授業研究21 2007年2月号
自己点検・評価と説明責任・結果責任

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授業研究21 2007年2月号自己点検・評価と説明責任・結果責任

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2007年1月4日
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
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目次

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特集 自己点検・評価と説明責任・結果責任
提言・なぜ自己点検・評価が必要なのか
教職への尊重と責任
齋藤 勉
教師人生充実のために―それが教師の至福である
野口 芳宏
国語科の学力保障―どのように具体化するのか
小森 茂
自校のミッション、ポリシーを鮮明にする
浅野 秀之
点検しなければ力量は必ず落ちる
谷 和樹
あくまで子どもの事実で評価すること
甲本 卓司
子どもの学習状況の把握と自己点検・評価
まずは通知表の改善を
岩下 修
日々の実践の中でこまめにチェックする!
神谷 祐子
二学期制導入による個別指導週間の取り組み
西村 一夫
自己点検・評価は、自分に厳しく
吉川 廣二
指導法改善のための自己点検・評価
信・敬・慕の教師をめざして
井関 和代
自己点検・評価にサークルを活用する
古川 光弘
実態を正しくとらえる力があるのか
杉山 裕之
たった一つの教師の言動・行為を自己点検・評価するTOSSの研修スタイル
山田 高広
自ら作成した定期テストの平均点を予想できる力量を身につける
染谷 幸二
学級づくり、生徒指導のための自己点検・評価
統率者としての自覚をもつ
本井 訓
学級の目標と努力目標をもとに、子どもを励まし続ける
上田 俊宏
「先生、お持ちします。」の言える生徒に―『五省』を基に、「信」を培う
江頭 三保子
特別支援教育のための自己点検・評価
「特別支援教育の自己点検・評価」についての一つの考察
今井 律子
特別に支援を必要とする児童を授業に巻き込んでいるか
星野 裕二
実態調査・分析・計画説明・実践・経過報告・分析・結果報告の繰り返し
高橋 佳子
自己点検・評価を教師相互交流に生かす
授業を見合うことが点検・評価につながる
青柳 滋
校内研修を点検・評価し、公表するべし
長谷 博文
真似る,、覚え込む,数値で見る
内村 博幸
保護者の意見・要望と説明責任・結果責任
学力保障を子どもの事実で説明する
木村 重夫
美辞麗句から脱却し、具体的な目標・方針・実践・検証が事実を生み出す
雨宮 久
具体的な目標を設定して、結果責任を果たそう!
岡田 健治
評価の視点や基準の共有化を図る
佐藤 健吉
熱中・集中した授業づくり
松田 健之
教師修業への助言
子どもから学ぶ
豊田 ひさき
逆転現象が起きる発問づくり 国語科発問づくりのコツ (第11回)
詩「水のこころ」の発問
伴 一孝
逆転現象が起きる発問づくり 社会科発問づくりのコツ (第11回)
江戸時代の認識を逆転させる
吉田 高志
逆転現象が起きる発問づくり 算数科発問づくりのコツ (第11回)
学習したことを復習してから説明をしないで問題を解かせる
赤石 賢司
逆転現象が起きる発問づくり 理科発問づくりのコツ (第11回)
「モンクロシャチホコ」と「モンシロチョウ」害虫はどちらですか?
小林 幸雄
ミス退治運動の呼びかけ (第11回)
【教師のミス】退治力アップへの道
福山 憲市
ノート指導の改革提案 (第11回)
学力を支える学習アイテム
河田 孝文
授業力アップの課題 (第11回)
中野山小学校の取り組み(1)
大森 修
授業づくりとネタ開発 (第11回)
「会津桐下駄」の教材開発とその授業(2)
有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

○…各学校が児童・生徒の学習状況や教育課程の実施状況の自己点検・評価を行い、見直しと改善を図り、保護者や地域の人に結果を説明したり、意見を聞くことの必要性が強調されています。しかし自己点検・評価の結果の公表や説明は避けては通れない重要な課題であるだけに、学校現場での苦悩が目に見えるようです。他方で文科省は「指導の改善や教育課程の改善に反映させるために」全国的な学力調査の実施を発表しています。

○…戦後の学力観の変遷を考察しますと、学力を大きく「知識」や「技能」などの見えやすい(数量化してとらえやすい)学力と、「思考力・判断力」や「関心・意欲・態度」など見えにくい(数量化してとらえにくい)学力に分けてとらえると、各時代の学力観の重心は、学習指導要領の改訂に伴い、「目に見えにくい学力から見えやすい学力」へ、あるいは「目に見えやすい学力から見えにくい学力」へという揺り戻しを繰り返してきていると文科省のホームページにありました。

○…例えば国語科としての学力保障をどのように具体化するかを提案されている小森茂氏は「学校教育本来の評価機能を回復したり、獲得したりすること」であり、さらに「各学校が一人一人の学び手の資質や能力を育成する学校教育へ自立、独立することであり、説明責任・結果責任という本来の公務を果たすことである」と強調しています。(『国語科の学力保障の説明責任・結果責任』から)

○…子どもの学習の成果としての「達成状況」をとらえる新しい評価基準も導入されており、敢子ども(保護者)に結果を伝え、意欲づけたり、よりよい発展を促す 柑教師の指導法の改善や教材の開発に生かすことが求められています。本号はそのための改善策を解明する特集です。

(江部 満)

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