- 特集 全員参加サッカーが実現!特盛りヒント
- 特集の解説
- 全員参加サッカーが実現!特盛りヒント
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- 運動量の多いボール蹴り遊び
- 〈下学年〉ルールの工夫で運動量を確保する
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- 〈下学年〉みんなが熱中!運動量の多いボール蹴り遊び!
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- 全員参加できる授業の導入
- 〈下学年〉全員参加!汗びっしょりになる授業の導入
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- 〈上学年〉1対1のボールの奪い合いを活性化させる
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- 得点につながるパスの指導
- 〈下学年〉パスの技能習得は練習をゲーム化する
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- 〈上学年〉パスの技術はゲームで身に付ける
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- 女子もガンガン蹴るシュート練習
- 〈下学年〉1人ずつボールを持たせ、様々なゲームを次々行う
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- 〈上学年〉女子が男子と対等に戦えるサッカー
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- 個人差をなくすルールの工夫
- 〈下学年〉女子が輝くラインサッカー
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- 〈上学年〉パスを出さざるをえないルールを導入!
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- 型にとらわれない場の工夫
- 〈下学年〉動ける場所の工夫で盛り上がる
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- 〈上学年〉ゴール数を増やし、エリアを限定する場の工夫
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- 子どもが熱中するミニゲーム
- 〈下学年〉全員が得点する成功体験を保証するサッカーミニゲーム
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- 〈上学年〉シュートはゴールへの正確なパス
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- 子どもの動きが変わる教師の言葉
- 〈下学年〉具体的な指示と、「AさせたいならB」という指示・システムで子どもの動きが変わる
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- 〈上学年〉「趣意説明」を行ってチームワークを高める
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- ミニ特集 12月・すぐに授業ができる!今月の単元計画
- <低学年・ボール蹴りゲーム>みんなが参加でき、得点できる「ならびっこフットベースボール」
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- <中学年・サッカー>得意な子も苦手な子も、みんなが熱中するサッカー指導
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- <高学年・サッカー>サッカーに必要な基礎技能の習得と、女子や苦手な子が活躍するためのゲームの工夫をする
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- ライブで体感!TOSS体育講座
- TOSSの教育技術は国境を超える!
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- 〜よさこいソーランinコスタリカ 2012年8月〜
- レベルアップ これだけは押さえたい体育授業の基礎・基本
- 美しく歩くことができるか
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- マンガで見る楽しい体育指導 (第153回)
- TOSS体育直伝マンガ(地獄回りに挑戦!)
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- 「やってでけへんことはない」―人生は決断の連続
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- 〜元プロ野球(ソフトバンクホークス)選手:竹岡 和宏氏〜
- いくつ知っていますか?遊具を使った運動遊び (第9回)
- 跳び箱運動につながる運動遊び
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- 10分で分かる体育指導のコツ (第9回)
- どの子もできるようにするためにルールを工夫する
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- すぐ役立つ体育授業のマネージメント (第9回)
- なわ跳びは短い時間に様々な跳び方を練習させる
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- 鬼遊びでも大活躍!!低学年から使える「タグベルトとタグ」
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- 〜正しく身につけさせ、ケガなく安全に「タグッ!」〜
- このルールで全員が得点! ボールゲーム (第9回)
- ベースボール型ゲームの工夫
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- 〜走った分だけ得点になる!〜
- 組体操 成功への道のり (第9回)
- 「組体操」を指導するときに心がけておきたいこと
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- 参観日オススメ授業アラカルト (第9回)
- 鬼ごっこを親子で楽しむ
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- 攻撃側の運動量も激増する『満塁Tボール』
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- 中学1年生「欲求不満とストレスへの対処」を、脳科学の視点を加えて授業する
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- 〜脳のしくみを知り、望ましい行動や対処法を選択できる生徒を育てる〜
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- ライフスキル視点で道徳教育(中国)〈1〉
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- 持久走記録会、全員完走達成!!
