- 特集 我流は状況を悪化させる
- 我流は状況を悪化させる
- 幾多の先人の知恵を素直に学んでこそ技量は向上する。しかし我流はもぐり込むものなのだ。
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- よくある我流ベスト(ワースト)3
- 時間にルーズ、ノートを使わない、評定をしない
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- ここまでひどい!スキルの我流の使い方
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- 形式的な行為、分かったつもりは、我流の根幹をなす
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- なぜそれはよくないのか…深く実証的に考える
- 我流は定石の習得から遠ざかる行為である
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- 一枚の写真。向山氏の指示には深い意味がある。
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- 「我流死すべし」である。
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- よく質問される3つのこと
- 我流の教師は小さな親切、大きなお世話、そして、形式が大好きである
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- ユースウエアの見逃しやすい細かい点が、効果を左右する。
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- 質問からみえる教師の「思想」「願い」「こだわり」
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- 我流とは何か
- 我流に気づくのに10年かかる。教育思想から学ばないうちは「我流」だらけなのだ!
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- 「できない」子どもが「できる」ようになったか、知的に満足したか
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- 質問に答えます―授業編
- 我流から脱出しないと悲惨な結果が
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- 回数を重ねるだけのやり方では、本当の力はつけられない
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- 「我流」は子どもを悲しませる
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- 質問に答えます―学級経営編
- 五色百人一首に学級経営の原則がちりばめられている
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- 指導が入らない子への対応 全員を味方につけて闘うこと
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- 係活動を活発にするには 忘れ物が多い子への指導
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- 質問に答えます―仕事編
- 仕事時間内にできる仕事をこなす
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- 「後でしよう」と思うと、その2倍時間がかかってしまう。「ためず、すぐその場でやる」
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- 隙間時間の有効活用で多忙感を減らすことができる。
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- 我流に気づき脱出したとき
- 我流からの脱出がもたらしたもの
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- 子どもを突き放すということ
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- フラッシュカードをめくるスピード
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- 「形」と「使い方」の我流を直せ
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- 五色百人一首ランキングシステムは四人で一組である。そして、毎日、行うのだ。
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- ミニ特集 教室がシーンとなる時
- 教室が熱中してシーンとなる授業から本当の教師修業は始まる
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- 授業開始が安定する学力補強五分間プリント
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- 緊張感がある時、「できる」と思える時
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- 優れた教材と指導法でシーンとなる。
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- 一人残らず集中するTOSS教材
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- 子どもを救う、教師を救う、優れた教材、その効果
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- ADHD児が集中できればシーンとなる時間が必ず生まれる
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- イラストで見る「学級経営の急所」
- 統率する三つのステップ その1
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- 授業上達論 追補 (第164回)
- 教師には「統率力」が必要である。「統率」には「二つの面」がある。
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- 編集前記
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- グラビア
- 向山実践から抽出する(発掘する)LD/ADHD教育への示唆 ほか
- 循環型社会への授業のドラマ
- CO2削減最新技術の挑戦/天然ガス自動車はCO2を三割削減できる
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- コーン袋の授業/実物のコーン袋と甲本提言集を用意すれば誰でも授業は成功させられる
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- 都市づくり教育/静岡県のまちづくり探検
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- 総合的学習のドラマ
- 英会話/初めて触れる英会話だからこそ
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- ジュニアボランティア教育/点字職人と絶賛された、ADHDのA君
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- ライフスキル教育/保護者からアンコールが起こる授業
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- 若い教師への手紙―医師の立場から〜グレーゾーンの子どもかもしれないのは誰〜
- いじめ・いじめられにどう対処するかA
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- 新学習指導要領への検討課題
- 課題総合的学習をアウトソーシングしよう
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- 第2回学力調査クラス平均30点差の原因
- ノート指導で我流を廃する
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- 授業のドラマ12ケ月
- 百マス計算が学校からなくなった!
