楽しい理科授業 2002年10月号
“大切な理科用語”わかる教え方ヒント

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楽しい理科授業 2002年10月号“大切な理科用語”わかる教え方ヒント

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ジャンル:
理科
刊行:
2002年9月
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “大切な理科用語”わかる教え方ヒント
メタファーでかえってわからなくなった“あの用語”
“電流”は“水の流れ”のようなもの?
浅井 誠
色がついても「透き通った」と言えるか
野崎 史雄
電気を「働き者」と扱ったばっかりに…
酒井 康雄
メタファーが誤解を生む要注意「電気」単元!
立石 佳史
こんな理科用語例:どう指導するか
日常語と違う理科用語例
遠西 昭寿
日常語で混乱を招く理科用語例
平賀 伸夫
目に見えないのでわかりにくい理科用語例
中村 敏弘
取り違えやすい理科用語例
塚平 恒雄
イメージが描きにくい理科用語例
寺川 智祐
頑固な思い込みが入りやすい理科用語例
堀 哲夫
わかったつもりで誤概念の理科用語例
西林 克彦
大切な理科用語が定着する教え方アイデア
理科用語を“調べ活動”と結びつけるアイデア
橋本 展宏
理科用語を“体験活動”と結びつけるアイデア
木色 泰樹
理科用語を“観察活動”と結びつけるアイデア
鈴木 康史
理科用語を“実験活動”と結びつけるアイデア
結城 義則
理科用語を“教具・教材”と結びつけるアイデア
大田 恭敬
大切な理科用語の指導:授業でどんな工夫があるか
理科用語を子どもに説明させる授業
末光 秀昭
理科用語をグループ討論させる授業
松本 勝男
理科用語をミニテストでチェックさせる授業
手代木 英明
新教科書の難用語:わかる教え方アイデア
3年の難用語・わかる教え方アイデア
「N極・S極」「引き付ける」「土づくり」
五十嵐 徹
4年の難用語・わかる教え方アイデア
「回路」「じょう発」「ふっとう」「かさ」
矢花 和仁
5年の難用語・わかる教え方アイデア
「条件」「きまり」「情報」「種子ほか」「支点」「力点」「作用点」「とける」
堀井 孝彦
6年の難用語・わかる教え方アイデア
「酸素」「二酸化炭素」「消化」「消化管」
川畑 雄二
中学1分野の難用語・わかる教え方アイデア
「全反射」「密度」「圧力」「還元」「再結晶」
鈴木 勝浩
中学2分野の難用語・わかる教え方アイデア
「赤血球・血しょう」「火成岩・火山岩・深成岩」「初期微動と主要動」ほか
植田 延裕
小学校科学クラブのフレッシュネタ
マグデブルグの半球をコップで再現する
小林 幸雄
中学校総合的学習で使えるフレッシュネタ
リテラシー 学び方を学ぶ
田中 保樹
理科好きをつくる環境づくり
星座パネルで理科室を宇宙空間に
小森 栄治
理科における実現状況の評価をどう進めるか―改革のポイントはここだ (第7回)
施設を活用した評価事例―第6学年「土地のつくり」の学習を通して―
日置 光久
子どもは学習場面をどう考えているか (第7回)
生徒の表現活動を重視した中学校のクラスにおける意識
松原 道男
自分の頭と体で考える到達度評価 (第7回)
評価規準・方法の作り方
西川 純
新理科教科書+発展学習 (第7回)
3年/昆虫【読み物】と出会う
福山 憲市
4年/冬の星座観察会を企画しよう
岡田 篤
5年/「流れる水のはたらき」はミニチュアモデル・見学・ビデオで
迫田 一弘
6年/動物園へ行こう
小松 眞
中学1分野/ピンホールカメラとレンズカメラを作ろう
伏島 均
中学2分野/宇宙塵を探す
岡坂 愼二
編集後記
樋口 雅子
100円ショップで科学手品 (第7回)
立体スコープを作ろう
三原 隆雄

編集後記

☆今月,編集部にお送りいただいた図書,研究紀要から☆

○『平成13年度「全国少年自然の家職員等専門研修」実施報告書 子供の感性・創造性を育む試みV』(独立行政法人国立少年自然の家 国立那須甲子少年自然の家)

○『天王寺教育ノート109 特集 新学習指導要領スタート「基礎・基本の確かな育成」』平成14年7月19日発行(大阪教育大学教育学部附属天王寺小学校教育研究会)

○…OECD(経済協力開発機構)の「学習到達度調査」の結果によると,日本の生徒の科学的リテラシーはよいとよくないの二極化傾向が見られるといいます.ちなみにOECDの科学的リテラシーの定義は「自然界及び人間の活動によって起こる自然界の変化について理解し,意思決定するために,科学的知識を使用し,課題を明確にし,証拠に基づく結論を導き出す能力」と定義されています.

 たしかに公開されている出題も「思考プロセスの習得,概念の理解,及びさまざまな状況でそれらを生かす力を重視している」ということで,マークシート方式の対岸にあるといっていい問題ではないかと思います.

 このような問題に回答するためには,少なくとも理解しないで丸暗記―というような形での学習では到底太刀打ちできないであろうと思われます.

 本号特集の趣旨から横道にそれたような感じがあるかと思いますが,いいたいことは「理科の授業時間」が小学校では特活よりも少ない現状のなかでは,大切な理科用語の理解と定着をどう図っていくか,もっと研究されていいのではないか…という問題提起をしたいと願いました.

(樋口雅子)

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