- 特集 教室騒然……原因と脱出までのドラマ
- 教室騒然……原因と脱出までのドラマ
- 多くの場合、授業技量を上げれば解決できる。但し、モンスターペアレント、モンスターチルドレンには、学校全体の体制づくりが絶対必要だ。
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- 教室騒然・混乱の原因
- 原因は教師の行為にあり
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- 教師の指導力不足が混乱を招く
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- 一番の原因は、授業が下手なこと
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- 教室がほころび始める兆し
- 子どものアドバルーンはそこかしこに散らばっている
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- ベテラン教師でも不勉強だと学級崩壊を生む
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- システムのなさと教師の「言葉のほころび」が教室のほころびをつくる
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- 今なら分かる・教室が騒然とした理由
- 「授業の原則十カ条」を使いこなせない、子どもが見えていないから騒がしくなる
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- 初任者が陥る誠実な対応のはき違え
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- 学級崩壊するにも法則がある
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- 「授業の原則十カ条」を知らなかった
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- 教室騒然の遠因をつきとめたわたしの歩み
- 受容と放任は違う。原因は自分自身にあった。
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- 「好きな子同士」にひそむ罠
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- 学級崩壊は「他責の文化」と直結している
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- 授業を変えた二つの修業
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- 教室騒然を立て直すには方法がある
- 教室の「ガキ大将」になれ
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- 子どもに学力を付けることによっていじめと対峙する
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- 統率力を高め、楽しい授業をすることを心がける
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- 我流ではなく「原則」を守りさえすれば、あなたでも立て直すことができる
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- 騒然を解決するために最も大切なことは何だったか
- 「統率」あるところに騒乱なし
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- 子どもを統率するために必要なこと
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- 騒然から脱出するには、「授業力」をあげるしかない!
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- 静かな環境の中で学習する快適さを子どもに体験させること
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- 私が心がけたあの言葉
- まず、全体に、大きな課題を与えよ。然る後に個別に指導せよ。
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- 教室が騒がしくなるのを避けるために心がけた言葉…それらはすべて、向山洋一先生の本の中にある。
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- クラスを統率するのは自分しかいない。統率者としての意識をもつ
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- 子どもの願いから目を背けることなく。「君ならできるよ」
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- 教室騒然脱出のドラマ
- 「うつしまるくん」で静寂を
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- ダメなものはダメ。
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- 私語もいじめも授業が原因
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- 「裏ボス」を捕捉せよ!
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- ミニ特集 スマートボードが英・米・加・日本でシェアNO・1の原因
- あと数年でスマートボードで授業できることが教師の必須の条件となる
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- 21世紀型の教師は、スマートボードを使いこなすことが必須条件になる。
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- 簡単操作で多くの機能を使うことができるから当然NO・1になる
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- クラス全体に向かった対面授業にマッチ
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- 優れた操作性と安定性、TOSSの実践家の多くも使っているという信頼性
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- ハードもソフトも充実し、操作性がよい
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- 小さな違いが大きな違いとなって現れる
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- イラストで見る「学級経営の急所」
- 子どもを大切にするとは
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- 授業上達論 追補 (第166回)
- 子ども・教師を大切にしない学校
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- 編集前記
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- グラビア
- TOSSサマーセミナー2005丸ごと授業技量検定!! ほか
- 循環型社会への授業のドラマ
- CO2削減最新技術の挑戦/リニューアルして発刊!「地球に優しい『サルファーフリー』って何だろう!」
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- コーン袋の授業/「もう一度埋めようよ!」実験失敗からの再挑戦
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- 都市づくり教育/自分の町を自慢できる子どもを育てる
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- 総合的学習のドラマ
- 英会話/県も町も小学校英会話に本格的に取り組み始めた!
