称や位置などの基礎的な内容は短い時間で計画的に扱う
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- 【小学校英語】「外国語活動」が五・六年生で必修になる
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- 【中学校英語】中学でも「聞き話す」音声中心の言語活動が重要
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- 【図工】酒井式を追いかける新学習指導要領
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- 【体育】教師の指導力が問われる習得型の指導
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- 【音楽】「コマとパーツ」で基礎基本を押さえ、問題解決学習的「音楽授業」から脱却する
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- 【道徳】教育基本法改正と連動している
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- ミニ特集 できるようになったドラマ
- すてきな教師のクラスからすてきなドラマは生れる
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- 三年越しで跳び箱が跳べるようになった
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- 成功体験を積ませるから自信がつく、クラスがまとまる
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- 教科書をきちんと使って授業することを子どもは求めている
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- 先生…、百点です!
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- やっかい者から一目置かれる存在になったA君
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- 「かけ算九九計算尺」でかけ算大好き
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- 向山語録 (私の心に残るこの文章)
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- 編集前記
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- グラビア
- 黄金の三日間は向山型で ほか
- 教師人生を歩み始める後輩へ伝えておきたい珠玉のことば
- 「技能」は、よき指導者についてこそ高まる
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- 「プロ」は、生まれるべくして生まれた
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- 新任当時の挫折をこうしてのりこえた
- たった八人のクラスでも、学級崩壊は起こった指導力は、TOSSでしかつかない
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- サークルで学び、明るい未来をつかむ
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- 授業の秘訣
- TOSS授業技量検定の項目を意識する「子どもへの目線」
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- 「授業の話」をせよ
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- 子どもをめぐる環境の変化
- 体力運動能力テストから何を読み取るか
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- TOSS学生サークル前進中
- 仲間と巡りあうロジック
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- 新システムを確立 家庭教師研修
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- 一年生サークル支援 学生サークルを絶やさないために!
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- ワンポイント 向山実践
- アドバルーンは、見逃さず徹底して叩く
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- 向山型算数だからなしえた子どもの事実
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- 続・向山洋一を追って (第46回)
- 〔第36巻〕『子どもが知的に燃える「詩の授業」』
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- 向山実践の原理・原則 (第171回)
- 本当の研究とはどういうものか
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- TOSS授業検定
- 目線/穏やかな目線をおくれるようになりたい
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- 言葉を削る/第一発問を考え抜くことで、授業が変わる
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- 発問・指示/シンプルな指示で全員を巻き込む
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- 酒井式2008
- 「子ども参加」から学ぶもの
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- 私が助けられた教育技術
- 『授業の腕をあげる法則』からはじまった
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第207回)
- 英語の授業が始まる。まずは、「フラッシュカード」を用意しよう。これだけで新出単語や会話の指導、習熟練習に使える。とても便利である。
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- TOSSランド (第157回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第193回)
- クモの巣チャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- ドキドキしながらTOSSサークルに入った
- どきどきしながらTOSSサークルに入って
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- このTOSS教材に助けられた
- くるりんベルトは逆上がり達成の架け橋
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- 教材には正しい使い方がある
- 一年生に指書きのイメージをつかませる指導
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- 観光立国教育
- 観光テキストづくり 子供が地域を好きになる
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- 日本の観光の現状
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- 地域の産業を誇れる町民となる「酪農体験観光」
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- 五色百人一首で学級づくり
- 居住区で五色百人一首を広める
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- 名句百選かるた、名文名詩かるたで学級づくり
- 指示が通るようになり学級が知的で明るくなる
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- チャレランの復活
- 医療現場で活用されるペーパーチャレラン
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- チャレラン種目の紹介
- 遠投には三種目揃っている
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- 最先端の教育研究
- 食育/日本人と牛乳の歴史から牛乳の事実を伝えていく
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- 全国ネットワーク一覧表
- 6月・向山型算数セミナー/時代の最先端を走る向山型算数セミナー
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- 体験的基礎学力向上の決めて(算数)
- 百玉そろばんを使って、基礎学力向上を図る。
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- 体験的基礎学力向上の決めて(国語)
- TOSS教材を授業システムに組み込む
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- セミナー案内
編集前記
▼新しい学習指導要領が発表された。総則に「基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ」という文が入っている。
▼「習得させ」は、これまでの「履修させ」とは、異なる概念だ。
「授業をした」だけでは駄目だ。「授業をして、身につけさせる」のである。
▼「習得させ」だけでも重い表現なのに、「確実に習得させ」となっている。
基礎学力保証への明確な方針だ。
▼国語の中に、「伝統的な言語文化と国語の特質」に関する事項が明記された。
低学年でいうと「話す・聞く」が十九行、「書く」が十八行、「読む」が十八行に対して「伝統的言語文化」が三十二行。
画期的な変化だ。
▼三年生四年生で「易しい文語調の短歌や俳句について……音読や暗唱をする」と、なっている。
▼このための教材開発も重要だ。
「五色百人一首」や「名詩・名文かるた」に続いて「五色名句百選」を開発したTOSSの流れは、正しかったのだといえる。
▼五色百人一首大会は、保護者、祖父母が参加する数百名規模の大会となっている。
ほとんどの都道府県で実施され、元総理、元文部大臣、文部副大臣など三十名近い方々が大会の名誉会長になっていただいている。
▼「五色名句百選かるた大会」も、「俳句の角川出版」の協力を得て、全国各地の俳句結社と協力して大きく成長するだろう。
▼伝統文化は、多くの方々の協力を得て、子ども達に伝えられていく。
▼算数の内容にも「算数的活動」が登場した。かつて「操作的活動」といわれていたことを、発展させたものである。
▼「表す活動」「等分する活動」「比べる活動」「見付ける活動」「測定する活動」「敷き詰める活動」「説明する活動」「作図する活動」などが例示されている。
▼向山型算数で、重視してきたことだ。「活動があって学習がない」ことにならないよう、更なる研究が必要だ。
▼新学習指導要領は、新しい時代の要請をうけたものだ。教師も勉強し、研究しなければならない。
(向山)
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- 明治図書