- 特集 体育授業が飛翔!“スポーツ科学”の成果23
- 特集の解説
- 体育授業が飛翔!“スポーツ科学”の成果23
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- 学校体育とスポーツの関係
- スポーツの多様性を踏まえた学校体育とスポーツの関係の論議を
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- 苦手な子が親しみやすいルールを作る
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- 「スポーツ基本法」には、学校体育の果たす役割が明記されている
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- スポーツに親しむ基礎となるシステムをつくる
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- 「技能」を育て「楽しさ」を伝える
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- 今、学校体育は生涯スポーツへの架け橋となることが求められている
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- スポーツが明らかにした科学的トレーニングの基礎知識
- フィジカルトレーニングをどう教えるか
- 小学生に必要な運動を考え、ゲーム化して組み立てる
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- メンタルトレーニングをどう教えるか
- 自然にメンタルトレーニングになっている向山型指導
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- インナーマッスルをどう教えるか
- 見えない筋肉の効果を教える
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- 体力トレーニングをどう教えるか
- 「トレーニングのための帯時間」を作る
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- 発育・発達を考慮したトレーニングをどう教えるか
- 「クレイジーボール」を使った運動で敏捷性を高める
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- スポーツ科学の成果を生かす体育授業の改革案
- 運動強度と心拍数を生かす体育授業
- 「折り返し持久走」における運動強度と心拍数の関係
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- バイオメカニクスを生かす体育授業
- 跳躍角度で記録を伸ばす走り幅跳び
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- コーディネーショントレーニングを生かす体育授業
- コーディネーショントレーニングを体つくり運動に生かす
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- 股関節・体幹を生かす体育授業
- キーワードは「ストレッチ感」と「10RM」
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- スポーツ競技がモデル!他者との交流・協力術
- 陸上運動での交流・協力術をどうするか
- 個人種目も、チーム力でパワーアップ!〜ハードル走のチーム対抗戦〜
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- ボール運動での交流・協力術をどうするか
- 夢を叶えた人との交流で盛り上げたソフトボール練習
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- 器械運動での交流・協力術をどうするか
- 努力の姿を互いに知っている
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- 表現運動での交流・協力術をどうするか
- モチベーション・分かりやすい合図・基準・自由演技が交流・協力を引き出す
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- 健康や体力の増進を図るには スポーツをどう取り入れるか
- 体力テストの低い種目の能力を高めるにはスポーツをどう取り入れるか
- 体育授業の基礎体力をつける・「常時活動」と「一人遊び」の発想
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- 体の柔らかさ及び巧みな能力を高めるにはスポーツをどう取り入れるか
- ゲーム化が子どもの力を引き出す
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- 力強い能力を高めるにはスポーツをどう取り入れるか
- 相撲で力強い動きのレパートリーを増やせ
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- 持続する能力を高めるにはスポーツをどう取り入れるか
- 体を動かす習慣と記録を伸ばす喜びで
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- ミニ特集 5月・すぐに授業ができる!今月の単元計画
- <低学年/かけっこ・リレー>作戦タイムが育てる力―回旋リレー
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- <中学年/かけっこ・リレー>変化のある繰り返しで何度も走る経験を
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- <高学年/短距離走・リレー>走ることが楽しくなる「8秒間走とリレー」
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- ライブで体感!体育授業最前線
- 多面的に体育授業の本質を考える
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- 〜第22回日本体育教育技術学会in東京〜
- レベルアップ 体育の授業を変える (第14回)
- 学校における体育授業の指導法の改善策は
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- 体育の基本用語事典 (第14回)
- 視線の固定化
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- 誰も教えてくれなかった体育入門 (第2回)
- 予算会議で体育用具をそろえる
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- 準備のいらない体育指導 (第2回)
- スムーズに準備ができて楽しい体育授業づくり
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- 〜クラスを安定させるやり方と手順〜
- 発達障害のある子どもへの体育 OK・NG対応 (第2回)
- 教材の工夫で動きを体感させることが基本である
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- 〜フープとびなわの指導〜
- 子どもの動きを高める意識誘導型指導法 (第2回)
- 開脚跳び
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- 〜足先を意識誘導するA〜
- 10分で運動神経をよくする体育レシピ (第2回)
- 発達の時期を知って、動きの習得をさせていこう
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- 小田原式応援団指導法 (第2回)
- 「カッコイイ応援団」その@
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- 〜「エール」〜
- 汗びっしょり体力づくり (第2回)
- なわ跳びで体力づくり
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- 走力アップ・体幹と股関節を使える指導 (第2回)
- 教室で、家の中で、すぐに取り組める「体幹と股関節を意識した運動」
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- ライフスキルと健康教育 (第145回)
- 情報スキルアップ教育
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- これって本当に必要?体育的行事の常識 (第2回)
- 6年生で100メートルを泳がせる水泳指導って常識?
