- 特集 伝統的教育文化を現在に生かす
- 伝統的教育文化を現在に生かす
- 日本の子どもたちを凛とした誇り高く知的な子に育てるために
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- 伝統的教育文化を再生させる
- 伝統文化を捨て去ろうとするさいは、深く慎重に考えたい。
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- 形から心へ 心から形へ
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- 藩校の教育システムに学ぶ
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- 台湾に生きる日本の伝統的教育文化
- 台湾には、日本が失なった伝統的価値観、伝統文化が生き続けている。
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- 授業に生きる伝統的教育文化
- 国語 名文暗唱
- 暗唱はリズムが生命線であり、それを感得させる教材を選ぶこと
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- 国語 漢字文化
- 色を表す漢字文化
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- 国語 いろは歌
- 現代に伝えたい千年続いた初等教材
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- 国語 五色百人一首
- 「教師が読む」という大原則の意味を今一度、再確認する。
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- 国語 昔話イラスト作文
- 自由に楽しんで、いつの間にか作文技術が身に付く
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- 国語 格言カルタ
- 「格言カルタ」はADHDの子にも有効である。
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- 国語 絵手紙
- 絵や字が得意な子も苦手な子もそれぞれに味がある
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- 国語
- 日本語を知ることは日本の伝統文化の変遷を知ることでもある
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- 算数 和算
- 世界に誇れる数学文化を今に伝える和算
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- 算数 ソロバン、百玉
- ソロバン、百玉ソロバンは数感覚を磨ける文化の宝庫
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- 理科 自然との調和
- 自然と人間の調和を子どもたちに伝えたい
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- 理科 和食の起源
- 和食の教育文化を学校に残す
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- 社会 景観法と江戸時代のまちづくり
- 都市づくり教育「日本の都市景観」の授業で日本のすばらしさを伝える
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- 水と緑の都と呼ばれた江戸のまちづくりに学ぶことは多い。
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- 音楽 正しい日本語で歌う
- 『ふるさと』で教える藍川メソッド「日本語歌唱法」
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- 音楽 和楽器の指導
- 筝には中学生を夢中にさせるメリットがある
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- 図工 祭り七夕伝統文化の絵
- 太鼓を叩く様子を酒井式で描かせる
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- 酒井式「影」で描く七夕集会ポスター
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- 体育 ナンバ走り
- 「ナンバ走り」で「日本の身体感覚」を取り戻す
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- 体育 剣道
- 《剣道》の精神を授業に生かす
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- 道徳 和装礼法の授業
- きちんとお辞儀をするってとても気もちがいい!
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- 道徳 ことわざによる生き方の授業
- ことわざで学ぶ夢実現の方法「イチロー」
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- TOSSランドサイトで授業する
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- ミニ特集 教室熱中 五色百人一首の指導法
- 向山一門の合宿でテンヤワンヤの話題となった先月号の平松論文
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- 教師が「場」を支配する
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- 「速く読む」が教室に緊張感を生む
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- 「読み方の調節」「一枚札の存在」「裏を見せない」
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- 「自分札」を作らせさらに盛り上げる
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- 逆転現象を起こすシステムを作っていく
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- リーグ戦システムの工夫で強い子をさらに燃えさせる
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- イラストで見る「学級経営の急所」
- 統率する三つのステップ その2
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- 授業上達論 追補 (第165回)
- 芦田恵之助が願っていた教室の姿―それは向山学級とあまりにも似ていた
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- 編集前記
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- グラビア
- 次々と繰り広げられるA表、B表の授業と向山氏のライブ!! ほか
- 循環型社会への授業のドラマ
- CO2削減最新技術の挑戦/自動車業界CO2「0」作戦
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- コーン袋の授業/コーン袋で自分の生活を見直す
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- 都市づくり教育/人間として至高至大の生き甲斐を学ぶ
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- 総合的学習のドラマ
- 英会話/学校訪問で高学年の子ども熱中
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- ジュニアボランティア教育/高齢者疑似体験でお年寄りの立場に近づく。
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- ライフスキル教育/自分で自分を律する子どもを育てる
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- 若い教師への手紙―医師の立場から〜グレーゾーンの子どもかもしれないのは誰〜
- 自閉症のある子どもが転校してきた@
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- 新学習指導要領への検討課題
- 求められる新たな給食指導
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- 第2回学力調査クラス平均30点差の原因
- 最下位からの脱出
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- 授業のドラマ12ケ月
- 子どもと悪戦苦闘! ノート指導の日々
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- 「青虫大好き」と喜ぶ子どもたちに教えてもらった感動
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- 向山型算数で平均90点突破 (第31回)
- 教科書をきちんと見ることで、激変したA
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- 続・向山洋一を追って (第14回)
- [第12巻]『家庭教育の指針』
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- 向山実践の原理・原則 (第139回)
- 過度な原理習得学習は子どもをスポイルする
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- TOSS授業検定D表挑戦
- 授業開始十五秒のつかみは「削り取る」ことで生まれる
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- 普段の授業に自信がないからこそ、D表検定を受ける
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- 毎日の授業がD表検定の場なのだ!