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- ジュニアボランティア教育/「ORT」の授業
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- ライフスキル教育/「ゲーム脳」の授業
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- 若い教師への手紙―医師の立場から〜グレーゾーンの子どもかもしれないのは誰〜
- 自閉症のある子どもが転校してきたA
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- 新学習指導要領への検討課題
- 品川区が提起した問題は何か
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- 第2回学力調査クラス平均30点差の原因
- 伸びる秘訣は正しい学習の仕方を身に付けることである
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- 授業のドラマ12ケ月
- 子どもの事実を見て工夫するのが教師の仕事
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- 「先生、来年もまた来てね」と嬉しい言葉をいただいた。
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- 向山型算数で平均90点突破 (第32回)
- 子供の事実に謙虚に学ぶ
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- 続・向山洋一を追って (第15回)
- [第13巻]『教師に衝撃が走った「立ち合い授業」』
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- 向山実践の原理・原則 (第140回)
- 本物の教育研究を求めて
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- TOSS授業検定D表挑戦
- 検定の素晴らしさを飛び込み授業で実感
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- 22級の授業に挑む〜「2秒の隙間」を克服せよ〜
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- サークルに支えられたD表検定
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- 佐藤式工作法
- 「事実」が示す創作の可能性
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- 授業の始まり15秒
- 始まり15秒に授業者の力量がすべて現れる
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第176回)
- サマーセミナーの話
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- TOSSインターネットランド (第128回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第164回)
- ピラミッドチャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- TOSS中学 どこでも模擬授業
- 進化し続ける「どこ模」
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- TOSSノートで子どもが変わった
- 算数の苦手な子どもにはTOSSノートしかない
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- 教材は正しいユースウェアで効果が上がる
- 教師がユースウエアを心から信じているかがカギ
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- 熱中する音楽授業
- 唱歌の父「高野辰之」
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- 「ドラムサークル」に挑戦太鼓を叩くのは楽しい!
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- 「日本の歌の歌い方」を中学生にも
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- 五色百人一首で学級づくり
- 群雄割拠
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 今、教師修業のスタートラインに立つ
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- サークルに参加して得たもの
- TOSSに出会って、サークルに参加して、私の教師人生が変わった
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- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- 本当の修業は中学から始まった
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- 全国ネットワーク全国ML活動中
- 向山型社会を追い続けて八年
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- 子どもTOSSデー進行中
- 誰よりも一番学べるのは教師自身である
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- スマートボード授業のドラマ
- 長崎でも各地で大人気
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- TOSS検定初挑戦
- 検定ではっきりする自分の目標
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- 目線と明確な発問・指示
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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編集前記
▼教室が騒然となり、学級崩壊にまで至る。
教師なら、日常的に目にすることだ。
▼いくつかのタイプがある。
▼新卒教師の時、ほとんどの教師は、学級崩壊に至る。授業の技量が0点に近いことと、統率力がないためである。
▼ヴェテランになって、学級崩壊になる教師がいる。教室に飛行機がとんでいる。
授業が全く下手なのと、子どもたちへの対応がなっていないからだ。若い頃、授業について勉強しなかったつけだ。
▼以上二つを克服するには、授業の技量を上げることだ。それしか方法はない。
ところが「授業の技量を上げる方法」が世の中にはほとんどないのだ。
TOSSサークルに入って、模擬授業を何回も何十回もすることが、私の知っている唯一の方法である。
授業を批評できる教師がいないのだ。批評とは、その場で代案を示して、実演してみせてくれることである。
▼実技の場でしか、授業の力はつかない。
▼サークルで熱心に二、三年勉強すれば、一応の力はつく。TOSS技量検定の二十五級ぐらいになる。プロの入口の力量だ。
▼「大丈夫だ」と思う頃、必ず次のトラブルに出会う。例外なく出会う。私も会った。
人間は「上達したステージ」にふさわしい「問題」に直面するのである。
これまでより真剣に学べばよい。必ず解決できる。解決したとき「新しいステージ」に上昇している自分を発見するだろう。
▼最近、別口の崩壊を聞くことがある。
軽度知的障害の子を、適切な指導をせずに、放置して「反抗挑戦性障害」などにこじらせてしまう学校だ。校長も教員もレベルが低い学校だ。
▼崩壊クラスを教師は逃げまわり、誰も担任をしない。ひどい学校、ひどい校長は、そうしたクラスを新任教師、新卒教師にまわしてしまうのだ。崩壊したクラスを、新任が担当するのだ。うまくいくわけはない。
▼努力はすべきだが、居直る強さが必要だ。負けないことだ。新卒にはショックだろうが「絶対に教師を辞める」と思わないことだ。大丈夫、何とか道はある。そんな時、TOSSのサークルへぜひきてほしい。
(向山)
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- 明治図書