心を育てる学級経営 2002年4月号
絶対評価で変わる学級づくり

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心を育てる学級経営 2002年4月号絶対評価で変わる学級づくり

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ジャンル:
学級経営
刊行:
2002年3月
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 絶対評価で変わる学級づくり
提言・絶対評価で変わる学級づくり―どこに留意するか
ものさしの転換
田中 耕治
すべての子どもに意味ある100点を!!
片上 宗二
学級を子どもにとっての居場所に
豊田 ひさき
絶対評価
星野 恵美子
自分も高まり、友達も高まる評価
根本 正雄
絶対評価でこれまでの学級づくりを見直す
小学校
目標と指導と評価の一体化で
菊池 靖志
到達目標を示し、細かく評価しよう
奥 清二郎
「二つの見直しのものさし」で見直せ
柏木 英樹
中学校
「困った!」か「チャンス!」か
長野 藤夫
絶対評価で学級づくり三つの指針
大北 修一
絶対評価で学級づくりをこう改革する
低学年
三つのポイントで学級づくり
菅 咲子
目標の細分化・そして細かい評定を何度も行う
雨宮 久
中学年
向山型学級づくりで、絶対評価の時代を迎え撃つ
星野 裕二
真の「高め合い」を学級づくりの基盤に
西尾 一
高学年
向山氏の学級経営案に学び実態把握から始める
桜木 泰志
教師は、授業の中ですべての子どもを目標に到達させる腕を持とう!
岡田 健治
中学校
絶対評価で生徒は動き、自発的に活動する
間 英法
学級経営も「説明責任」が問われる
染谷 幸二
授業の到達目標チェックと到達させるための授業改善
授業改善を「システム」として提案する
谷 和樹
シンプルで分かりやすく、基礎・基本に限定
石黒 修
最高で五六秒短縮、音読指導で子どもは変わる
森川 敦子
自己評価のための「学びの姿の観点」
栗原 裕一
「青森県の学習」の授業プラン
宮崎 俊哉
絶対評価を生かした通知表文例の改善
所見に具体的な成長進歩が書けるか
長谷 博文
客観性と具体性がある通知表文、その三つの条件
小貫 義智
教師の指導に効果があればそれが文章に表れる
八和田 清秀
絶対評価で保護者への説明責任をどう果たすか
対比と繰り返しで納得をめざす
大串 正弘
責任は教師にあることが前提
吉川 廣二
評価の説明は教師の責務である
福田 一毅
小特集 楽しい出会いの演出
ゴジラの声で名前を呼ぼう
渡辺 久美子
インパクトを与え、夢を描かせ、楽しく
菅澤 孝年
小さなパーツを組み合わせる
吉岡 剛
黒板いっぱいのメッセージ
後藤 穣
拍手の場面を作れば笑顔が生まれる
山田 高広
生徒の名前を覚えろ、保護者も巻き込め
垣内 秀明
連続特集 基礎学力の保障に挑む
音読がうまくなる基本の構え
奥田 純子
到達基準90%以上を目標にしたわり算筆算の指導
木村 重夫
平均点公開で得た、保護者からの感謝の手紙!
吉武 徹也
生き生き学級活動
イベントで伸びていけ!
齋藤 一子
心を育てる言葉かけ
「今日は……。」
齋藤 勉
サークル自慢 (第1回)
個性的なメンバーあふれるTOSS DCT
岩野 節男
週1回の活動を11年間続けているサークル―サークルやまびこ
古川 光弘
担任の子どもの「実力」を見抜く法 (第1回)
うわべだけでははかれない子どもの力
石川 裕美
授業につまずいている子への助言 (第1回)
授業中、立ち歩きしゃべり続ける子に
岡 篤
「家庭教育」を学校でどう問うか (第1回)
近視的教育論から遠望的教育論へ
野口 芳宏
続・子どもウオッチングの技術 (第1回)
子どもを理解する三つの方法
明石 要一
パフォーマンス・トレーニング (第1回)
パフォーマンスは相手への思いやりだ!
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

〇…「絶対評価の重視」によって、改めて評価が児童生徒の学習の改善に生かされる必要がある、という主張が強く出されるようになりました。評価は学習の結果に対して行うだけでなく、学習・指導過程における評価の工夫を図る必要があるというわけです。いわゆる「指導と評価の一体化」という主張でもありますが、最近では「目標と指導と評価の一体化」とする方が適切だとする意見もあります。

〇…さらには次のように実践と結びついた評価の在り方の検討を進める意見もあります。(1)評価の重要性とこれからの評価の在り方を実践と結び付けて共通理解を図る。(2)情報公開について議論し、評価の基本的な考え方や評価方法等を反映した指導要録の記載内容、取り扱いについて共通理解を図る。(3)適切な評価の進め方、効果的な活用について実践に基づいて協議する。(4)学校の自己点検・評価をどう進めるか実態に即して検討する。(5)保護者に対して点検・評価の結果をどう説明するかを検討する。

〇…また絶対評価でこれまでの学級づくりを見直す必要が説かれています。たとえば、一人ひとりが輝く学級づくりへの配慮、友達意識を育てる、共同の体験を味わいお互いを磨き合う、問題に取り組む力を育てやる気を育てる等。今回の改訂で「目標に準拠した評価」いわゆる絶対評価と規定したことは、指導要録の立場を実質的に明示するという意味で画期的なことだと評価する意見もあります。新学習指導要領が示す教科の基礎・基本を子ども一人ひとりに確実に身に付けさせる「基礎・基本の重視」のためには、教科目標への実現状況を見る絶対評価がふさわしいという点でも画期的な改革といえるようです。

(江部)

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