楽しい体育の授業 2011年5月号
すぐ使える“体育学習カード”18選

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楽しい体育の授業 2011年5月号すぐ使える“体育学習カード”18選

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ジャンル:
保健・体育
刊行:
2011年4月5日
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 すぐ使える“体育学習カード”18選
特集の解説
すぐ使える“体育学習カード”18選
根本 正雄
実践事例
低学年
【走・跳の運動】基礎感覚を育て「ウルトラダッシュ」を目指す
斉藤 奈美子
【力試しの運動】12種類の遊びを毎回自己評価
高橋 恒久
【用具を操作する運動】変化のある繰り返しで ボールにたくさんふれさせる ボールをたくさん投げさせる
八木澤 寿明
【鬼遊び】相手の「陣地を取り合う」宝取りゲーム
望月 健
【ボール投げ遊び】楽しんで投擲力が付く「ボール投げゲーム」
大和田 浩之
【ボールけり遊び】みんなが楽しめるボールけり遊び
庄司 真由
中学年
【マット運動】学習カードを使うことで、個別指導の時間を生み出すことができる
河田 真介
【鉄棒運動】誰でも指導できる鉄棒運動
篠崎 弘敬
【跳び箱運動】開脚跳び名人をめざそう―開脚跳びでは、高さを競うのではなく美しさを追求させたい―
平松 孝治郎
【バスケットボール型ゲーム】運動量を確保する学習カード
高橋 一行
【サッカー型ゲーム】めざせ!サッカープレーヤー!
脇坂 浩之
【ハンドベースボール型ゲーム】課題を見つけ、楽しく・上手になるティーボール
益子 和樹
高学年
【体つくり】友だち同士の関わりを深める体ほぐしの運動
迫田 一弘
【ハードル走】ハードルは短距離走
谷岡 眞史
【表現運動】基本の動きの組み立てから発展させる
奥田 嚴文
【水泳】スモールステップの水泳学習カードで平泳ぎをマスターする
松島 博昭
【バスケットボール】チームの課題を浮き彫りにする試合の記録
中橋 利之
【サッカー】教師がいなくても子どもたちだけで学習を進められる「サッカー学習カード」
小原 嘉夫
ミニ特集 5月 すぐに授業ができる!今月の単元計画
低学年/楽しくゲーム化して基礎感覚づくり
太田 健二
中学年/鉄棒運動の単元計画
辻岡 義介
高学年/パーツで構成し、子どもの達成感へとつなげる
本吉 伸行
ライブで体感!TOSS体育講座
特別支援教育に対応する体育授業の提案
村田 斎
〜第19回日本体育教育技術学会〜
レベルアップ これだけは押さえたい体育授業の基礎・基本
「もしドラッ現象」から授業づくりの原点を考える
山本 悟
マンガで見る楽しい体育指導 (第134回)
TOSS体育直伝マンガ(跳べる跳べるみんな跳べる!)
石橋 健一郎
図解・単元を貫く学習の場作り (第2回)
六つのコーンで長なわの動線を確保する
阪下 誠
図解・運動量豊富なミニゲーム (第2回)
向山型で熱中しながらプレルボールの技能が習得できる
東郷 晃
私にもできた子どもを熱中させる授業 (第2回)
三つのポイントと五つの観点を踏まえたバスケットボールの指導(スキルアップ)
原田 朋哉
初任者必見!体育授業ちょっとしたコツ (第2回)
習得させたい技を、スモールステップで教える
上川 晃
体育Q&A・体育授業の悩み解決します! (第2回)
授業が始まっても子どもたちがダラダラして、なかなか集中しません
大谷 智士
私の失敗体験記 (第2回)
マイペンライ!【大丈夫】ベテランも中堅もみんないっぱい失敗してるはず。これから頑張ろう
糸木 佳奈子
プロスポーツから学ぶ最新の体育指導 (第2回)
長友選手に学ぶ楽しく「走ること」
越智 敏洋
子どもの体力向上!運動の日常化 (第2回)
子どもの体力を高めていくために、知っておくこと
大中 州明
最新情報を盛り込んだ食の授業 (第46回)
もっとマグネシウムを摂取しよう
木村 修一
ライフスキルと健康教育 (第110回)
継続ストレスから健康を守るコヒアランス
武田 敏
特別支援に対応した体育授業 (第2回)
低学年でも楽しめるシュートゲーム
間嶋 祐樹
短時間にできる「運動会種目」 (第2回)
運も実力のうち!「運命の分かれ道」
中嶋 剛彦
体育主任の部屋・仕事チェックリスト (第2回)
1年間を見通した仕事リスト
濱田 謙
TOSS体育ときめき情報 (第2回)
「全国一斉セミナー」を知っていますか?
TOSS体育中央事務局
〜授業の基礎・基本が学べます!〜
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
固定施設を使った運動遊び
田村 治男
〜「できた」から「何度もできた」へ〜
体ほぐし
橋 大輔
〜心も体もほぐれ、友だちと仲よくなれる風船ゲーム〜
走り幅跳び
竹内 正宏
〜輪とブルーシートを使った幅跳びの着地学習カード〜
授業の腕を高める論文審査 (第229回)
30年昔の向山実践の追試論文
向山 洋一
体育科における学力保障 (第98回)
大阪朝日放送「探偵!ナイトスクープ」立ち幅跳びの指導
根本 正雄
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース (第112回)
5月号
東條 正興
授業の腕を上げる体育クリニック (第2回)
体育授業をマネジメント 集合・整列の仕方
佐藤 泰之

