楽しい体育の授業 2013年1月号
苦手種目を逆転!大好きにする指導ワザ

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楽しい体育の授業 2013年1月号苦手種目を逆転!大好きにする指導ワザ

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ジャンル:
保健・体育
刊行:
2012年12月6日
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 苦手種目を逆転!大好きにする指導ワザ
特集の解説
苦手種目を逆転!大好きにする指導ワザ
/根本 正雄
低学年
鬼遊びを中心とした「陸上遊び」
年間を通じて、ルールを工夫しながら取り組む
/松原 貴大
風船を使った体ほぐし
ボール運動の苦手を吹き飛ばす風船遊び
/大松 幹生
折り返しリレーで楽しいバトンパス
楽しみながら体を動かし、苦手意識をもたせない
/井上 敬悟
シンクロ前転でパワーアップ
楽しい雰囲気の中で動きを合わさせる指導を
/青柳 徹
跳び箱を使った運動遊び
楽しい活動を通して跳び箱に親しませる
/��木 順一
「あんたがたどこさ」で集団なわ跳び
シンクロの練習から大なわ跳びへ
/瀧日 幸雄
中学年
前転〜「みかん」から「バナナ」へ〜
大きな前転をできるようにする
/村山 浩康
達成率100%の後方片膝かけ回転
振りから回転へ発展させるステップ指導
/村田 正樹
仲間との一体感を味わう跳び箱運動
シンクロ横跳び越しで一体感を味わう
/太田 健二
ネット型ゲーム「プレルボール」
ルールの工夫により全員に活躍の場を与える
/桑原 泰樹
シュートがみるみる上達するバスケットボール
ランニングシュートを身に付けよう!
/甲斐 直美
高学年
1時間に50回・リレー記録を伸ばすバトンパス練習
リレーを大好きにする指導のポイント3
/岩田 史朗
合い言葉は「ハードルは短距離走」
的確な“ツボ”指示と声かけで
/谷岡 眞史
ボールを持たない時のサッカー指導
オフザボールでは、フリースペースを見つけて走り込め!
/伊藤 新吾
関わりを持ち、達成感を味わう協力なわ跳び
協力が不可欠!2in1の実践
/本吉 伸行
表現運動「スポーツ名場面」
スポーツを題材に、デフォルメ(誇張)した動きに挑戦させる!
/佐藤 貴子
ミニ特集 1月・すぐに授業ができる!今月の単元計画
<低学年・ボール投げ遊び>ゴールにつながる空間を理解させるシュートゲーム指導
/原田 朋哉
<中学年・プレルボール>クラス全員が活躍できるプレルボール
/前島 康志
<高学年・バスケットボール>単元を通したドリルゲームで「ボール操作」を身に付け、簡易化されたゲームで「ボールを受けるための動き」に気付かせる
/平山 勇輔
ライブで体感!TOSS体育講座
長丘幼稚園の体育ローテーション参観&体育模擬授業12連発
/佐藤 泰之
〜TOSS体育フレッシュセミナー九州in福岡〜
レベルアップ これだけは押さえたい体育授業の基礎・基本
汗をかくほどの運動を支える四つの視点
/小田原 誠一
マンガで見る楽しい体育指導 (第154回)
TOSS体育直伝マンガ(ダブルダッチは誰でも跳べる!)
/石橋 健一郎
スポーツ選手にインタビュー/子どもたちへのメッセージ (第7回)
つらいことも含めて、受け入れていく人生を
/根本 正雄
〜トライアスロンの第一人者:宮塚 英也氏〜
いくつ知っていますか?遊具を使った運動遊び (第10回)
遊具を使ったサーキット運動
/大中 州明
10分で分かる体育指導のコツ (第10回)
大なわ指導に初挑戦!〈その2〉
/阪下 誠
すぐ役立つ体育授業のマネージメント (第10回)
なわを利用した準備運動
/脇坂 浩之
若手教員必見!教材・教具のユースウェア (第10回)
どの子も楽しくできる棒を使った運動
/川口 達実
このルールで全員が得点! ボールゲーム (第10回)
少人数試合形式シュートゲームで全員得点を達成する〈サッカー〉
/山本 東矢
組体操 成功への道のり (第10回)
全員でみせる大技の成功は、それまでの小さな技の指導で決まる
/上川 晃
参観日オススメ授業アラカルト (第10回)
保護者参加型の参観で、卒業単元がさらに思い出深くなる
/東郷 晃
子どもが運動好きになるニュースポーツ (第10回)
体力よりも頭脳で勝負!『カローリング』
/大谷 智士
最新情報を取り入れた保健の授業 (第10回)
校内研修で「児童虐待」を具体的に考える
/越智 敏洋
ライフスキルと健康教育 (第130回)
ライフスキル視点で道徳教育(中国)〈2〉
/武田 敏
特別支援の体育指導、この手立てでできた! (第10回)
ケンパーとなわ跳びの関係を検証する
/野�ア 隆
〜1年かけてケンパーができるようになった子が、なわ跳び1回跳べるようになった〜
体育的行事の運営計画はこうやる (第10回)
エクセルにデータを打ち込み、効率的に並べ替える
/永溝 義之
実録「根本ワクワク体操教室」 (第10回)
実録!ワクワク体操教室指導風景
/臼井 俊男
TOSS体育ときめき情報 (第22回)
「体力・運動能力」の評価に問題あり
/TOSS体育中央事務局
〜「平均」では見えないことがある〜
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
低学年/ボール投げ
/上木 朋子
〜投げる手と反対の足を出すことを教える指導ステップ〜
中学年/プレルボール
/辻川 皓輔
〜打ちつける機会を増やし、プレル技能向上!〜
高学年/バスケットボール
/中嶋 剛彦
〜“心電図”で課題を浮き彫りにする〜
授業の腕を高める論文審査 (第249回)
つたなく初歩的な研究であるが
/向山 洋一
体育科における学力保障 (第118回)
生徒の運動欲求を満たした指導
/根本 正雄
〜京都府立舞鶴支援学校の体育科組体操の授業�A〜
読者のページ My Opinion
編集後記
/根本 正雄
TOSS体育ニュース (第132回)
1月号
/TOSS体育中央事務局
授業の腕を上げる体育クリニック (第22回)
体育授業シーンで考える「授業の原則十カ条」・その8
/TOSS体育中央事務局

