実践国語研究 2014年7月号
目標に向かって! 単元を貫く言語活動の授業づくり

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実践国語研究 2014年6・7月号目標に向かって! 単元を貫く言語活動の授業づくり

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ジャンル:
国語
刊行:
2014年5月19日
対象:
小・中
仕様:
B5判 81頁
状態:
絶版
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目次

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特集 目標に向かって!単元を貫く言語活動の授業づくり
特集について
提言 目標に向かって!単元を貫く言語活動の授業づくり
国語学力を効果的に育む適切な言語活動
吉田 裕久
今改めて、「単元を貫く言語活動」の教育的意味を問う―「大好き」こそ、知的財産の源泉―
小久保 美子
論理的思考力を高める1年生説明文の指導
中道 元子
子どもも教師もわくわく楽しむ授業
芦澤 義子
『目的をもって読む』ことの課題とその対応
山鹿 真人
単元を貫く言語活動とは―学習指導要領の側面からの趣旨の再確認―
水戸部 修治
小学校・実践授業の展開
低学年/乗り物図鑑を読んで、「わくわく!のりものカルタ」をつくろう
田中 信子
低学年/付けたい力に最適な言語活動の展開
武澤 ひろみ
低学年/児童がやりたいと思う「説明的文章」の授業作り
筧 理沙子
中学年/児童相互の学び合い―学び合いのサイクル―
藤原 ひかり
中学年/お気に入りの物語を紹介しよう―四年「ごんぎつね」他 新美南吉作品―
山田 美紀
中学年/付けたい力にぴったりな言語活動―紹介ボックス―
金原 加保子
高学年/ここに合点!説明文解説ブックをつくろう―要旨をとらえて、自分の考えを明確にする力を付ける〜「まんがの方法」(教育出版五年)〜―
田中 玲里
高学年/目指す子供の姿にするために
中尾 隼人
高学年/ようこそ!椋鳩十の世界へ―「お気に入り」から想像を豊かにしながら読む活動を目指して―
熊谷 悠
中学校・実践授業の展開
1学年/「試し執筆」をきっかけにした「原稿検討会議」でクリティカルリーディングさせる―「ちょっと立ち止まって」(光村図書 中一)
萩中 奈穂美
1学年/書き手の立場に立って読む
高藤 広和
2学年/楽しんで「話す・聞く」授業の創造―漫才のプロから学び、話し方チャンピオンを目指そう―
長根 いずみ
2学年/四つのステップで授業が変わる・生徒が変わる
星野 正博
3学年/文学作品を批評しよう―小説「高瀬舟」(森鴎外)の場合―
矢原 豊祥
3学年/ポスターについて編集会議をしよう―役割に応じて考えを述べ、課題解決に向けて話し合う
柴ア 淳
言語活動の充実を図る言語環境の整備 (第8回)
言語活動の充実と言語環境について
本田 樹
書評
『日々のクラスが豊かになる「味噌汁・ご飯」授業』
小森 茂
『THE教師力シリーズ THE授業開き〜国語編〜』
花田 修一
先進実践研究校訪問!突撃授業レポート (第2回)
ほめて育てる言語表現力の実践開発
花田 修一
〜福岡・福岡女学院中学校・高等学校・竹添智美教諭〜
「国語科と他教科の連携」ポイントはここだ! (第14回)
【総合的な学習の時間】探求のプロセスを意識した国語科との連携
田村 学
国語授業・始めの一歩 (第14回)
「ことば」の学び
松木 正子
単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり (第8回)
その新たな展開A
水戸部 修治
〜単元を貫く言語活動を位置付けた単元構想モデルA「入れ子構造」(説明文・複合単元)〜
思考力・判断力・表現力等は「発問研究」「教材研究」から (第8回)
『冬景色』の「読み方」と「教材研究」
小森 茂
言語力の育成をどうはかるか (第2回)
語句・語彙の学習指導の開発(2)
中洌 正堯
新国語科授業改革論―実践国語研究の確立をめざして― (第8回)
対話・参画・共創を中核とした授業づくりを(その2)
花田 修一
〜参画力を育てる授業づくりのために〜
編集後記
花田 修一小森 茂水戸部 修治松木 正子
今月取り上げた教材
6/7月号

目標に向かって! 単元を貫く言語活動の授業づくり

平成25年6月に閣議決定した,第二期教育振興基本計画においては,我が国が,少子高齢化やグローバル化といった急激な社会の変化の中,様々な危機的な状況に直面していることを踏まえて,次のような能力を育むことを提言しています。

○子どもたちに基礎的・基本的な知識・技能と思考力・判断力・表現力等,主体的に学習に取り組む態度などの確かな学力を身に付けさせるため,教育内容・方法の一層の充実を図る。その際,特に,自ら課題を発見し解決する力,他者と協働するためのコミュニケーション能力,物事を多様な観点から論理的に考察する力などの育成を重視する。

こうした能力を育むためにも,学習指導要領・国語の趣旨を具体化した,単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくりが一層重要になってきます。それは,子供たちにとっての課題解決の過程を構築することであり,協働的で主体的な思考や判断を伴う言葉の学びを実現するための重要な指導の工夫でもあります。

こうした授業づくりが全国各地に広がって多様な実践が展開される一方で,やはり「しっかり読み取らせなくていいのか」といった思いにとらわれて言語活動の位置付けを躊躇したり,活動を行わせること自体が目的化して,どのような国語の力が付いたのかが不明確になったりするといった課題も指摘されています。相反する二つの課題状況ですが,そのいずれも原因は同じところにあるのではないでしょうか。すなわち,当該単元で付けたい力が不明確なので,「この教材を読み取らせればよい」といった意識にとどまって,主体的に読む能力を育成できなかったり,「この活動をさせればよい」といった,活動あって学びなしの状況に陥ったりすることが考えられます。

本特集の「目標に向かって!」とは,子供の側からみれば,自分自身の課題解決の目標に向かって,言語活動を主体的に展開していくことであり,教師の側からみれば,学習指導要領の指導事項等を基に指導の目標を明確化し,生きてはたらく言葉の力を確実に身に付けさせることに向けて指導を工夫改善していくことです。

本特集では,上記のような問題意識のもと,全国の研究者や管理職,行政職や専門家のみなさまによるご提言と学校現場でご活躍中の小学校や中学校の先生方の実践提案をご報告いただきました。明日からの実践や国語科授業づくりにお役に立てることを願っています。

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