授業研究21 2007年4月号
力をつける校内研修の改革プラン

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授業研究21 2007年4月号力をつける校内研修の改革プラン

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2007年3月6日
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
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目次

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特集 力をつける校内研修の改革プラン
提言・これからの校内研修の在り方
基礎的・全体的な内容とグループ別の自己点検・評価を!
安彦 忠彦
学力調査の結果を生かした校内研修の推進
田中 博之
シミュレーション力を向上させる
齋藤 勉
新任教員の大量採用時代に備えた研修を
岩田 一彦米田 豊
若い教師が積極的に参加できる研修を
二杉 孝司
《前頭前野》を刺激する
長南 博昭
校内研修の改革プラン
学習指導要領改訂への対応
「基礎教師力」の養成を
阿部 惣一
「不易流行」の実践を創造する三つの視点
横田 経一郎
いじめ問題への対応
発見・対処のシステムで、いじめ問題に取り組む
松崎 力
《いじめの芽を摘むこと》に重点を置く
染谷 幸二
思考力・表現力の育て方への対応
学校支援委員としての体験から
大内 善一
国語ミス退治運動に校内研修改革のヒントあり
福山 憲市
発展的・補充的指導への対応
何を「補充」「発展」させるのか―基礎・基本指導の明確化から―
佐藤 洋一
個々の生徒を研究の中心に
黒木 俊治
学校図書館の活用への対応
即授業に結びつく校内研修にする
千原 一弘
学校図書館を使って模擬授業をする
松藤 司
学校の自己評価問題への対応
学校経営案のセットで研修すべし
槇田 健
教師の授業力に視点を当てた研修システム、評価システムを構築せよ
星野 裕二
特別支援教育への対応
授業を見せる・授業を見る
伊藤 雅亮
模擬授業から逃げる教師は、ぜったいに力がつかない
甲本 卓司
教師の「指導力」向上への対策
キーワードは、「意識改革」
大江 浩光
校内研修でこそ継続的な研究授業を
山田 浩之
授業力ある教師による授業への代案が示される研修を実施する
赤石 賢司
「指導力」の向上は、「授業を見てもらう」「批評をされる」以外にない
向井 ひとみ
指導力向上の近道は、TOSS授業ライセンスに挑戦すること
井上 好文
若手教師の「指導力」をどう向上させていくか
情熱を燃やす人材を確保し、プロ教師を育成する厳しい環境を創る!
岡田 健治
してみせて いってきかせて させてみて そしてほめること
奥 清二郎
憧れに向かって模擬授業を行い、授業の腕を磨く
有動 英一郎
熱中・集中した授業づくり
山田 恵子
教師修業への助言
得意な分野をもつことの意味
田中 統治
読解力向上をめざす授業づくり 国語科でめざす授業づくり (第1回)
新聞記事を批判的に読む力を育てる―メディアリテラシーの授業―
椿原 正和
読解力向上をめざす授業づくり 社会科でめざす授業づくり (第1回)
社会科の授業で、どのようなPISA型読解力をつけるのか
谷 和樹
読解力向上をめざす授業づくり 算数科でめざす授業づくり (第1回)
PISA型読解力を伸ばす算数問題(上)
木村 重夫
読解力向上をめざす授業づくり 理科でめざす授業づくり (第1回)
自然の解釈は「非連続型テキスト」の解釈に他ならない
新牧 賢三郎
日本人の気概を教える 《小学校》 (第1回)
国際社会で堂々と渡り合える日本人を育てる!
河田 孝文
日本人の気概を教える 《中学校》 (第1回)
鉄鋼の父 本多光太郎
竹田 博之
子どもの規範意識の育て方 (第1回)
「規範」の本質の確認から
野口 芳宏
授業の技を磨く (第1回)
強い願いをもって努力と挑戦を継続する
有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

○…「教師の資質向上」は時代の変化に応じて、その内実を問うべきだと常に言われてきました。かつての全連小の「校内研修」の調査結果でも「教員の資質・能力の向上」が最も多く占めていたことがあります。六十年代に「教育の現代化」運動がおきた時には、高度の指導技術が教師に要請されたことがあります。八十年代に入って「ゆとりと充実」の教育のスローガンになって、学校裁量の時間が問題になりました。しかし、「学力低下」の批判の下に、「ゆとり教育」も終焉を迎えつつあります。

○…このように時代の変化に応じて「教師の資質・能力」への批判や期待も大きく変わってきます。先の全連小の調査で教員の取り組みでは「大変積極的」としながら、一方で「教職員の意識高揚」を五割以上が求めているという矛盾がありました。もちろんこの調査は校長主体であることから、矛盾が出たのでしょうけれど、研究授業を申し出る教師が少ないという嘆きも一方で聞かれます。ある校長は次のように語っています。「授業の公開なくしては教師の力量の向上はまず期待できない。授業展開の技量というのは、理屈や知識でいくら分かったつもりでいても、実際の体験なくしては教師の身に付かない。研究の内容の具体化と焦点化、指導案の簡素化等、指導者の負担の軽減を思いきって図り、時代にマッチした軽いノリで取り組める授業や、各教師個人が自分の研修テーマに沿っての公開授業を基にした研究等を大いに進めて行きたい。」(『現代教育科学』一九九四年十月号、阿部惣一氏)

○…そのためにも「情報収拾の方法」を改善する必要があるのではないでしょうか。視野の広い研修を展開するためにも、と思います。本号はそのための改革プランを特集しました。

(江部 満)

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