特集の解説 苦手種目を逆転! 大好きにする指導ワザ

TOSS体育授業研究会代表/根本 正雄


 鉄棒運動の指導が苦手だという声を聞く。福井県の村田正樹氏は、宮城県石巻市で行われた体育セミナーで、見事な鉄棒の指導をされた。

 練り上げられた指導技術が示され、的確なテクニカルポイントの指摘により、どこをどのようにすればよいのかが明らかになったためである。

 「達成率100%の後方片膝かけ回転」の指導をされた。村田氏は、後方片膝かけ回転のテクニカルポイントとして、次の3点を示した。

�@ひざの裏に鉄棒を固定する。

�A肘を伸ばして回転に入る。

�B振り足を鉄棒に近づける。

 15分間の模擬授業で、初めて後方片膝かけ回転ができた教師が16名中3名いた。村田氏は、「どことどこに力を入れたらよいですか」と発問した。

 上手に回れる教師に示範させ、「肘と背を伸ばす」ことと、「振り足を鉄棒に近づける」ツボを発見させた。その後の練習で、3名ができるようになったのである。

 「どうしてできるようになったのですか」と聞くと、2名は「肘と背中を伸ばしました」といい、もう1名は「振り足を鉄棒に近づけました」と答えた。村田氏の示した指導のツボが、見事に的中したのである。

 同じ体育セミナーで宮城県の村山浩康氏は、マット運動で「前転〜みかんからバナナへ〜」という指導をされた。

 体を丸め小さく回る前転ではなく、回転の途中で体を前に投げ出し、回転加速のある大きな前転ができる指導を行った。

 村山氏は、大きな前転のテクニカルポイントとして、次の三点を示した。(浜井俊洋氏の実践よりの引用)

�@前回りの始動のときに、手を遠くに着く。

�A頭をできるだけ近くに着く。

�Bバナナの形から徐々に体を小さくする。

 大きな前転ができる教師に示範させた。そして、「どこが上手ですか」と聞いた。すると「手を遠くに着く。膝が伸びている。おしりに近づける」という答えが出された。

 村山氏は、その後、手押し車から前転をさせ、膝の伸びた大きな前転を体感させた。

 次は、マットに赤いテープを3本貼り、「一番遠くに着手すると3点、真ん中は2点、一番近いところは1点です」と指示した。

 遠くに着けば着くほど、膝の伸びた大きな回転ができるようになる。

 村山氏も「膝を伸ばす、遠くに着手する」という指導のツボを明示することによって、ねらいを達成させていった。

 本特集では、村田正樹氏や村山浩康氏のように、苦手な体育を克服するツボ(テクニカルポイント)を示して、どのように子どもが変容したのかが示してある。次のような項目でまとめてある。

1 授業の主張点

2 指導のツボ(テクニカルポイント)

3 指導のポイント

4 単元計画

5 本時の指導

6 子どもの変容

7 参考文献

 指導のツボが分かっても、授業の主張点が明確でないと展開できない。そこで、最初に授業の主張点が示されている。

 主張点に応じて、指導のツボ、指導のポイントが説明されている。本特集の目玉である。

 それに基づいて単元計画、本時の指導が展開されている。一部分の指導ではなく、単元全体の流れの中でどのように指導するのかが明記されている。

 学級の実態に応じて、内容を組み換えたり変更したりして、子どもにとって最善の指導を行う。

 その中で、指導のツボを活用し、子どもを変容させ、楽しい体育授業づくりをしてほしい。

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      明治図書

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