心を育てる学級経営 2006年3月号
LD児・ADHD児と向き合う

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心を育てる学級経営 2006年3月号LD児・ADHD児と向き合う

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2006年2月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 LD児・ADHD児と向き合う
提言・LD児・ADHD児に対応したスキルとは
見つけられる能力を身につけていただきたい
横山 浩之
スキルの意義を一歩前に進める
大森 修
言葉を削り、前向き、肯定的に
伊藤 雅亮
教師の固定観念を破棄した先にスキルは存在する
甲本 卓司
LD児に意欲と学力をつける授業の原則
河田 孝文
担任としてLD児・ADHD児への接し方―小学校
学級運営ができていないクラスでの個別指導には限界がある
高橋 佳子
君を大事に思っている
前田 憲明
ほめてしつける
上木 信弘
担任としてLD児・ADHD児への接し方―中学校
対象生徒を把握し進路につなげる
松原 大介
抑えたいか、許せないかを見極める
伊藤 和子
級友との人間関係への対応の仕方
教師が誉めることによって、周りの子どもも認めるようになる
田口 広治
特別な対応は、いりません!
戸田 正敏
「ぼーっ」としている子を見逃していないか?
間 英法
LD児・ADHD児の学習活動への対応策―小学校
教師のわずかな行為で学習活動は格段に向上する
雨宮 久
障害の特性を意識して条件を整える
小野 隆行
「言葉を削る」ということその本当の意味
藤崎 久美子
LD児・ADHD児の学習活動への対応策―中学校
追い読みをしても読まない生徒に、どうするか
山田 高広
成功体験を与えることにこだわり、策を尽くす
坂井 ふき子
LD児・ADHD児の生活活動への対応策―小学校
始まりはいつも掃除
太田 聡美
教師はクラスの主導権をとり、該当児の自信をとりもどさせる
山下 理恵
落ち着く場所へ行こう!
長谷 博文
LD児・ADHD児の生活活動への対応策―中学校
うまくできる体験をさせる
小森 栄治
LD児・ADHD児の保護者へのアプローチの仕方
一緒に育てるというスタンスで、学校の責任で対応する
西邑 裕子
思いを受け止め、具体的に手助けする
河村 要和
一日も早く医療機関につなげることが必要である。そのためのアプローチの仕方には原則がある。
五十嵐 勝義
楽しいクラスをみんなで創る (第12回)
できない運動をできるようにして、楽しい遊びを企画する
村田 正樹
心を育てる言葉かけ
二つの「とびらの言葉」
柏木 英樹
3月の仕事
お別れ会のアイデア
知的でワクワクするイベントを
松垣 和年
親と一緒に盛り上げるお別れ会
千葉 幹雄
二度と戻らぬ「時」との別れを意識させる
戸井 和彦
学年末保護者会の開き方
「科学の目」を取り入れ、目に見える形にする
末永 賢行
準備万端で“有終の美”を!
高橋 勲
この一年の成長を共に喜びたい
本井 訓
「力のある資料」で命の授業を創る―小学校 (第12回)
「海洋温度差発電」は人類が抱えるさまざまな問題を解決する(後編)
河田 孝文
「力のある資料」で命の授業を創る―中学校 (第12回)
「生き方」こそが最も「力のある資料」である(2)
長野 藤夫
母親失格 (第11回)
最後の戯言
佐伯 美沙
ネット時代の心の教育 (第12回)
逆境を跳ね返す中越の人々の気概の授業
貝沼 浩晃
モラルジレンマで道徳の授業を変える (第12回)
校内研究会が新たな実践家を育てる(2)
荒木 紀幸
酒井式で子どもの絵が変わる (第24回)
進化したシナリオ「白い船にのって」
酒井 臣吾
変容する子ども世界 (第12回)
他者と〈関わり合う〉経験
高橋 勝
編集後記
江部 満

編集後記

○…ご承知のように、平成十五年三月に「今後の特別支援教育の在り方について」の報告が公にされて以来、わが国の障害児教育は「特殊教育」体制から「特別支援教育」体制へと大きく改革が進められています。

○…いま改革が進められようとしている特別支援教育は、これまでの特殊教育の殻を破って、小・中学校の通常の学級に在籍している軽度障害児を視野に入れた支援体制を構築しなければならないことになるわけで、一人ひとりの特別な教育的ニーズに対応した支援を図る現場教師の責任は重いということになります。

○…報告書では、新たなスキームを構築するために、(1)個別の教育支援計画、(2)特別支援教育コーディネーター、(3)広域特別支援連携協議会の三つを挙げています。このうち「個別の支援計画」は現場教師の実践課題として、多くの重要な課題を抱えているといえます。特別支援教育はこれまでの教師の実践の変革を迫っているからです。

○…それは横山浩之ドクターの次のような指摘も無視できないからです。「学習不振児と学習障害の区別がつかない教師がまだまだたくさんいる。また学習障害を必死の指導や努力で乗り越えようとしているにもかかわらず、こともなげに、この子はどこが病気なんですかと言う教師も多い」(『医師と教師でつくる新しい学校』横山・大森共著より)

○…大森修氏が指摘されるように(1)グレーゾーンの子どもが排斥されて転校した、(2)現場教師が障害を理解しない、(3)対応が分からず疲労困憊している、(4)保護者は聞く耳を持たず、教師も説得できない等々、問題は山積しているといえるようです。本号はその解決策を探る提案特集です。

(江部 満)

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