実践国語研究 2002年5月号
国語教室を開く

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実践国語研究 2002年4・5月号国語教室を開く

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ジャンル:
国語
刊行:
2002年3月
対象:
小・中
仕様:
A5判 140頁
状態:
絶版
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目次

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特集 国語教室を開く
国語教室を開く―子どもたちの期待にどのように応えるか
相澤 秀夫
実践提案・小学校
「国語教室開き」を効果的におこなうために
堀江 祐爾
実践・小学校
1年/コミュニケーション能力を高める入門期の指導
教材=「みんなとたのしく」(教出)
鎌田 優子
2年/伝え合いを実感できる国語教室
教材=「のはらうたカレンダー」
岡本 研太郎
3年/魅力ある国語教室づくり
単元=「自己紹介スピーチゲームをしよう」他
徳留 紀代美
4年/楽しく伝え合う教室づくり
単元=「友だちっていいな」(光村)
牛島 康男
5年/到達度目標を明確にした授業づくり
自主単元=「自己紹介スピーチ」
兵藤 伸彦
6年/一人ひとりの主体性を生かした国語教室作り
単元=「学校のことお答えします」他
前田 笑子
実践提案・中学校
国語教室を開く
冨山 哲也
実践・中学校
1年/「新しい出会い―自分を広告しよう」の試みから
単元=「新しい出会い―自分を広告しよう」
斎藤 美智代
2年/モデルチェンジした教室を開く
自主単元=「授業のモデルチェンジ」
植西 浩一
3年/新しい評価の内容と方法を伝える国語科教室の出発
教材=「握手」(光村)
保坂 伸
実践提案・高等学校
高校新教育課程の「国語教室を開く」準備の年
田中 孝一
実践・高等学校
3年/「国語総合」を学び合う場をつくる
単元=「そこにきっと愛はある……」
栗原 峰夫
私の見た優れた授業開き
学ぶ目的を確認する場に
阿部 敬行
「伝え合う」学習への第一歩
松山 美重子
活動を通して学習への姿勢を
財津 伸子
授業開きの理論に学ぶ
国語「教室開き・授業開き」の理論と実践
吉田 裕久
特集2 対談「新世紀の国語教室を開く」 (第1回)
望月 善次・井上 一郎
発言
充足感の生まれる国語教室
塚田 泰彦
投稿=実践研究の広場
伝え合う楽しさを実感できる書くことの学習
野村 公江
意欲的に書くための指導
高左右 美穂子
楽しい本だなを増やそう
田島 倫子
国語科e情報
読書活動は追い風の中
井上 一郎
いまさら聞けない国語の豆知識・素朴なQ&A (第1回)
「さん」と「くん」、「敬体」と「常体」
佐藤 きむ
新教育課程の研修テーマ・何が話題か (第1回)
中学校国語の改善の視点
田中 洋一
創意工夫のある国語教室 (第1回)
自ら 共に 豊かに―ふりかえり、伝え合う
山口 容子
〜福井県鯖江市立惜陰小学校の実践〜
自ら共に豊かに
山口 容子
〜福井県鯖江市立惜陰小学校の実践〜
BOOK GUIDE《この本がおもしろい》
『くどうなおこと子どもたち』(井上一郎編著)
藤井 知弘
『新しい高校国語指導の理論と実践(全3巻)』(田中孝一編)
齋藤 友紀雄
研究会実践紹介 (第6回)
水戸国語の会
海老根 重樹
基本となる言葉の指導 (第1回)
基本語彙の必要性と可能性
井上 一郎
新しい国語能力の導入 (第1回)
新しい国語科授業につながる「メディアリテラシー」
岩瀬 弘憲
読者の声から―メール通信・前号評判記
授業で困ったとき・失敗にどう対処し、何が変わったか (第1回)
「先生、読んでくれましたか」……
吉永 幸司
新世紀/中学校国語科の授業改革 (第7回)
「伝え合う力」をどう評価するのか・1
花田 修一
「書くこと」新しい作文学習への変革 (第1回)
書く能力を育てる
河野 庸介
「読むこと」の革新と新しい授業 (第13回)
読み聞かせの再認識
井上 一郎
編集後記
井上 一郎
Keyword Index

編集後記

新学習指導要領が全面実施を迎える平成十四年度が始まる。四-五月号は、記念すべき誌面となる。そこで、新学習指導要領を具体化した国語教室は、どのようなものとなるのか特集した。新学期であると同時に、一年間どのように授業を進めていくかが決まることにもなる。途中で改善を図ることはあっても、子どもたちとの出会いが大きく今後を左右する。「国語教室を開く」ためには、どのような授業を展開するのかに加え、文字通り教室の言語環境をどのように整えるか、自己学習の能力をどのように確認・育成するのか、評価の記録をどのようにとっていくのか、など幅広い準備が必要となる。〈授業開き〉とせず〈国語教室開き〉とした所以である。

1 実践提案――国語教室を開く

◎各校種の展望

小・中・高等学校において、どのような理論及び実践上配慮すべきことは何か、総括的に論じた。新学習指導要領の学力観を反映させた国語教室がどのようなものであるかのポイントを明確に示すことが第一。第二は、国語教室を開くとき、発達段階が大きく反映することになる。それぞれの校種に応じてどのように考えればよいか具体的に論述した。

◎各校種の実践提案

実践は、課せられた学年を出来る限り具体的にイメージし、どのような国語教室を創るのかの手順を示すようにした。新学習指導要領の学力観を反映させた国語教室は、どのようなものにならなければならないのか、夢を語るとともに実際に行っていることや行いたいことを具体的に展開した。実例となる導入及びその後の単元を収録する。年間指導計画との関連などにも触れた。

2 私の見た優れた授業開き

従来、実際に見た国語教室開き(実見として、直接的には授業開きとなるかもしれないが)、についてどのようなものであったか、どこが優れているか、新学習指導要領の学力観を反映させるとどこを改善すればよいか、などについて論究した。

3 授業開きの理論に学ぶ

(国語教育理論・実践文献レビュー)国語教室開き・授業開きに関する理論及び実践的な論考・提案を歴史的に展望し、レビュー論文として本格的に論述した。先行文献を渉猟し、紹介も含めて論述した。

(井上 一郎)


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