楽しい理科授業 2008年2月号
理科改定の方向と08年度の研究課題

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楽しい理科授業 2008年2月号理科改定の方向と08年度の研究課題

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ジャンル:
理科
刊行:
2008年1月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 理科改定の方向と08年度の研究課題
「指導要領改定の基本的枠組み」をこう読む
言葉と体験の重視は理科でこそ担い得る
松原 静郎
鍵を握る探求学習の行方
村上 忠幸
理科授業実践力が問われる改訂指針
加藤 圭司
習得・活用・探求の骨太の理科教育への転換
小林 辰至
「指導要領改訂の基本的枠組み」から探る研究ポイント
角屋 重樹
授業時間1割増→増やしたい教材単元はこれだ
3年で増やしたい教材単元はこれだ
熊谷 博樹
3年で増やしたい教材単元はこれだ
田中 香織
4年で増やしたい教材単元はこれだ
永田 祥子
4年で増やしたい教材単元はこれだ
山崎 一樹
5年で増やしたい教材単元はこれだ
本吉 伸行
5年で増やしたい教材単元はこれだ
岡崎 敏朗
6年で増やしたい教材単元はこれだ
田 博史
6年で増やしたい教材単元はこれだ
鳥内 禎久
中1分野で増やしたい教材単元はこれだ
大田 恭敬
中1分野で増やしたい教材単元はこれだ
大谷 直之
中2分野で増やしたい教材単元はこれだ
保坂 修
中2分野で増やしたい教材単元はこれだ
荒川 拓之
大きく変わる 授業へのスタンバイ:準備ヒント
観察・実験の重視→授業をどう変えるか
新村 茂生
自然体験の重視→授業をどう変えるか
小森 栄治
科学的体験の充実→授業をどう変えるか
馬場 賢
思考力の重視→授業をどう変えるか
濱保 和治
書く活動の重視→授業をどう変えるか
大前 暁政
表・グラフを使った説明の重視→授業をどう変えるか?
廣繁 和明
研究主任・指導教諭として“習得・探究・活用”を授業レベルで考える
学習内容は3つのステップで身につける
野 久昭
習得・探究・活用を意識した授業の構想
飯田 秀男
習得は繰り返し学習で,活用は問題解決学習で
渡部 光昭
指導要領改定案の指摘と現場研究の課題
読解力不足と現場研究の課題
上野 良
考察が書けない弱点と現場研究の課題
木下 博義
思考力・判断力の育成と現場研究の課題
八木 弘幸
学習意欲の低下と現場研究の課題
片田 誠
学習や生活の習慣の形成と現場研究の課題
浅井 正秀
高学年は理科苦手と現場研究の課題
金谷 昭
日常生活との結びつきと現場研究の課題
伊佐 公男
小特集“1時間減の総合”再構築の方向はこれだ
理科の授業を発展させて時間短縮を図る
中谷 康博
観察・実験を取り入れた問題解決の学習展開
福田 章人
「量より質」を…。―子どもたちが科学的に追究する姿を大切にして―
田中 一磨
「総合」「教科」の構造化で相乗効果を
城 英子
「総合」を教科の視点で見直す
五月女雅行
学校裁量の時間を減らすことで格差を減らす
西田 裕之
「エネルギー教育」を総合で教える
有村 春彦
次世代の科学学習・ネイチャーゲームの授業 (第11回)
これからの授業に求められる体験型環境教育の授業I
日本ネイチャーゲーム協会
観察教材を10倍楽しくする100日工夫例 (第11回)
地層観察も気づいたことをほめながら書かせる
間 英法
科学リテラシー入門―子どもにどんな力をつけるか (第11回)
総合的実践力
川勝 博
新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第23回)
理科の現状と課題,改善の方向性(下)
日置 光久
理科で“読解力”をつけよう―科学的思考力を伸ばすために (第11回)
課題の克服に向けてD
田代 直幸
なぜA子ちゃんは間違えたか―誤答から指導の盲点が見える (第11回)
実験は感動だけじゃ駄目だった
大堀 真
“理科って面白い”を実感させる授業の工夫 (第11回)
地域を流れる河川の水質データを活用して,地域の自然環境を探る
佐々木 清
“理科が苦手っ子”を惹きつける 出会いはやっぱりこの実験 (第11回)
モノは大きく見せる
佐藤 郁子
〜5年「おもりをふったとき」〜
ネット情報をシェアする 教室に発信する鳥瞰的環境教育を授業化する (第11回)
熱の宅急
吉原 尚寛
廃熱の利用から省エネの重要性へ
安井 至
編集後記
樋口 雅子
一歩踏み出す勇気!理科授業で使える面白教材 (第11回)
色素の化学
吉原 伸敏

編集後記

○…昨年公表された中教審は小学校の授業時数について主要教科の10%増,総合的学習の時間を週1時間削減し,「脱ゆとり教育」への転換を公表しました.

 理科関係は,

・基本的視点として

 エネルギー,粒子,生命,地球などの科学の基本的な見方や概念を柱とした内容の充実

・中学年から高学年にかけて以降は,これらの知識を活用し,探究型の学習へと発展させる観点が重要である―とした上で,具体例として,

・科学的な思考力・表現力の育成を図る観点から考察・説明・探究を充実するとともに,観察・実験や自然体験,科学的な体験を一層充実

というように,改定の指針が示されています.

 移行措置がどうなるか?など,08年度は大きな課題を背負った年度になることは間違いないと思われます.

 なぜなら,授業時数の問題ひとつとっても,増えるとなると当然,今使っている教科書には記載されていない,<改定の趣旨にそった教材>を調達?しなければならないわけです.08年度の研究課題は,かなり大きいといえるのではないでしょうか.

 本号は,指導要領改定にかかわる研究課題をご紹介いただきました.

(樋口雅子)

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