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- 酒井式新ステージV (第4回)
- 一度や二度で力はつかない
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- 授業の始まり15秒
- つかみ十五秒は、ハイレベルな基本技の共有の第一歩
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第175回)
- 自己申告書にTOSSの講座名を書き入れる
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- TOSSインターネットランド (第127回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第163回)
- ハニカムチャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- TOSS中学 どこでも模擬授業
- 「どこ模」で教師の気概を学ぶ
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- TOSSノートで子どもが変わった
- 向山型指導法、TOSS教材とTOSSノートのセットで奇跡を生み出す
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- 教材は正しいユースウェアで効果が上がる
- 時間通りにやるからこそ効果があがる!「あかねこ漢字スキル」
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- 熱中する音楽授業
- 鑑賞は教えろ!(2)
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- 学期に一度の歌唱テスト
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- 容赦なしの「残念!」で燃える
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- 五色百人一首で学級づくり
- 腹の底にズシーンと響く子どもたちの歓声
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- TOSSとの出会いが教師人生を変えた
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- サークルに参加して得たもの
- 新たな世界への扉
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- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- サークルとの出会いからすべてが始まった。
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- 全国ネットワーク全国ML活動中
- キーワードは「シームレス」
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- 子どもTOSSデー進行中
- 子どもも保護者も待っていたTOSSの指導法
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- スマートボード授業のドラマ
- ノートの書き方が一変!教師も子どももストレスなし。
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- TOSS検定初挑戦
- 「トラブルへの対応も実力のうちです」
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- 伸びる喜びを知る授業検定
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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編集前記
▼日本の伝統文化を、教室で教えるのは大切だ。
伝統文化を教えると、子どもは自分の国に誇りを持つようになり、凛とした姿を見せるようになる。かしこく、知的になる。
▼伝統的文化は、ご先祖さまからのいただきものだ。幾百、幾千万人の、いや億をはるかに越える人々の知恵と経験の結晶である。民族最高の知恵だ。
▼いろは歌、五十音図は、千年もの長い間生きのびてきた教材だ。
現在私たちが使っている教材で、これから先、千年もの長い間生きのびる教材は皆無に近いだろう。
▼「タイル、ブロック」ほどの愚劣な教材は、やがてなくなるだろう。
軽度知的障害の子をスポイルするこの教材は、最悪レベルの教材なのだ。
それにひきかえ、五十年前まで日本中で使われ、一時期タイル、ブロックのために絶滅寸前だった「百玉ソロバン」は、歴史の審判をくぐりぬけ、今後も使われていくだろう。
東北大学病院の横山ドクターが、軽度知的障害の子に「ブロックは悪く、百玉ソロバンはすぐれている」理由を、微細運動障害の実例とともに明快に解説されている。
▼TOSSは、あるいは向山実践は、伝統的文化を大切に扱ってきた。
ずっと、昔から大切にしてきた。
▼教室の中で百人一首を教え、五色百人一首というすぐれた教材を世に出し、日本各地で五色百人一首大会を開いてきた教師達は誰か? そう、TOSSの教師である。
▼小学校に百玉ソロバンを復活させたのもTOSSの教師だった。
名文、詩文暗唱の教室実践を、教育書の中で最も早く紹介したのは向山実践だった。
三十数年昔のことである。
▼食育のセミナーを行い、和食のすばらしさを十年以上にわたって教育してきたのもTOSSである。
和装、礼法の教室を、専門家とタイアップして全国で展開しているのもTOSSである。
ナンバ走りをいち早く教室にとり入れたのもTOSSだった。
本号では、伝統的文化の教育を特集した。
(向山)
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