- 特集 学力崩壊の真犯人 算数問題解決学習
- 学力崩壊の真犯人 算数問題解決学習
- それは又、幾万、幾十万の子どもと家族を苦境に追いやってきた
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- 私が見た算数の問題解決学習
- おもしろさの追求が行き着いた先は、学力低下を招くプリント学習だった。
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- プリント学習では操作の過程が残らない
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- なぜこの段階でいろいろな考え方をさせるのか いったいどこで習熟させるのか
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- 勉強ができない子に冷たい算数の問題解決学習
- 全国からの「ルポ」が伝えるこんなひどい「問題解決学習」
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- 算数の問題解決学習を続けていると教師は、鈍感になっていく
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- 子どもより理論を優先する問題解決学習
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- 我が子の算数ノートに見る問題解決学習のひどさ
- 真っ白なノートに、画用紙にお絵かきのこんな算数、保護者はうんざり
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- 始業式一週間後の算数ノートを見ると、我が子がどんな一年を過ごすかが分かる
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- 軽度知的障害の子が反乱する指導、熱中する指導
- 問題解決学習の教師も子どもの事実に気づき始めている
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- いきなり難しい問題がでる授業を、誰が楽しいと思うだろうか。
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- 向山型算数がA君を変える最大の手だてだった。
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- 教科書を教えるなと若手教師に強要する管理職
- 親も子も「教科書は当然使うもの」と思っている
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- 強要する管理職 大艦巨砲主義的「問題解決学習」に未来はない
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- もう一つの問題…漢字を宿題だけで扱う指導
- 「漢字は授業中に教える」を教師の常識にしよう
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- 宿題だけで決して力がつかない漢字学習
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- 私はなぜ算数の問題解決学習、国語の単元学習から別れたか
- できない子の事実が問題解決学習との別れを導いてくれた
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- 子どもの事実を見れば歴然! 力が付かない「問題解決学習」&「単元学習」よ、サヨウナラ!
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- 向山型国語には子どもの事実と腹の底からの手応えがある。
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- 「授業論がない」「できない子をスポイルする」算数問題解決学習との決別
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- 子どもたちをできるようにし笑顔を与えるために
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- 教科書を教えない算数、宿題だけにまわされる漢字指導の問題点
- 授業の基本条件をはずしている算数の問題解決学習
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- これは、学校で教えるべき事を、教えていない事になる。
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- 「できる」が軽視されている
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- あの子が満点をとったドラマ
- 「自分はできる!」その自信が次への一歩をふみ出す力になる!
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- さくらんぼ計算でくりあがりのあるたし算ができた
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- 笑顔はどんな子にもやさしい指導法だから
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- TOSS教材のおかげです!
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- 向山型算数は「百点をとりたい」という子どもの願いをかなえることができる
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- ミニ特集 TOSSかけ算セットのドラマ
- かけ算九九セット 向山のユースウェア
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- 「先生、これ、よくわかる。すごく楽しいよ」
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- 不可能を可能にした革命的教材である!!
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- 苦手な子にぜひ九九計算尺を
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- 四年生でも熱中。お勧めの保管法も。
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- まさに、九九セットは算数の苦手な子を救う、救世主である。
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- 『かけ算九九計算尺セット』は保護者から感謝される信頼教材
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- イラストで見る「学級経営の急所」
- 静かすぎる教室はどこか危なさがある
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- 授業上達論 追補 (第167回)
- 読売新聞100万部に紹介されたTOSSの授業
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- 編集前記
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- グラビア
- 「向山型国語・向山型算数」による学力形成 ほか
- 循環型社会への授業のドラマ
- CO2削減最新技術の挑戦/世界の最先端を走る日本の電力会社のCO2削減技術
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- コーン袋の授業/実験大成功! 事実が子ども達の心を変える
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- 都市づくり教育/日本の技術が支えるユビキダス福祉社会
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- 総合的学習のドラマ
- 英会話/子どもも保護者もとりこにした
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- ジュニアボランティア教育/「点字の授業」追試で、クラス全員が点字に熱中
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- ライフスキル教育/リフレーミングで短所を長所に
