実践国語研究 別冊 2005年6月号
「調べる力」を育てる・生かす実践集

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実践国語研究 別冊 2005年6月号「調べる力」を育てる・生かす実践集

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ジャンル:
国語
刊行:
2005年5月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 140頁
状態:
絶版
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目次

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グラビア
「調べる力」を育てる環境構成
増田 学谷山 かおり
「調べる力」を育てる・生かす実践集
「調べる力」の追究―国語力への位置付け
井上 一郎
序章 「調べる力」を身に付けさせる授業の構想
上谷 順三郎
第1章 「調べる力」の明確化
和田 耕一神田 之弘
第2章 「調べる力」についての学習者の実態
中橋 藤七
第3章 明確にした「調べる力」の実践への具体化
江原 正倫樺山 敏郎
第4章 国語科における「調べる力」を育てる授業
課題設定力を身に付けさせる授業
中屋 友厚
〜疑問や課題をもつ―読書感想文を書こう(第4学年・光村「一つの花」)〜
情報収集力を身に付けさせる授業
図書資料を探して読む―シリーズを探して読もう(第2学年・光村)
盛 真由美
ホームページを読む―一つの花(第4学年・光村)
西別府 龍一
要旨を読む―火星に生命をさぐる(第6学年・光村)
岩元 博美
表やグラフを読む―みんな、子どもだった(第3学年・光村)
東 和美
メモをとる―動物と人間のかかわりを調べよう(第3学年・光村「動物とくらす」他)
尾ア 裕樹
インタビューをする―調べたことを発表しよう(第3学年・光村「みんな、子どもだった」)
落合 勝江
アンケート調査をする―アンケート調査を見直そう(第4学年・自主教材他)
船津 啓治
情報整理力を身に付けさせる授業
話し合う―読書会をしよう(第4学年・光村「一つの花」)
谷山 かおり
分類する―報告文を書こう(第4学年・光村「四年一組白書」)
中屋 友厚
関係付ける―かかわり合う海の生きものたち(第2学年・光村「サンゴの海の生きものたち」)
田迫 千代子
情報発信力を身に付けさせる授業
紹介する―やってみよう!TVショッピング(第2学年・光村「あったらいいな、こんなもの」)
星原 貴光
説明・報告する―意見発表会をしよう(第6学年・光村「二つの意見から」)
福元 真太郎
新聞を書く―新聞記者になろう(第4学年・光村)
中屋 友厚
説明書を書く―ガイドブックを作ろう(第6学年)
大脇 茂久
第5章 他教科及び総合的な学習の時間における「調べる力」を生かす授業
基本的な考え方と他教科等に生きる「調べる力」
宇都 洋志
理科学習における「調べる力」
観察記録文を書く―日なたと日かげをくらべよう(第3学年・東書)
吉元 美由紀
資料を読む―生き物のくらしとかんきょう(第6学年・東書)
榊 宏三
社会科学習における「調べる力」
情報を収集する―自動車を作る工業(第5学年・東書)
西牟田 司
新聞にまとめる―時代を新聞に表そう(第6学年・東書「伊能忠敬と日本地図」)
有村 隆志
総合的な学習の時間における「調べる力」
インタビューする―「やさしい社会」から広げよう(第6学年)
畑添 辰也
調べたことを発表する―棒踊りのことを伝えよう(第5学年)
黒木 敦子
第6章 「調べ学習」に役立つブックリスト
星原 貴光盛 真由美船津 啓治落合 勝江柳田 春子
第7章
「調べる力」を高めるための家庭との連携
森山 勇
「調べる力」を伸ばすための家庭のサポート
原田 義則
「総合的な学習の時間」での家庭との連携
幸 聖二郎
あとがき
和田 耕一
執筆者紹介

あとがき

鹿児島実践国語教育研究会会長

和田 耕一(わだ・こういち)


 課題や問題を提示されたり直面したりして、各教科・三領域の学習や日常生活において、「調べる」という活動は常に展開されている。当然ながら、「調べる力」は、自らの課題解決のために必要な力であり、この「調べる力」を持っているのといないのでは、「自己実現」や生きる力に大きな差異が生じるといえる。

 そのため、これまでも、それぞれの分野・領域において、「調べる力」を育成するための研究・実践がなされてきている。しかし、子供たちに真に「調べる力」が育っているか、これからの高度情報化社会を生き抜くための「調べる力」が身に付いているかと問われると、明確に肯定の返事をすることができないというのが大半であろう。

 現実的には、何を調べればよいのか分からない子供、どう調べたらよいか分からないで戸惑っている子供、事典や図鑑の図書資料を丸写しして調べたと思っている子供、調べたことの内容理解が不十分で課題解決の充実感を味わえない子供、など少なくないであろう。

 その原因の一つに、各教科・領域にわたって体系的な指導が十分でなかったことがあげられる。教科の中で、それぞれが独自に「調べる力」の育成に十分に取り組んでこなかったのではないだろうか。また、学習したことが他の教科・領域等の学習、更に、子供たちの家庭生活や日常生活において生きて働くような関連付けや環境づくりが十分ではなかったのではないだろうか。そのような反省に立って、私たち鹿児島実践国語研究会では、「調べる力」を国語科を中心にエディットし直し、体系的にとらえ直して、子供一人一人の「調べる力」を高め、伸ばしていく実践提案を広めていくことを意図として本書の執筆に当たった。

 いつも温かく御指導くださっている文部科学省の井上一郎先生に「『調べる力』の追求―国語力への位置付け」の玉稿をいただいた。又、序章で鹿児島大学の上谷順三郎先生に、「調べる力」の育成に関する本書の特長を述べていただいた。第一、二、三章に「調べる力」の基本的な考えを、第四章に国語科での実践、第五章に社会科・理科・総合的な学習の時間での実践、第六章に「調べ学習」に役立つブックリスト、第七章に「調べる力」を高めるための家庭との連携について記した。本書が編集のねらいに即して活用され、多くの児童の「調べる力」が高められ、生きる力がはぐくまれることを願っている。

 私の定年に当たって、このような機会を作ってくださった文部科学省の井上一郎先生、明治図書の間瀬季夫氏・松本幸子氏に、又、快く執筆してくれた会員の先生方、原稿集約係の中屋友厚先生に心からお礼を申し上げてあどがきとしたい。

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      明治図書

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