- 特集 「教師修業」の在り方を問う
- 提言・「教師修業」の在り方―何が問われているか
- 仕事に喜びを見出す
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- 子どものわずかな伸びを喜べる意識
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- 教育の原点、本質を自覚した教師修業を
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- させられる修業からする修業へ
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- 研修を民間委託したらどうか
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- 実践的な指導力の育成が極めて重要だ!
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- 免許更新制に備える「教師修業」
- 当たり前のことをするだけ
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- 感性を磨く場を設ける
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- 最新の教育理論を自ら実践する習慣を身につけよう
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- 「教師修業」につまずいた時―克服の手だて
- 謙虚さを行動にまで昇華させよ
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- 優れた授業の追試をする
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- 日々、記録をとり、技量検定に挑戦しよう
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- 私の「教師修業」―小学校教師の場合
- 情報は力なり
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- 「読む」「見る」「聞く」「書く」「参加する」「話す」「やってみる」
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- 修業の場を見つけ、わずかな努力を毎日続けること
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- TOSSで学ぶと授業が劇的に変わる
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- 自分のへたくそな授業を見直すことから始める
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- 私の「教師修業」―中学校教師の場合
- 「部活と生指」と「教科の研鑚」と
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- 『授業の腕をあげる法則』(向山洋一著)に示される方法を忠実に行う
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- 自分の授業を録音し、それをノートに書き出す
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- TOSS授業技量検定は私の教師修業の場
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- 本を読んだだけでは上達しない サークルで斬られて上達する
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- 「教師修業」への校長からの期待
- 評価される舞台に立ち続ける
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- 教師としての職務行動の基本を
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- 「教師修業」も極まるところなし 理想は、「守破離」、しかし……
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- 指導力向上のための校内研修の在り方
- 教科等の指導力向上の研修
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- 評価の力量向上で学力を高める校内研修
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- 生徒指導の力量向上の研修
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- 熱中・集中した授業づくり
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- 教師修業への助言
- 教師修業の成果は子どもが教えてくれる
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- 逆転現象が起きる発問づくり 国語科発問づくりのコツ (第10回)
- 「古池や蛙飛びこむ水の音」の発問U
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- 逆転現象が起きる発問づくり 社会科発問づくりのコツ (第10回)
- 戦国大名の生き方を問う
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- 逆転現象が起きる発問づくり 算数科発問づくりのコツ (第10回)
- “割合は難しい”という子どもの観念を逆転させる
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- 逆転現象が起きる発問づくり 理科発問づくりのコツ (第10回)
- 太陽の動きをシミュレーションする―五年「気象」太陽の高度と気温の関係―
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- ミス退治運動の呼びかけ (第10回)
- 授業名人のミス退治に学ぶ
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- 〜うんとまちがえなさい まちがいの山をつくりなさい〜
- ノート指導の改革提案 (第10回)
- 低学年ノート指導の原則
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- 授業力アップの課題 (第10回)
- ある授業批評会の報告
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- 授業づくりとネタ開発 (第10回)
- 「会津桐下駄」の教材開発とその授業(1)
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 編集後記
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編集後記
○…近著の『教員の業績評価』の中で、「私は授業をちゃんとやっているのに、Cの評価? どこを校長は見て評価しているのか」というブーイングが起こった時、どう答えるかと舘野健三氏が書いています。そこでは具体的に個々の授業例について批判的考察を加えているのですが、印象に残った舘野校長の一言は「ここでの問題点は、子どもに力を付けるための授業の方法はいろいろあることを認めていない」という反論です。
○…編集者としての私も同じような経験をしたことがあります。都下の英語教師です。電話で「私は不適格教員として一年間研修を受けるよう命じられました。十六年間、教科書会社の指導書を暗記するくらい読み返して授業をしてきたのに、どこが悪いのでしょうか」という訴えです。そこで私は英語指導の参考書や月刊雑誌などを読んで、授業の工夫をしたことがありますか、と聞きますと「そういうものを読む必要がありますか」という答えでした。
○…向山洋一氏は「授業にベストのものはない。授業技術にベストのものもない」と書き「私の見る所、自分の授業をベストと思っている教師は多い。教師という仕事は、おそらく仕事に対する謙虚さに最も欠けやすい職業なのである。だから教師になったとたん成長が止まるのである。」と。(『授業の腕をみがく』から)「我流からの脱出」が叫ばれるゆえんです。
○…今回の中教審の答申では、教員免許を「更新制」にしたいとあります。十年ごとの講習で修了認定を受けないと免許は失効となります。この制度は早くても〇八年度以降に実施となります。問題は講習の中身です。本号はこのような状況もふまえて「教師修業」の在り方を問う特集を組みました。
(江部 満)
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- 明治図書