- 特集 年計に入れる“向山型国語スキル”全一覧
- 決定版 そのまま使える向山型国語スキル導入の私の年計を公開
- 向山型討論指導の年間計画
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- 絶対身に付けさせたい向山型国語スキル10優先順位順
- 最重要は「音読」と「漢字」だ その上で正確な読み取りの力を身に付けさせる
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- 新学習指導要領の能力目標と向山型国語スキル対応一覧
- 「向山型国語スキル」を常時授業に散りばめよ
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- TOSSランドからそのまま使えるおすすめ向山型国語用コンテンツ
- 「知る人ぞ知る」お役立ちコンテンツ!授業用コンテンツ付きサイトを使いこなそう
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- 文学作品を読み取る向山型国語スキルをおさらいする
- 分析批評の観点を習得させよう
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- 説明文を読み取る向山型国語スキルをおさらいする
- 「問い」がないときは、「問いの一文」を作らせることで、説明文の書き方を理解させる
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- ミニ特集 国語のノート指導 学年別実例
- 入門期から段階的指導する
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- ノート指導もエラーレスラーニング
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- 全員が10ページ以上書いたノート指導のポイント5
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- 向山型指導は、最適な時にノートチェックをする 授業のレベルがノートに現れる
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- 「お手本」トレース
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- PISA型スキル
- 『要約・要旨スキル』
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- 低学年『かきかえくん』で「説明」「紹介」「描写」の基本的な型が身に付く
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- 向山型国語キーワード
- 問いに正対させる
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- 満員御礼!「向山型国語教え方教室」
- 新学習指導要領が示す『伝統的な言語文化』の授業を作る
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- 巻頭コラム
- 医学に注目されているTOSSの実践
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- 巻頭論文
- 指導場面が具体的にイメージできる年間計画を
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- 学年別・この授業で身に付けさせる○年生の向山型国語スキル[1・2月]
- 1年
- 変化のある繰り返しで間違えて子どもが熱狂!
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- 言葉を根拠とする授業で、正確に読み取るスキルを身に付ける
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- 2年
- 説明文は、質問と答えの段階と、キーワードを押さえることで、読み取らせる
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- 「文を長く書くスキル」から「描写スキル」へ
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- 3年
- 全員にスラスラ読ませる
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- 「視点」で読みを深める
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- 4年
- 楽しく、楽しく、書くスキルを身に付ける
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- 「名詞止め」の授業で、「正確な文章」を書くことを意識させる
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- 5年
- 分析批評で作品全体を構造的にとらえ「主題」に迫らせよう
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- 「主題」を教える
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- 6年
- 『古事記』を伝統的言語教材として向山型で授業する
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- 準備不足だろうが、力不足だろうが、『やなまし』に挑戦しよう
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- 中学校
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- 〜主張を簡潔に「書くこと」で自信を持たせよ〜
- 高校
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- 〜「分析のものさし」を与え、評論文を書けるようにする〜
- 向山型で言語力育成授業を行うとこうなる
- 「報告文を書く」全16時間の授業(1)
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- 向山実践「学級通信」から8つの言語活動を抽出する
- 学校便りに見る「保護者参加行事」の緻密さ,徹底ぶり
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- 教室で起こった五色百人一首のドラマ
- 五色百人一首から学んだ「勝つことより大切なこと」
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- 教材が生んだドラマ
- 「暗唱・直写スキル」
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- 〜この教材は,はずせない! 保護者の信頼を勝ち取る『暗唱・直写スキル』〜
- 向山型国語に挑戦/論文審査
- 教材には,ポイントとなることがある 「春の小川」の5つのポイント
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- PISA型対応ワークと教科書教材をこう連携させる
- 低学年から基本的な型を意図的,計画的に身に付けさせる
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- この「授業システム」でできない子ができるようになった!
