楽しい体育の授業 2013年2月号
作戦∞競争¢}入で思考・判断力UPの体育授業

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楽しい体育の授業 2013年2月号作戦∞競争¢}入で思考・判断力UPの体育授業

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ジャンル:
保健・体育
刊行:
2013年1月8日
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “作戦”“競争” 挿入で思考・判断力UPの体育授業
特集の解説
“作戦”“競争” 挿入で思考・判断力UPの体育授業
根本 正雄
実践
【跳び箱】集団での競争にすることで、動きに習熟させる
村田 斎
【逆上がり】飯田・根本式段階別逆上がり練習法で全員達成!
佐藤 大輔
【シンクロ側方倒立回転】集団演技をつくりあげよう
前田 哲弥
【回旋リレー】工夫するポイントを示し、思考する場面をつくる
渡部 麻衣子
【全員リレー】考えざるを得ない「教材」と「発問」が思考力と判断力を伸ばす
根津 盛吾
【立ち幅跳び】「根本式立ち幅跳び」をグループ戦で思考させる
島村 雄次郎
【ドッジボール】男女の絆を強くした男女対抗戦シリーズ
池町 徹也
【たまご割りサッカー】女子も活躍、知的「作戦」多数誕生のサッカー実践
大川 雅也
【バスケットボール】競い合い、熱中するバスケットボールの授業
田澤 大吾
【サッカー】判断力を高める具体的な指示と発問
吉原 尚寛
【二重跳びリレー】向山式二重跳びリレーを行うことによって、自然と子どもたちが教え合うようになる
赤井 正臣
【長なわ跳び】校内長なわ集会を行う
阪下 誠
【ダブルダッチ】「なわ跳び運動+演技」で競争心を生む
北村 佳史
【表現】表現「忍者になろう」で動きを工夫する!
中宿 清美
【よさこいソーラン】「自分たちが一番!」を自覚させる
竹内 淑香
【水泳】水泳でのドラマ〜S君の検定と子どもの姿〜
岩田 哲
ミニ特集 2月・すぐに授業ができる!今月の単元計画
<低学年/体つくり運動> 体つくりは、短なわ跳びの複数遊びやリレー遊びで!
原田 朋哉
<中学年/体つくり運動> なわ跳び運動の楽しさを広げる
前島 康志
<高学年/体つくり運動> 「体ほぐしの運動」の授業は「動的」「静的」な学習活動と、「全」「ペア」「グループ」などの学習形態を組み合わせてつくる
平山 勇輔
ライブで体感!TOSS体育講座
各地で開催・TOSS体育フレッシュセミナー
佐藤 泰之
〜TOSS体育フレッシュセミナー甲信越in新潟&TOSS体育フレッシュセミナー中国in広島〜
レベルアップ これだけは押さえたい体育授業の基礎・基本
体育学習で本当に伸ばしたい力は何か
阪本 一英
マンガで見る楽しい体育指導 (第155回)
TOSS体育直伝マンガ(ロケットボール!)
石橋 健一郎
スポーツ選手にインタビュー/子どもたちへのメッセージ (第8回)
「言い訳をしない人生」―少林寺拳法で生き方を教える
根本 正雄
〜少林寺拳法指導者:福家 健司 氏〜
いくつ知っていますか?遊具を使った運動遊び (第11回)
子どもが熱中!ターザンロープ
水谷 洋克
10分で分かる体育指導のコツ (第11回)
つねに「みんなで」を意識して授業をする
村田 淳
すぐ役立つ体育授業のマネージメント (第11回)
サッカーゴールに最適!!カラーコーンを使ったミニゴール
本宮 淳平
若手教員必見!教材・教具のユースウェア (第11回)
子どもがなわ跳び大好きになる!なわとび級表
中桐 信哉
〜四つのユースウェアを守ることで教室にドラマが生まれる〜
このルールで全員が得点! ボールゲーム (第11回)
ルールは変えても、動きはシンプルなままに!
甲地 潮吏
〜囲みっこキックベースボール〜
組体操 成功への道のり (第11回)
これで成功!組体操六つのポイント
大井 隆夫
参観日オススメ授業アラカルト (第11回)
1年生が、友だちと仲よく、たくさん運動をしている姿を見せる
三島 麻美
子どもが運動好きになるニュースポーツ (第11回)
道具の準備がほとんどいらない『タッチラグビー』
東條 正興
最新情報を取り入れた保健の授業 (第11回)
中学1年生「欲求不満とストレスへの対処」を、脳科学の視点を加えて授業する(続編)
郡司 崇人
〜ストレスの解消法を知っているだけでストレスを軽減できる。ストレスと上手に付き合える生徒を育てる〜
ライフスキルと健康教育 (第131回)
ライフスキル視点で道徳教育(中国)〈3〉
武田 敏
特別支援の体育指導、この手立てでできた! (第11回)
変化のある繰り返しと場の工夫で、ボール蹴りの基礎感覚を身に付け、蹴る楽しさを味わう
野ア 隆
体育的行事の運営計画はこうやる (第11回)
みんなが動きやすい環境をつくる
平中 健也
実録「根本ワクワク体操教室」 (第11回)
よい授業の三つの条件―マネジメント・発問・個別評定
小林 正快
TOSS体育ときめき情報 (第23回)
「コーディネーショントレーニング」とは
TOSS体育中央事務局
〜「村田斎体育クリニック」から〜
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
低学年/なわ跳び遊び
二瓶 温子
〜なわとびチャレンジカード〜
中学年/短なわ跳び
小野瀬 未来
〜友だちと力を合わせて楽しく練習を進められるなわ跳びカード〜
高学年/長なわ跳び
橋本 拓弥
〜どの子にも長なわ跳びの自信をつけさせる「長なわとびカード」〜
授業の腕を高める論文審査 (第250回)
研究論文は、「数値」「上達傾向」などを明記すること
向山 洋一
体育科における学力保障 (第119回)
幼児の前回りの指導
根本 正雄
〜根本ワクワク体操教室から〜
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース (第133回)
2月号
TOSS体育中央事務局
授業の腕を上げる体育クリニック (第23回)
体育授業シーンで考える「授業の原則十カ条」・その9
TOSS体育中央事務局

