- 特集 学級が不安定な時、踏みとどまる方法11
- 巻頭論文
- いろいろ悩むより、まずは行動を起こす、動くことによって、アイデアも浮かぶ
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- 授業中のおしゃべり
- 授業中のおしゃべりを減らすには
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- 私語と闘う+集中できる時間を増やす
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- 授業中のマイナス発言
- 言霊の話は、学級づくりに効果あり!
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- 脳科学を語る 天国言葉・地獄言葉を語る
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- 叱る時の配慮
- 短く叱る、叱る以上にほめることが大切
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- 叱らない指導
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- 授業のすすめ方
- リズムを生む「引き出し」を作る。流すことも大切だ
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- 明るく、ほめる場面を意図的にふやす授業にする
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- 学習用具の扱い方
- 戦いどころを見極め、確実に勝つ
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- 叱らず、笑顔で対応しましょう
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- 教室内の用具・教材
- 公と私の区別を教えることで学級を安定させる
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- 直写で集中した静かな時間を作る
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- 物の管理・紛失の防止など
- 数の確認ができるシステムで紛失防止
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- 「新年度の趣意説明」と「システム」で動かす
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- 教室の環境・安全
- 行う時間を決めるから続く!教師も子どももニコニコ点検
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- 教室をきれいに保つ三カ条 教師が動く 子どもが動く 時間内に
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- 声かけの言葉遣い
- 自分が損か得かで考えさせる『声かけの言葉遣い』
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- 言葉遣いを丁寧にすること 学級の雰囲気は教師の発する言葉が規定する
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- 隙間時間の注意
- 「空白の時間は作らない」のが鉄則である
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- 隙間時間に教師が意識すること(低学年) 時間に応じた「作業指示」を必ず出す
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- 休み時間や遊びの時間に注意すること
- トラブルを回避し、安心・安全を保障する
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- 嫌がらせ事件!子どもと保護者への対応
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- 男の先生と、女の先生
- 怖れず個別評定せよ―子どもは激変する
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- グラビア
- 《セミナー報告》石川裕美ホッとセミナーIN千葉
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- 《セミナー報告》石川裕美ホッとセミナーIN軽井沢
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 受け止める、受け入れる、過信を認める
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 教師である限りTOSSである続ける
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- 向山先生への師尾突撃インタビュー (第8回)
- 裏文化誕生と教え子の思い出
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- 〜向山先生のルーツを探るU〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 日本の伝統的子育ての知恵や脳科学の知見から学ぶ「親学」の誕生
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- ベテラン先生奮戦記 (第2回)
- 新しい情報、最先端の物には、無理してでもつきあう。新しい変化への面倒さを克服したい!!
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- すぐ使えるイラストページ
- スポーツ用具
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- 初夏の植物
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 隙間時間の指導
- 〈1年生〉発達障がいの子も熱中する「ふれあい囲碁」
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- 〈2年生〉楽しさを演出する
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- 〈3年生〉子どもたちが楽しみにしている「隙間時間」の活用
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- 〈4年生〉漢字と仲良しになろう!
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- 〈5年生〉サッと始め、サッと終了!
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- 〈6年生〉定番指導とちょっとした指導
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- 〈中学生〉向山実践を追試し、TOSS教材を使う
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- 新学習指導要領をふまえた日々の授業 (第2回)
- 【国語】先ず、低学年に必要なのは、「基礎的な知識・技能をしっかりと身につけさせる」こと
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- 【国語】物語文は、指導事項の再確認から
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- 【算数】デジタルアーカイブから学び、毎日の授業に活かす
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- 【算数】説明の仕方を教え、繰り返し書かせよう
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- すぐ使えるファックスページ
- 難問に挑戦
- 〈1年生〉一年生には問題の意味を分からせる
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- 〈2年生〉数子ちゃんと算数の森にたんけんに行こう
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- 〈3年生〉「難問」で集中する教室を手に入れよう!
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- 〈4年生〉支援を要する子が複数いる学級で効果を発揮する
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- 〈5年生〉選んで一問だけ解くから集中する
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- 〈6年生〉解けそうで解けない!楽しい難問
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- 校長先生 女教師の仕事ぶり拝見 (第2回)
- 『中学女教師』が求められている仕事術を教えてくれる
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- TOSS開発パーツ活用術 (第2回)
- 「笑顔」「褒める」「楽しい活動を組み合わせて行う」で、楽しい一時間を組み立てる
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- 女教師の常識QA (第2回)
- 机の配置や椅子の入れ方ってみんなどうしてるのかな?
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- あこがれの人 紹介 (第2回)
- 授業力だけではない。細部にまで気遣われるTOSS教師にあこがれる
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 教員採用試験突破
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- 身だしなみ注意報 (第2回)
- 子どもたちへの誠意を、おしゃれで表現する。おしゃれを続ける気持ちがあるから、内面を磨かれる
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- 私こだわってます! (第2回)
- 情報は一箇所に集中させる。すべてはこの「ノート」の中に
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- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 逃げずに向き合い続ける
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- 歯ブラシをつかって
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巻頭言 受け止める、受け入れる、過信を認める
本誌編集長 石川裕美
最近、ちょっとの子どもの行動が気になって仕方がない。どうして、全員ができないのだろう、とつい思ってしまう。きれいにそろっていると、気持ちが良い。でも子どもの様子は日々変化している。完璧に全員がそろって同じように活動すること、それは無理だ。なのに……。
ちょっとのおしゃべりが止まらない。黙ってできないのかな、とちょっと苛立つ。シーンとした教室の空気が欲しいのだが、なかなか実現しない。
どの場面も、それを自分の問題とは思えない。「なんで、なんで」と、子どもの姿を追いかけるのだ。でも、実は教師自身が苛立ったり、不満だったりすることが子どもに映っていることがある。実は教師もおしゃべりが絶えなかったりする。シーンとした心を、教師が持っていないのかもしれない。
声のトーンが、甲高くなっていないか、言葉の語尾がきつくなっていないか、笑顔がひきつっていないか……などといったん思うことにしよう。
予想外の子どもの姿は、しめたと思わないといけない。ちょっとした反抗は、当たり前に受け止められるといい。
子どもたちだけではない。職場の人間関係もそうそううまくいかない。ちょっとした行き違いで、相当なダメージを受ける。自分がこんなに苦労しているのに、みんなラクしているように思える。自分の仕事の時間が少なくて、延々とやっている人のことが気になる。自分に余裕がないと、世界で一番の不幸を背負っている気になってしまう。
過信が一番怖いのだ。自分の力はそれほどでもない。そう思えば腹もすわる。腹をすえて、さあ!
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- 明治図書