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- 若い教師への手紙―医師の立場から〜グレーゾーンの子どもかもしれないのは誰〜
- 自閉症がある子ともが転校してきたB
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- 新学習指導要領への検討課題
- 学校行事の厳選の視点
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- 第2回学力調査クラス平均30点差の原因
- なぜこの小学校は昨年より二十点も平均点を上げられたのか
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- 授業のドラマ12ケ月
- 「勉強わかれへんもーん」の叫びが教師を変えた
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- やっぱりすごいスマートボード。子どもの視線が釘付け。
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- 向山型算数で平均90点突破 (第33回)
- 計算問題を得意にすることで自信をつける
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- 続・向山洋一を追って (第16回)
- [第14巻]『感動のドラマ「跳び箱は誰でも跳ばせられる」』
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- 向山実践の原理・原則 (第141回)
- 一年生の教室で算数の時間荒れるのは「算数セット」に原因がある。「TOSS百玉ソロバン算数セット」を作ろうと思う。
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- TOSS授業検定D表挑戦
- 検定の項目を意識して授業を練習する
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- 想定外の授業開始15秒で技量がわかる
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- 授業技量検定を受けて自分の甘さを認識する
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- 酒井式新ステージV (第5回)
- 赤と黒とはよく似合う
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- 授業の始まり15秒
- 第一声にいたるまでの授業行為で決まる授業の始まり
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第177回)
- 夏休み、「子どもTOSSデー」を開催した。向山式跳び箱指導で、次々と跳べるようになった。最後の一人が跳べた時、参加者全員が「やった」と歓声をあげた。
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- TOSSインターネットランド (第129回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第165回)
- ローマ字チャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- TOSS中学 どこでも模擬授業
- これが噂のTOSS中学『どこ模』
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- TOSSノートで子どもが変わった
- 二通りのノートの使い方を可能にしたTOSSノート
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- 教材は正しいユースウェアで効果が上がる
- ユースウェアが正しいかどうかは子どもが教えてくれる
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- 熱中する音楽授業
- 世界最古のオーケストラ『雅楽』1
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- 静かな空間を体感させる。荒れたクラスでの実践
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- 「日本の歌の歌い方」を中学生にも その2
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- 五色百人一首で学級づくり
- 一年生もできる!五色百人一首は学級作りの切り札だ!
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 失敗あり成功あり 子どもの事実から学び続ける
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- サークルに参加して得たもの
- 元気がもらえる場。それがサークル。
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- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- 私の人生を変えた出会い
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- 全国ネットワーク全国ML活動中
- 五色百人一首理事ML
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- 子どもTOSSデー進行中
- 笑顔でいっぱいになった子どもTOSSデー
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- スマートボード授業のドラマ
- リッチコンテンツ集は、スマートボードでより白熱する
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- TOSS検定初挑戦
- 自分の弱点を知るために
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- 自分の実力を知る
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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編集前記
▼学力崩壊はなぜ起きたのか、原因は何かについて議論がされている。
学力崩壊の真犯人は、「ゆとり教育」ということになっている。
「ゆとり教育」には、「インターネット」「英会話」などを実施した「良いゆとり教育」と、「カレー作り」「そばつくり」などをやってきた「良くないゆとり教育」があった。「良くないゆとり教育」も「学力低下」をさせてきたが、それはB級戦犯だ。
▼学力崩壊の真犯人、A級戦犯は「算数の問題解決学習」である。(産経新聞で私の連載が始まる)
証拠がある。日本教育技術学会では、中学入学時の学力調査をしてきた。「学力」を、小学校六年のクラス別に出して比較した。
教科書をほとんど使わない算数の問題解決学習のクラスの平均点は、下位群になった。同じ学校の隣のクラスと比較して、最大で平均点が三十点低かった。
▼算数の問題解決学習の教師は「本当の学力はテストで測れない」といって逃げる。それに代わる評定の方法も言わない。
ところが学力崩壊の「学力」とは、文科省の「学力試験」という「ペーパーテスト」で測られたものである。
これが現在問題となっているのだ。
▼算数の問題解決学習は、「勉強のできない子」「障害のある子」にとって、とりわけ冷たい指導方法である。
「これだけ熱心に教えても分らないのは、子どもが悪いからだ」と、算数の問題解決学習をしている教師の多くは考えている。
▼低学年のとき、算数テスト五点、十点だった子が、中学年、高学年になって八十点、九十点、百点をとった実践例は、一例も報告されてない。私がこのことを書き始めて七年になるがいまだに反論がない。
▼算数テストが五点、十点だった子が授業だけで満点をとれるようになるなど、奇蹟のことなのだ。向山型算数からはこの奇蹟のできごとが何十、何百、何千と生れている。「五年生になって初めて算数で百点をとった」と喜ぶ子がいっぱいいる。
▼先日の調査ではほとんどの親は「学力は学校ではなく塾でつける」と考えている。
この結果をもたらしたのも問題解決学習だ。なぜ、算数の問題解決学習は駄目なのかを特集した。
(向山)
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- 明治図書