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- 驚きの効果!「TOSSかけ算九九計算尺セット」の威力
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- 向山型算数で平均90点突破 (第30回)
- やっと分かった。平均点90点突破の深さと優しさ
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- 続・向山洋一を追って (第13回)
- [第11巻]『向山学級の裏文化』
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- 向山実践の原理・原則 (第138回)
- TOSS学生サークルを全国津々浦々に
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- TOSS授業検定D表挑戦
- 模擬授業恐怖症からの脱出
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- 検定時の失敗から見える自分の努力の方向
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- 授業修業再スタート
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- 佐藤式工作法
- 色画用紙をちぎって「オニの顔」をつくる
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- 授業の始まり15秒
- 1年間の最初の授業、その15秒が勝負だった
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第174回)
- 10時間の和装礼法教室が始まった。一人で浴衣が着られるようになった子ども達は、自然に背筋をぴんと伸ばして正座した。
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- TOSSインターネットランド (第126回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第162回)
- カリキュレイトチャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- TOSS中学 どこでも模擬授業
- 「どこ模」に支えられたライセンス受検
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- TOSSノートで子どもが変わった
- あっという間に子ども達を惹きつける素晴らしいノート
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- 教材は正しいユースウェアで効果が上がる
- ユースウェアは趣旨まで理解して使いこなせ!
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- 熱中する音楽授業
- 鑑賞は数えろ!(1)
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- 「みかんの花咲く丘」でお手合わせ
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- 自分の限界を知る!超える!「どこまで出るかな?」コーナー
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- 五色百人一首で学級づくり
- 教え子からのメッセージ 伝統文化こども教室を始める!
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 求めた学びの場は、正解だった
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- サークルに参加して得たもの
- 教師生活の視野がぐんと広がる
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- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- TOSS中学との出会いが教師人生を変えた
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- 全国ネットワーク全国ML活動中
- land-MLの使命。それはインターネットランドの建設発展に貢献すること。
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- 子どもTOSSデー進行中
- TOSSデーでの向山洋一先生のメッセージから
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- スマートボード授業のドラマ
- 授業のまとめに、導入に、スマートボード
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- TOSS検定初挑戦
- 検定後にやっと意識し始めた
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- 弱点を認識することが授業の腕をあげることにつながる
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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編集前記
▼教師は「人の一生」に大きな影響を与える。プラスの影響もあれば、マイナスの影響もある。時には、その人の一生を左右する場合もある。
▼我流は、マイナスの場合が多い。
その人の一生どころか、家族の一生もマイナスに転落させることがある。
▼調布大塚小学校にいた時、鈴木校長からうかがった実話である。
前任校に、様子のおかしいヴェテラン女教師がいた。学年主任だった。
校長の前ではきちんとしていたが、学級をまとめられない、言うことがチグハグだった。明らかに尋常ではない。
▼これまでも、職員のうわさになったが「家でのストレスよ」「ふだんはちゃんとしているのに…」「もう少し様子を見ましょう」ということになっていた。
▼鈴木校長は、強引に大学病院に連れていき、神経科の診断を受けさせた。
医師は「なぜもっと早く来なかったのか」と言った。
「精神分裂病であり、手遅れ」とのことだった。少なくても、七年前に発病していたという。早く連れてくれば、治ったという。
▼「脳に悪さをする分泌物が少しずつ出ている」状態を考えるといいという。毎年毎年出つづけて、何年もすると古いのが固まって治療できないのだという。
▼「様子を見よう」「ちゃんとしている時もある」は、すべて「我流の判断」であり、そのため、その教師は「一生」を駄目にした。家族も大変だろう。
▼これと同じことが、日本中のすべての教室で起きている。
ADHD、アスペルガーなど「軽度知的障害」の子は、早いうちに専門医に見せ、家族、教師が正しい対応をすれば、立派に育つ。もちろん、一人立ちもしている。
▼しかし「様子を見ましょう」「大丈夫ですよ」と教師が「我流の判断」をして、「手遅れ」になった子は、何万人もいる。
小学校四、五年生で「手遅れ」になるのだ。教師の罪は重い。校長の責任は重大だ。
一生を棒にふってしまうのだ。
▼教師は専門職である。専門的知見、専門的技術、技能を日々学ばなければならない職業である。我流は教え子の人生を大きく左右してしまうのだ。
(向山)
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- 明治図書