楽しい理科授業 2008年8月号
理科授業に“PISA型プラス”21の方法

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楽しい理科授業 2008年8月号理科授業に“PISA型プラス”21の方法

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ジャンル:
理科
刊行:
2008年7月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 理科授業に“PISA型プラス”21の方法
PISA型と科学的リテラシーの関係とは−と聞かれたら
「待ち」の日本人と科学リテラシー
村上 忠幸
「科学的な読み書き能力」としての科学的リテラシー
進藤 公夫
生きるために科学を生かす力
隅田 学
科学的リテラシー育成の中で読解力も育つ
渡邊 真紀
科学的リテラシーを育てるPISA型指導のポイント
川勝 博
授業でPISA型読解力を育てる指導のポイント
表やグラフを読みとる力を育てる指導
前川 淳
表やグラフに表現する力を育てる指導
鬼頭 衛
写真を読みとる力を育てる指導
割石 隆浩
予想・仮説→実験を構想する力を育てる指導
荒田 修一
まとめる・表現する力を育てる指導
兒玉 秀人
知識を活用する力を育てる指導
佐藤 寛之
主体的に参加する力を育てる指導
松本 浩幸
科学的リテラシーを育てる PISA型テキストの開発
PISA型「地球システム」テキストの開発
小森 栄治
PISA型「エネルギー」テキストの開発
寺田 勉
PISA型「健康の科学」テキストの開発
戸井 和彦
“この教材”にPISA型プラスのヒント−参加型・活用型・探究型学力の育成−
3年“豆電球と乾電池教材”にPISA型プラスのヒント
今泉 伸一郎
4年“水の温度とかさ教材”にPISA型プラスのヒント
太田 雄久
5年“ものの溶け方教材”にPISA型プラスのヒント
小野寺 千恵
6年“動物(人)のからだのはたらき教材”にPISA型プラスのヒント
桑原 和彦
中1分野“気体教材”にPISA型プラスのヒント
長山 知直
中2分野“光合成教材”にPISA型プラスのヒント
田中 保樹
小特集 授業でもっと活躍させたい“映像教材”
You Tube:ここでこう使える
下田 治信
グーグルアース:ここでこう使える
村田 耕一
かぐや:ここでこう使える
山口 正信
理科室を“子どものサイエンス・ミュージアム”にしよう (第5回)
ミニ・explo実験は子ども達と一緒に作ろう
竹内 幸一
体験&体感できる!大人気の自然博物館&施設 (第5回)
モラスコむぎ〜貝の資料館&漁師さんの水族館〜
水上 雅晴
理科新指導要領 重点指導事項の事例集 (第5回)
第5学年のA区分「燃焼の仕組み」
角屋 重樹
小学校理科 移行期の準備 単位時間増で入れたい“教材&授業プラン”集 (第5回)
粒子モデルを使った「質量保存」の授業
佐々木 昭弘
〜溶けると軽くなる水溶液の秘密〜
中学校理科 移行期の準備 単位時間増で入れたい“教材&授業プラン”集 (第5回)
簡単にできる解剖教材ベスト4
岩田 秀雄
理科でする―習得型・活用型・探究型学力づくり (第5回)
対等の関係における習得は
西川 純
科学に恋する? 女子生徒―育ててみませんか (第5回)
テスト問題の工夫が乙女を理科好きにする Part3
三好 美覚
コピーしてすぐ使える サイエンス版 ペーパーチャレラン (第5回)
ペーパーパラシュート・チャレラン
加藤 俊博
続・新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第29回)
小学校理科の新しい目標(下)
日置 光久
編集後記
樋口 雅子
(続)一歩踏み出す勇気!理科授業で使える面白教材 (第17回)
ポンプを作って心臓のメカニズムを考えよう
鎌田 正裕

編集後記

○…PISA型読解力とは,「自らの目標を達成し,自らの知識と可能性を発達させ,効果的に社会に参加するために,書かれた文章や資料を理解し,利用し,塾考する能力」と定義されています.

 この定義自体が,直訳的で,日本語としてこなれていない―という指摘もありますが,たしかに―と思います.(テストの結果が芳しくなかったのも,翻訳のせいだ―というひそひそ話しもありますが.)

 ま,それはそれとして,「ある文章から,社会参加の意欲を駆り立てられる?というようなことを意識するなど,およそ学校教育の場では今までは,考えられなかった」というのが,戦後教育の歴史ではなかったかと思います.

 そういう点からいえば,PISA型の衝撃は,新指導要領で強調されている,生きる力とか,言語力の育成などにも反映されているといえるのかも知れません.

 それにしても公開されているPISA型テスト問題の多くが,科学的リテラシーにかかわる問題であることの必然性からか,いわゆる非連続型資料が必ずといっていいほど使われています.

 このことは,日本の,今までの教材や授業観が国際的基準からみると,やはり見直していかなければならない―ということを物語っているといえるのではないかと思います.

 本号では,PISA型教材開発へのヒントとあわせて,今までの教材にこれをプラスすればPISA型のねらっているものに近づくことができるというポイントのご紹介を中心にご教示いただきました.

(樋口雅子)

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