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- 保護者に受ける授業参観「新ネタ」 (第2回)
- 誰でもアタックできる「パワーアタックバレーボール」
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- 開眼!プロスポーツ選手のコメント (第2回)
- 夢をつかむために
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- 〜「メジャーリーガー」イチロー〜
- 世界の体育事情 (第2回)
- 世界の体育を知ると、日本の体育が見えてくる
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- TOSS体育サークル紹介 (第12回)
- 香川TOSSおり〜ぶ
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- 〜実技を交えながら、楽しく学ぶサークル〜
- 効果抜群!ファックスできる体育学習カード
- <低学年/かけっこ・リレー>子どもが熱中する「回旋リレー」で思考・判断をみる
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- <中学年/かけっこ・リレー>ポンピュン走法を身に付ける学習カード
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- <高学年/短距離走・リレー>プロローグリレー
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- 〜スピードをつなげ!〜
- 授業の腕を高める論文審査 (第265回)
- 「論理」「活動」をクリアに
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- どの子にも成功体験!体育指導入門 (第2回)
- シンクロ側方倒立回転の授業
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- 〜飯塚市立立岩小学校5年1組A〜
- 読者のページ My Opinion
- 編集後記
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- TOSS体育ニュース (第148回)
- 5月号
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- できるようになる指導法の工夫 (第2回)
- 向山式跳び箱指導法A式 体重のかけ方をつかませる
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特集の解説 体育授業が飛翔!“スポーツ科学”の成果23
TOSS体育授業研究会代表/根本 正雄
ソチ冬季オリンピック・フィギュアスケート男子で、羽生結弦選手が金メダルを獲得した。昨季までは「ジャンプに悪影響が出るから」と、筋肉を鍛えることを拒んでいたという。
しかし、コーチに「筋肉を太くするのではない。腰、ひざ、足首を強くするためだ」と熱心に説得され、今季から始め、その成果が金メダルにつながったという。(朝日新聞 2014年2月15日夕刊)
腹筋や背筋のインナーマッスルを鍛えるという、科学的なトレーニングを行ったため、体力がつき、滑りの安定感が増し、金メダルになったのである。
イチロー選手は、2004年10月1日、シスラーのシーズン通算257安打の記録を抜いた試合後のインタビューで、次のように語っている。
「遠くに飛ばす力はバランスだとか、身体を正しく使うことによって生まれる」
イチロー選手は大リーグの中でも小さい方である。小さなイチロー選手が大記録を作れたのは、パワーではなく、バランスであり、身体を正しく使うことによって生まれたのだと言う。
つまりスポーツ科学の成果を練習にとり入れ、行っていったからである。
平成22年の「脱ゆとり教育、授業時数の増加」により、体育的学力を培う体育が行われてきた。体育で保障できる学力として、体育の目標(学習内容)について検討された。
その中で、身体能力、態度、知識、思考・判断の4領域を特性とするとともに、それらにかかわった学習内容を具体化することに大きな努力が払われてきた。
一方、運動・スポーツについての知識を身に付けて、スポーツを文化として発展させていくことも求められている。
スポーツは自発的な運動の喜びを基調とするものである。体育の学力を向上させることも大切であるが、子どもが自ら意欲をもって積極的に運動していく体育指導も大切である。
サッカーのオシム監督は、スポーツは人の心を育て、夢や情熱を育てると述べている。教室にどのようなスポーツをとり入れたらよいのかという問題がある。
本号では、そのようなスポーツ指導をとり入れていく改革プランが示されている。
まず、「学校体育とスポーツの関係」が示されている。学校体育の中で、どのようにスポーツをとり入れていくのかが分かれば、現場の教師にも役立つ。
次に、「スポーツが明らかにした科学的トレーニングの基礎知識」が示されている。
科学的トレーニングにはどのような内容があるのか、どのような方法があるのか、知識があれば授業にも生かせる。
次に、「スポーツ科学の成果を生かす体育授業の改革案」が示されている。
今までの体育授業は、スポーツ科学をとり入れるという観点ではなされてこなかった。そこで、具体的な体育授業の改革案がまとめられている。
また、「スポーツ競技がモデル!他者との交流・協力術」についてが示されている。
スポーツの醍醐味は人との関わりにある。オシム監督が述べているように、スポーツは人の心を育てる。その方法が実践を通してまとめられている。
そして、「健康や体力の増進を図るにはスポーツをどう取り入れるか」が示されている。
スポーツの大切な目的は、生涯にわたっての体力・健康の保持、増進にある。スポーツがどのような役割を果たしていくかがまとめられている。
スポーツ科学の成果を活用して、子どもに運動の楽しさを体験させていってほしい。
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- 明治図書