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- 〜特別支援学級での取り組み〜
- 体育的行事の運営計画はこうやる (第9回)
- 運動会の放送係・デジタル機器で簡略化
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- 〜運動会の放送準備にかける手間を大幅に軽減させる〜
- 実録「根本ワクワク体操教室」 (第9回)
- 続けて練習することで、できるようになっていく
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- 「あこがれのバナナうんち」?
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- 〜保健学習「おもしろ健康百歌」で学ぼう〜
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- 低学年/ボール蹴り遊び
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- 〜どの子も楽しみながら力をつけるボール蹴り遊び〜
- 中学年/サッカー
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- 〜1人ずつボールを持たせ、たくさん触らせる〜
- 高学年/サッカー
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- 〜バディサッカーの学習カード〜
- 授業の腕を高める論文審査 (第248回)
- もっと工夫のあとを示して
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- 体育科における学力保障 (第117回)
- 見事に変化したギャロップの指導
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- 〜京都府立舞鶴支援学校の体育科組体操の授業@〜
- 読者のページ My Opinion
- 編集後記
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- TOSS体育ニュース (第131回)
- 12月号
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- 授業の腕を上げる体育クリニック (第21回)
- 体育授業シーンで考える「授業の原則十カ条」・その7
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特集の解説 全員参加サッカーが実現! 特盛りヒント
TOSS体育授業研究会代表/根本 正雄
ロンドンオリンピックが開催され、サッカーは男女とも出場し、活躍した。特に女子は決勝に進み、準優勝することができた。
決勝のアメリカ戦を見ていたが、互角に戦っていた。シュートチャンスもあり、あと一歩の戦いであった。
サッカーは、一定のルールに従い、ボールを足で操作し、双方のチームがゴールにシュートし、勝敗を競う運動である。
全力でゲームを行うところに楽しさがあり、誰でも参加できる。
サッカーが楽しいと感じるのは、シュートが入った時、パスやシュートがたくさん決まった時である。
また、チームプレーが上手くできた時、自分のチームが勝った時、チームの仲間と仲よくできた時などである。
逆に、「楽しくない」と感じるのは、ボールが全然もらえない時、シュートが全くできなかった時などである。
あるいは、一部の人間だけでゲームや練習が進められた時、文句を言われた時、失敗を責められた時である。
子どもの実態を見ると、男女差が大きい。意識面では、男子の殆どが好きと答えているが、女子の半分は嫌いと答えている。
ボールに当たると恐い、やり方が分からないという理由からである。技能面でも個人差が大きく、みんなと楽しくゲームがしたいという気持ちがありながら、参加できない子どももいる。
体育指導の名人は、以上のような子どもの実態やサッカーの特性に即して、ゲームの楽しさが体験できる方法で指導をしている。
そこで、本特集では、子どもが互いに認め合い、個が伸びるサッカー指導の方法を紹介している。
@運動量の多いボール蹴り遊び
A全員参加できる授業の導入
B得点につながるパスの指導
C女子もガンガン蹴るシュート練習
D個人差をなくすルールの工夫
E型にとらわれない場の工夫
F子どもが熱中するミニゲーム
G子どもの動きが変わる教師の言葉
本特集では、以上のようなサッカーの指導について、具体的な授業の内容を、どのように実践されたのかが、示されている。
サッカーの授業では、基本の技を身に付けることが第一である。
そのためには、全員参加できる授業の導入の仕方、得点につながるパスの指導、女子もガンガン蹴るシュート練習の仕方が必要である。
次は、全員参加できるルールの工夫、型にとらわれない場の工夫が必要である。
子どもの実態に応じて、ルールを工夫していく。子どもがサッカーを楽しめる場の工夫をしていく。
その結果、子どもが熱中するミニゲームが成立する。ミニゲームを通して全員がゲームに参加し、ボールをパスし、シュートの体験ができるのである。
最後に子どもの動きが変わる教師の言葉掛けが大切になる。教師の的確な言葉掛けで、子どもの動きは変わる。
以上のような指導のステップによって、全員サッカーが成立するのである。本特集は、次のような項目で紹介されている。
?テーマ
?主張
?授業について
@準備物
Aルール
B場づくり
C授業の実際
D効果
全員参加する方法によって、子どもがどのように変容したのかが最後にまとめてある。
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- 明治図書