- 低学年/正しい漢字指導は成功体験につながる
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- 高学年/「学級通信アチャラ」に出てくる向山氏の追試を授業にはさんでいく
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- 翔和学園の中に見る向山型国語の事実
- 努力を「奨励」する
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- 新分析批評の授業が読解力をあげる
- 『海のいのち』 ピナクルを検討する
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- 知的興奮を! 江副文法の授業
- 敬語指導はTOSS英会話風に! 小学校5年生もジェスチャーで体感,かたまりで覚える
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- 向山実践を読み解く
- 『カブトガニを守る』授業記録@
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- 〜小学生には全体の構造がシンプルでわかりやすい教材を与える〜
- 向山型のここを学べ!「型」はここにある
- 全体構造図に見る向山型国語の型
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- 誌上対決! 読解力向上授業実践
- 「物語とは何か」を子ども自身に追求させる授業を
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- エラーレスラーニングでの読解の一歩を踏み出す
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- 中学校でのダイナミックな向山型討論授業
- 小説教材の指導計画と留意点
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- 「伝統的言語文化」の授業づくり
- 暗唱、そして創作することで伝統文化に親しむ
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- 子どもの意見が分裂する発問を発見し、授業化する
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- 高学年でも詩の内容を考えられる「偶成」の授業
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- 『伝統的な言語文化ワーク』でいつでも授業ができる
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- TOSS昔話すごろくを試作する
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- 「言葉読みと文字読み」の授業
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- 向山型討論につながる日常的な指導のツボ
- 1年生への指導 自分の立場を決め,理由をノートに書き発表する
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- テーマ別 向山型国語QA
- 向山型音読指導ステップで力を付けて,ほめて,ほめて,ほめまくれ
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- 読者のページ
- 本誌で学び、併せてライブで体験する向国教え方教室に参加すると、学びはたし算でなくかけ算で表れます。
- 編集後記
- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第54回)
- 『読む・聞く・感じる!美しい童謡と歌唱 声に出して読もう! 野口雨情の童謡』
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巻頭コラム
医学に注目されているTOSSの実践
●本誌編集長 向山洋一
浜松医科大学の大学院機関誌から原稿依頼が来た。テーマは「子どもの心と脳の発達」である。この機関誌は,浜松医科大学,大阪大学大学院,金沢大学の連合小児発達学研究科が創刊するものである。
私は,即座に「諾」の返信をした。
ところが,編集委員会委員長から,次の便りが寄せられた。
「せっかく向山先生に,ご寄稿頂けるのであれば,連合大学院へのコメントでは失礼ではないか。むしろ,TOSSで実践されている先進的な試みの科学的な観点からの検証をしていただいてはどうか」という意見が編集会議で出されたという。
私は,大変ありがたい申し出だと思った。
TOSSの教師が,20年以上に渡って続けてきた実践,工夫,研究が,医学の世界から注目されたのである。
これまでも,慶応大学医学部神経科学研究室,東大医学部,東北大学小児神経科,山口県,熊本県をはじめ多くの医師と共同の研究を続けてきた。
今回は,そうした研究に1つの区切りをつけることとなる。
これまでの実践を,きちんと研究的に実証的にまとめ,「できること」「できないこと」「分かったこと」「分からないこと」を,数量的に具体的にまとめるチャンスとなる。
私はとりあえず,次のテーマを決めて担当者に連絡をした。
(1)「きれる子・負けを認めない子」がそれを認めるようになった実践
熊本県 椿原正和
(2)「ペーパーチャレラン」による「統合失調症」の訓練プログラム(慶応大学)
千葉県 伊藤亮介
(3)「アスペルガーの青年たちの自立」
(翔和学園,東大) 東京都 伊藤寛晃
(4)発達障害の子への指導原理
東京都 谷 和樹
(5)TOSSの教材・教具と効果,医師の評価 栃木県 松崎 力
(6)発達障害の子への対応術例
岡山県 甲本卓司
(7)発達障害の子への指導事例集
長崎県 伴 一孝
ここで,全国の先生方にもご協力を願いたい。
自分のクラス,自分の学校,サークルでの仲間の実践例,ドラマをぜひ伴先生宛に送っていただきたい。その際,できるだけ,具体的,数量的に実証していただきたい。
TOSSの教育実践が,大きな,本物の舞台に登場しつつあるのを感じている。
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- 明治図書