楽しい理科授業 2001年9月号
日常生活と結ぶ“楽しいネタ・面白実験”

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楽しい理科授業 2001年9月号日常生活と結ぶ“楽しいネタ・面白実験”

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ジャンル:
理科
刊行:
2001年8月
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 日常生活と結ぶ“楽しいネタ・面白実験”
“日常生活”発から科学の探究へ=紹介したいエピソード
科学の営みと子供の学びを繋ぐインターフェイスとしての科学史
磯ア 哲夫
とらえた見方で事象を見直す理科の学びーワンタッチストーブのひみつをさぐれ
杉澤 学
失敗の原因の追究から生まれる科学の発見
山口 晃弘
日常における偶然からの展開
吉田 淳
日常生活を題材にする“楽しいネタ・面白実験”
“家庭生活を題材”にする楽しいネタ・面白実験
トイレの隅から理科室へ
山口 裕三
“学校生活を題材”にする楽しいネタ・面白実験
子ども達の知識構成を図る場として
坂本 憲明
小学校:日常生活と学習を結ぶ“楽しいネタ・面白実験”
3年/昆虫の楽しいネタ・面白実験
ミノムシ君,色紙でミノを作るかな?
新川 荘六
3年/電気の楽しいネタ・面白実験
懐中電灯を作ろう
薄 伸也
3年/太陽の楽しいネタ・面白実験
将来,太陽と仲良くなるための種をまく
中嶋 久
4年/身近な動物の楽しいネタ・面白実験
温度変化による動物の動き調べ―ハンドペアリング
宮下 英雄
4年/空気の楽しいネタ・面白実験
空気ネタは目に見えないものを体感させることだ
森田 彰
4年/星の楽しいネタ・面白実験
4年生を「星嫌い」にさせないための試み
岡 亮
5年/魚の楽しいネタ・面白実験
水そうのヒメダカや金魚で実験しよう
松原 秀樹
5年/溶解の楽しいネタ・面白実験
クリスマスツリーを作ろうー雪を降らせよう
松野 和宏
5年/天気の変化の楽しいネタ・面白実験
身近な素材の教材化
手塚 恒人
6年/人体の楽しいネタ・面白実験
ブタの心臓の解剖で“命の尊さ”に迫る
鈴木 豪紀
6年/燃焼の楽しいネタ・面白実験
キーワードは「酸素」―「水中花火」「手作り花火」
桑原 和彦
6年/土地のつくりの楽しいネタ・面白実験
砂場がおもしろい
三矢 信昭
中学校:日常生活と学習を結ぶ“楽しいネタ・面白実験”
1分野/電流と磁界の楽しいネタ・面白実験
地磁気に目を向けさせよう
坂元 新
1分野/運動とエネルギーの楽しいネタ・面白実験
古タイヤを使って視覚で訴える
宮澤 和孝
2分野/火山と地震の楽しいネタ・面白実験
簡単実験で地震と火山の本質にせまる
觜本 格
2分野/微生物の働きの楽しいネタ・面白実験
自然界の後始末の仕組み―糞生菌の観察
糟谷 大河
日常生活の中で科学への関心を高める楽しいネタ・面白実験
日常生活と結ぶモノづくりの楽しいネタ・面白実験
科学の仕組みを理解させる楽しい「モノづくり」
大野木 一雄
日常生活と結ぶ廃品分解の楽しいネタ・面白実験
EMによる生ごみ処理の実践
伊藤 亮介
日常生活と結ぶ環境意識の楽しいネタ・面白実験
水と空気と土を調べてみよう
段王 繁嘉
サイエンスシアターへのご招待 (第6回)
オルカライブとネイチャーネットワーク
戒崎 俊一
「学校ビオトープ」紹介
学校ビオトープづくりのポイント(1)
平山 明彦
理科クイズで発問づくり (第6回)
お天気クイズで盛り上げよう
森 康行
子どもが間違えやすい概念と授業での是正指導 (第6回)
地震波についての正しい概念を身につけさせる工夫
五島 政一
理科で育てる学力と授業の改革 (第6回)
「月と星」で育てる学力と単元の展開
角屋 重樹
子どもの“ふしぎ思考”と授業づくり―コメット法による評価をふまえて (第6回)
子どもの論理操作能力が過大評価されていないか
松森 靖夫
〜(その2)なぜ,リトマス紙の操作が苦手なのか〜
総合的学習につながる面白実験 (第6回)
エネルギーをつかまえてみよう
左巻 健男辻本 昭彦
〜(2)理科室を発電所に―燃料電池発電モデルなど―〜
編集後記
樋口 雅子
授業に使えるサイバー図鑑 (第6回)
学校と企業の連携
滝内 邦弘

編集後記

○…「文芸春秋」5月号「これでいいのか子供の教科書」という特集で,東京大学の松井孝典先生はいいます.

「中学校の教科書を開くと,一年生では“身のまわりの科学”を学ぶことになっている.調味料の容器のようなさまざまな瓶が並んでいる写真が掲げられ「私たちの身のまわりには,さまざまな水溶液がある.それぞれの水溶液にはどんなものが溶けているのだろうか」とある.

 しかし,子どもは本当にそんなことを知りたいと思うのだろうか.(中略)

「星はどうして輝くのか」「風は何故吹くのか」「生命の起源とは何か」という巨大な問いを,もっと小さな多くの問いに分解しなくてはならない.そのための道具であり,基本的な考え方となるのが,物理であり化学なのだ.

 逆に言えば“大きな謎”への興味もない子どもに,何のためにやっているのかわからない実験をさせたり,物理法則の方程式を教え込もうとしても,ますます理科嫌いをうむだけだろう.」と.

 松井先生のご指摘に共感すると同時に,本号特集の,日常生活のなかからというか,日常生活と結びついた科学的な疑問の掘り起こし,また,教えたい命題へはどういうアプローチが望ましいか,本号はこの点への,さまざまな工夫をご紹介いただきました.

(樋口雅子)

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