特集の解説

すぐ使える“体育学習カード”18選

TOSS体育授業研究会代表

根本正雄


 体育指導が苦手だという教師がいる。体育の授業は、教師の力量によって子どもの動きが変わってくる。

 学習カードが作成されていれば、体育指導の苦手な教師でも指導することができる。

 なぜなら、学習の手順や方法が効率的に示されているからである。

 誰が指導しても一定の効果が上がる仕組みになっているからである。

 本特集では、子どもが大好きになり、意欲的に取り組む学習カードが紹介されている。

 子どもが大好きになる学習カードは、次のような内容が考えられる。

1 学習の順序が分かる。

2 学習の仕方が分かる。

3 動きをつくる方法が分かる。

4 動きを広げる手立てが分かる。

5 動きを高める器具・用具の使い方が分かる。

6 学習の評価ができる。

 学習カードで大切なのは、学習の順序と学習の仕方が分かることである。

 基本的には学習カードだけで動きが作れるのが望ましい。教師の指導がなくても、子どもだけで学習できる内容になっていることである。

 そのためには、学習の順序と仕方が明示されていて、その通りに進めていけばできるようになっていることである。

 次は、動きをつくる方法が分かることである。体育指導で一番困るのは、動き方が分からないことである。

 動きをつくる方法が分かる発問・指示などの言葉掛けが示されていれば、すぐに指導できる。

 学習カードに示された言葉掛けで動きができれば、教師の指導はずっと楽になる。

 さらに動きを広げる手立て、動きを高める器具・用具の使い方なども示されていると役立つ。

 最後に評価の仕方が出ていると便利である。学習したことが自己評価できるようになっていれば、次の学習に生かすことができる。

 以上のような内容で構成されていると、体育指導の苦手な教師も指導がしやすい。子どもも自分たちで学習できるようになる。

 教師の指示ではなく、子どもが自分たちで学習していければ、達成する喜びが大きくなる。

 本特集では、以上の内容が、次のように紹介されている。

1 学習カードの使い方

2 学習の手順、方法、器具・用具の活用

 最初に学習カードの使い方が示してある。

 どのように活用していけばよいのかの全体像を示し、学習の手順、方法、器具・用具の活用の仕方について紹介されている。

 2ページに、単元全体の評価カードが示してある。

 ここでは、子どもに配布する実際の学習カードが紹介されている。

 毎時間の評価を通して、自己の学習を振り返り、悪いところを直していけるような内容になっている。

 子どもが大好きになり、自主的に活動できる学習カードが示してあるので、多くの教師にとって役立つ内容になっている。

 そのまま教師がコピーして活用できる内容にしてある。学習カードで大切なのは、フィードバックのできる内容になっていることである。

 躓いたときに、できるところまで戻り再び挑戦できる内容になっていれば、子どもは教師に頼らなくても学習ができる。

 個人学習でもそうであるが、グループ学習でも教え合うことが可能になる。共通の物差し、ステップが共有できるからである。

 本特集を活用して、個人の学習、グループの学習、全体の学習が高まっていく授業にしてほしい。その中で、子どもの主体的な学習が展開されていく。

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      明治図書

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