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特集の解説
2週間で準備完了!運動会最新種目集
千葉市立弥生小学校
根本正雄
完全週休5日制の実施により体育の授業時数も減り、それに伴い学校行事も精選されきた。
特に運動会の練習時間は減り、今までのように全体練習や学年練習を行なう時間も少なくなっている。
ある学校では練習時間が多すぎるので、運動会を中止にするというところも出てきている。
そのような問題を解決するために、本特集では、練習時間が少なく、楽しくできる運動会種目が紹介されている。
「楽しい体育ビデオ」シリーズ(明治図書)でも次の運動会関係のビデオが発刊されている。
@集団種目 A組体操 B応援団
いずれも好評である。なぜなら次のような内容と構成になっているからである。
@方法がシンプルでわかりやすい。
A準備物が少なく、すぐにできる。
B場作りが画面ですぐ理解できる。
C子供の動きが目に見えるので効果が確かめられる。
いずれのビデオも以上のような条件を満たしている。特に方法がシンプルで準備物が少ないというのが役立ったという声が寄せられている。
本特集では、ビデオで好評だった内容を踏まえて最新の運動会種目・応援団指導が紹介されている。
ルールはどの学校でもすぐに活用できるように示してある。2週間で実施できるルールに工夫してある。
2週間で準備するためには、体育の時間は4〜5時間である。その中で個人、団体、リズムダンスの練習を行なう。そのためには、複雑なルールでは無理である。
構成がしっかりとして誰でもすぐに理解できるルールにしていかなければならない。
準備物は新たに製作したり購入したりしないで、身近にある器具・用具でできる種目が紹介されている。
運動会種目で悩むのは準備物である。華やかに盛り上げようとすると器具・用具の準備が大変である。
できるだけシンプルですぐに用意できる内容に工夫されている。
場作りは写真、イラスト等でビデオを見るようにビジュアルに示してある。特に準備物の置く位置については、わかりやすく紹介されている。
シンプルに準備物が少なくなると面白味に欠けるのではないかという心配がある。
そこで次のような工夫がされている。
@勝敗が最後までわからない。
A途中で逆転現象が見られる。
B誰にも勝つチャンスがある。
スタートしてすぐに勝敗がわかると当時者も見ている参加者も興味や意欲をなくす。
最後まで誰が勝つかわからないと選手は頑張り、見ている参観者も応援し盛り上がっていく。
そのためには途中で逆転現象が生じると最高である。いつも負けている子供が勝つ場面があると感動が生まれドラマが生まれる。
逆転現象を起こすにはいくつかの方法がある。例えばジャンケンを入れる、サイコロを使うなどである。
つまり誰でもがんばれば勝つチャンスがあることが大事になってくる。
以上のような具体的な実践例が紹介されている。実践例をもとに、アイデアを付け加え、オリジナルな運動会種目を開発してほしい。
シンプルで簡単で面白いという種目こそ学校週5日制の運動会種目である。
本特集を参考にして、2週間で準備を完了し、楽しい運動会ができるようにしてほしい。子供も保護者も楽しいという運動会種目を工夫していってほしい。
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- 明治図書