楽しい理科授業 2002年11月号
絶対評価の通知表記入:よい例悪い例

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楽しい理科授業 2002年11月号絶対評価の通知表記入:よい例悪い例

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ジャンル:
理科
刊行:
2002年10月
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 絶対評価の通知表記入:よい例悪い例
(来年度へのスタンバイのポイント)絶対評価の新通知表:再改善点はどこか―と聞かれたら
大きく変えよう!保護者や子どもにわかりやすい通知表に
村瀬 登志夫
せっかくの評価を最大利用した通知表に
小川 勉
「科学的思考」の観点からの評価を
村山 哲哉
説明責任が問われる―の自覚を
吉田 淳
絶対評価の通知表:発想転換のポイントはどこか
“指導と評価の一体化”どうとらえるか
森 一夫
“目標提示の到達度評価”どうとらえるか
本田 敏也
“評価規準と評価基準”どうとらえるか
五島 政一
“教材レベルと学習スキルの関連付け”どうとらえるか
福地 昭輝
“工夫のある”絶対評価の通知表づくりアイデア
2学期制の通知表づくり・どこがポイントか
竹川 訓由
単元毎のミニ通知表づくり・どこがポイントか
村井 万寿夫
補助簿活用の通知表づくり・どこがポイントか
清水 健太郎
絶対評価による観点別評価の記入:よい例悪い例
“関心・意欲・態度”欄の記入:よい例悪い例
上田 洋一
“思考”欄の記入:よい例悪い例
佐藤 陽一
“技能・表現”欄の記入:よい例悪い例
森下 人志
“知識・理解”欄の記入:よい例悪い例
西村 一夫
絶対評価による通知表記入の条件=よい例悪い例で考える
3年/絶対評価の通知表記入=よい例悪い例
限られたスペースで子どもの何を認め励ませるか
原田 浩毅
4年/絶対評価の通知表記入=よい例悪い例
評価規準に子どもの活動を加えると
小田 泰史
5年/絶対評価の通知表記入=よい例悪い例
通知表は家庭と担任を繋ぐ架け橋!
薄 伸也
6年/絶対評価の通知表記入=よい例悪い例
教師の主観が排除される工夫が必要
生田 国一
中学1分野/絶対評価の通知表記入=よい例悪い例
個に対応し,学習への意欲化をはかる通知表
石川 恭広
中学2分野/絶対評価の通知表記入=よい例悪い例
日々の評価の蓄積が大切
舩戸 智
絶対評価時代:評価方法の工夫例と通知表記入のよい例悪い例
“発言・行為記録による評価”と通知表記入のよい例悪い例
片倉 信儀
“ノートによる評価”と通知表記入のよい例悪い例
立石 佳史
“テストによる評価”と通知表記入のよい例悪い例
塩沢 博之
“ポートフォリオによる評価”と通知表記入のよい例悪い例
渡邉 憲昭
“ワークシートによる評価”と通知表記入のよい例悪い例
深澤 五郎
“自己評価による評価”と通知表記入のよい例悪い例
末光 秀昭
“パフォーマンスによる評価”と通知表記入のよい例悪い例
福山 憲市
小特集 2002年の研究集会で何が討議されたか
日本理科教育学会
松本 勝信
日本初等理科教育研究会
白岩 等
科学教育研究協議会
佐久間 徹
極地方式研究会
中村 敏弘
全国中学校理科教育研究会
龍ア 邦雄
日本地学教育学会
池田 幸夫
ソニー科学教育研究会
小森 栄治
小学校科学クラブのフレッシュネタ
玉うかしで遊ぼう!―ベルヌーイの定理―
小林 幸雄
中学校総合的学習で使えるフレッシュネタ
TOFY 課題研究・自由研究
田中 保樹
理科好きをつくる環境づくり
廊下に太陽系モデルを
小森 栄治
理科における実現状況の評価をどう進めるか―改革のポイントはここだ (第8回)
ものづくりの評価事例―第3学年「磁石の性質」の学習を通して―
日置 光久
子どもは学習場面をどう考えているか (第8回)
中学校の理科好きの生徒と理科嫌いの生徒の意識の比較(1)
松原 道男
自分の頭と体で考える到達度評価 (第8回)
望ましい評価規準の実例
西川 純
新理科教科書+発展学習 (第8回)
3年/お遊び【磁石ばかり】づくり
福山 憲市
4年/月の生物の関わりを考えよう
岡田 篤
5年/「てこのはたらき」はシーソーとてこの実験器の難問で
迫田 一弘
6年/灯油ポンプで心臓の動きをシミュレート
小松 眞
中学1分野/音を追究しよう
伏島 均
中学2分野/地域を繭にして
岡坂 愼二
編集後記
樋口 雅子
100円ショップで科学手品 (第8回)
ペットボトルの浮沈子
三原 隆雄

編集後記

☆今月,編集部にお送りいただいた図書,研究紀要から☆

○『つしまやまねこ物語 スーダ』八重瀬けい著 新風舎 定価  (1300円+税)

○『コンセプトマップ活用ガイド(マップでわかる!子どもの学びと教師のサポート)』福岡敏行編著 東洋館出版社 定価(2800円+税)

○『ビリオンズBILLIONS』平澤功著 文芸社 定価(1500円+税)


○…新指導要録で評価が絶対評価に変わった―と言うことを受けて,当然ながら通知表も変更したところが多いと思います.しかし,まだ,研究途上というところもあるのでしょうか,大部分の学校が,来年度も改善しなければならない―という問題意識でいるといわれます.

 本誌ではこのような改革への動きの中味の紹介と同時に,理科としての独自の通知表記入の研究課題にも迫って行ければと願いました.

 具体例でいうと,たとえば,「月の満ち欠けを理解する」という観点より,「月の満ち欠けの原因を説明できる」という観点で評価規準を設定するほうがベター(理解するより,説明できるほうが,客観的な観察が可能だから)だというようなことが指摘されています.

 通知表記述のレベルでいえば,4年の星の学習では,星座は「東の空から西の空へと移動する」ことを学習します.達成目標を「星座は東から南を通り,東へと沈んでいくことを指摘できる」するとします.

 これを所見欄に記述する場合,どういう書き方が望ましいのでしょうか.たとえば,

ア 星を観察し,星の動きを理解しました.

イ 星の動きを観察し,カードにまとめることができました.そして星の動きを理解しました.

ウ 星を観察し,星が東から西へと移動する様子を正しくカードに記録し,星の動きを指摘できました.

という3つがあるとすると,当然のことながらカードにまとめるなどの,〈目標を達成するまでの活動の評価〉が書かれているものを目指すべき(神奈川の岡田篤先生)だといわれます.

 本号では,このような具体に即したより望ましい評価のあり方とそれを同通知表に表記していけばよいか,ご紹介いただきました.

(樋口雅子)

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