特集の解説 苦手種目を逆転! 大好きにする指導ワザ

TOSS体育授業研究会代表/根本 正雄


 鉄棒運動の指導が苦手だという声を聞く。福井県の村田正樹氏は、宮城県石巻市で行われた体育セミナーで、見事な鉄棒の指導をされた。

 練り上げられた指導技術が示され、的確なテクニカルポイントの指摘により、どこをどのようにすればよいのかが明らかになったためである。

 「達成率100%の後方片膝かけ回転」の指導をされた。村田氏は、後方片膝かけ回転のテクニカルポイントとして、次の3点を示した。

@ひざの裏に鉄棒を固定する。

A肘を伸ばして回転に入る。

B振り足を鉄棒に近づける。

 15分間の模擬授業で、初めて後方片膝かけ回転ができた教師が16名中3名いた。村田氏は、「どことどこに力を入れたらよいですか」と発問した。

 上手に回れる教師に示範させ、「肘と背を伸ばす」ことと、「振り足を鉄棒に近づける」ツボを発見させた。その後の練習で、3名ができるようになったのである。 「どうしてできるようになったのですか」と聞くと、2名は「肘と背中を伸ばしました」といい、もう1名は「振り足を鉄棒に近づけました」と答えた。村田氏の示した指導のツボが、見事に的中したのである。

 同じ体育セミナーで宮城県の村山浩康氏は、マット運動で「前転〜みかんからバナナへ〜」という指導をされた。

 体を丸め小さく回る前転ではなく、回転の途中で体を前に投げ出し、回転加速のある大きな前転ができる指導を行った。

 村山氏は、大きな前転のテクニカルポイントとして、次の三点を示した。(浜井俊洋氏の実践よりの引用)

@前回りの始動のときに、手を遠くに着く。

A頭をできるだけ近くに着く。

Bバナナの形から徐々に体を小さくする。

 大きな前転ができる教師に示範させた。そして、「どこが上手ですか」と聞いた。すると「手を遠くに着く。膝が伸びている。おしりに近づける」という答えが出された。

 村山氏は、その後、手押し車から前転をさせ、膝の伸びた大きな前転を体感させた。

 次は、マットに赤いテープを3本貼り、「一番遠くに着手すると3点、真ん中は2点、一番近いところは1点です」と指示した。

 遠くに着けば着くほど、膝の伸びた大きな回転ができるようになる。

 村山氏も「膝を伸ばす、遠くに着手する」という指導のツボを明示することによって、ねらいを達成させていった。

 本特集では、村田正樹氏や村山浩康氏のように、苦手な体育を克服するツボ(テクニカルポイント)を示して、どのように子どもが変容したのかが示してある。次のような項目でまとめてある。

1 授業の主張点

2 指導のツボ(テクニカルポイント)

3 指導のポイント

4 単元計画

5 本時の指導

6 子どもの変容

7 参考文献

 指導のツボが分かっても、授業の主張点が明確でないと展開できない。そこで、最初に授業の主張点が示されている。

 主張点に応じて、指導のツボ、指導のポイントが説明されている。本特集の目玉である。

 それに基づいて単元計画、本時の指導が展開されている。一部分の指導ではなく、単元全体の流れの中でどのように指導するのかが明記されている。

 学級の実態に応じて、内容を組み換えたり変更したりして、子どもにとって最善の指導を行う。

 その中で、指導のツボを活用し、子どもを変容させ、楽しい体育授業づくりをしてほしい。

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      明治図書

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