向山型国語教え方教室 2008年8月号
新指導要領・授業時数増大への“アクセス準備”

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向山型国語教え方教室 2008年7・8月号新指導要領・授業時数増大への“アクセス準備”

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ジャンル:
国語
刊行:
2008年6月23日
対象:
小・中
仕様:
B5判 96頁
状態:
絶版
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目次

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特集 新指導要領・授業時数増大への“アクセス準備”
新学習指導要領を向山型国語で検証する
大森 修
時数増加を最大限に活かす向山型国語メニュー一覧
椿原 正和
言葉を駆使する子どもを育てる“最高峰”メニュー
伴 一孝
漢字を使う子どもを育てる“最高峰”メニュー
谷 和樹
古典の授業を活性化する“最高峰”メニュー
松崎 力
読書活動を充実させる“最高峰”メニュー
松藤 司
学年別・言語力を育成する「活用型」向山型国語の授業[7・8月]
1年
1年生1学期から「自分の考えを深める」発問を用意する
勇 和代
遊び歌で「くっつきの『は』」の定着を図る
岩井 俊樹
2年
「活用型」に生かす「丸,点,かぎ」の指導
山本 新一
「スイミー」で比喩を学ぼう
鯵坂 菜月
3年
本のおび作り
藤本 敬介
「ゆうすげ村の小さな旅館」
高岡 宣喜
4年
話し合い事例で言語力を鍛える
松本 俊樹
「活用型」本のおすすめカード作り
野 久昭
5年
型を与えて書かせる意見文指導
近藤 佳織
「向山型要約指導」と「対比」「類比」で感想を書く
田口 忠博
6年
「物語」として構造を掴み,キーワードをまとめる
豊田 亮平
視点の転換を図る読書発表会
田代 勝巳
中学校
中学2年「ゼブラ」で要約指導
前田 洋志
高校
『たけくらべ』のルーツ〜『伊勢物語』「筒井筒」の授業〜
前川 孝志
ミニ特集 初任者もすぐに追試できる向山型作文指導
向山型作文指導のポイント(解説)
長谷川 博之
向山型「文章を長く書かせる指導」の4つのポイント
小田 哲也
一つのことを詳しく書かせる指導のポイント
末光 秀昭
段落をつくらせる指導のポイント
竹岡 正和
構成を整えさせる指導のポイント
小田原 誠一
論証させる指導のポイント
冨山 一美
新分析批評ワーク
西尾 豊
授業での活用
北倉 邦信
向山型国語キーワード
分析批評
伴 一孝
満員御礼!「向山型国語教え方教室」
PISA型「学力テストB問題」に対応できる子を育てる「読ませ方」と「書かせ方」
椿原 正和
巻頭コラム
新学習指導要領はTOSSの実践が多く入っている
向山 洋一
巻頭論文
すべての子どもに言語技術を保証する向山型国語
長谷川 博之
PISA型読解力を超える授業づくり
「誤解を指摘する問題」を解くスキルA
伴 一孝
8つの言語活動を向山型で授業する
防衛省の報告書から「報告」の授業を作るA
椿原 正和
五色百人一首大会のドラマ
出場してまた一歩,成長したB君
持木 信治
学級崩壊を立て直した五色百人一首のドラマ
「やりたくない」にも負けない
岩田 貴典
向山型国語に挑戦/論文審査 (第43回)
5つのパーツから授業を組み立てる
向山 洋一
PISA型対応ワークで学力テストB問題に対応する
全体構造を把握し,多種多様な問題に対応できる
神谷 祐子
特別支援の子どもが熱中した参観日のこの授業
低学年/ひらがな50音表を見ながら,二文字の言葉を探そう
大場 寿子
高学年/学級崩壊したクラスの授業参観でも三つの原則を踏まえる
伊藤 隆之
翔和学園の奇跡
「はい。向山先生」のすごさ
伊藤 寛晃
新・漢字文化の授業
「漢字の家族」を調べるとこんなにおもしろい
奥 清二郎
『略語』を授業する
岩田 一博
子どもが熱中する江副文法の授業
4年生の子どもたちも納得の江副文法「時数詞構成語」
溝端 達也
向山実践を読み解く
「冬景色」の授業K
向山 洋一松藤 司甲本 卓司
〜第3時(4) 子どもの討論から教師の語り〜
副編集長が初公開する向山実践の学び方
ライブの頻度を高める
長谷川 博之
PISA型読解力対応発問づくり
話者の視点−検討の観点が二つある場合のさばき方
新川 莊六
中学校でのダイナミックな向山型討論授業
国語の授業「以外」も見直す
長谷川 博之
腹の底からの実感! 向山型国語を知る前と後
サークルでの学びが私を救った
広畑 宏樹
子どもに力がつく! 学級が安定する!
中田 正一
生徒が熱中する授業を目指して
高木 友子
学級経営の柱! 五色百人一首
木村 正章
こんなにも違う! 口に二画を加えて別の漢字
市川 ことえ
音読のすごさは校種を越える
大西 利衣
女教師がチャレンジする向山型討論への道
新指導要領を具現する向山型討論
太田 聡美
テーマ別 向山型国語QA
向山型要約指導で習得させたスキルを活用させる授業を創造せよ
星野 裕二
読者のページ
特別支援教育の重要キーワード「エラー・レス・ラーニング」とは何か?向山型国語に医学界も注目している!
編集後記
椿原 正和伴 一孝長谷川 博之
向山型国語最新情報
長谷川 博之
向山型国語に挑戦/指定教材 (第45回)
赤い帽子、Kい帽子、い帽子(北原白秋)
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巻頭コラム

新学習指導要領はTOSSの

実践が多く入っている

●本誌編集長 向山洋一


 新しい学習指導要領が発表された。ぜひ,原文にマーカーをつけながら読んでほしい。

 「基本文書の原文を読む」ことは,一流の仕事人になるための必須の条件である。もう一つは,「子どもの事実」を評価の基準にすることだ。

 向山型国語セミナーで,大森修先生が「解説」してくれた。「TOSS及び向山が三十年も昔から実践し,主張してきたことのほとんどが入っている」という解説だ。

 国語について言えば,「伝統的な言語文化」が入ってきたことが注目される。ちょろっと入ったのではない。ドーンと入ったのだ。

 内容について,従来の「1.話す・聞く」「2.書く」「3.読む」があって,その次にカッコ付きで「文化と特質の事項」が,ドーンと入ったのである

 3年4年では,次のようになっている。

「易しい文語調の短歌や俳句について……音読や暗唱をすること」

 私たちは,『五色百人一首』と『名文・格言暗唱かるた』を持っていたが,今年,角川学芸出版と共同で出した,『五色名句百選かるた』もぴったりフィットしたのである。

 この「俳句かるた」は「百人一首」より,簡単であり,子どもたちは,たちまち熱中したという。

 クラスづくりの貴重なアイテムにもなっており,次々と注文が寄せられている。

 「俳句の角川学芸出版」と「TOSS」との共同作品である『五色名句百選かるた』は,今後,日本の伝統文化として,五年,十年,数十年,数百年と生き続けていくと思う。

 また,「いくつかのジャンルを示して,言語活動の学習をすること」を示している。


中学年は,次のようになっている

ア.物語や詩を読み……。

イ.記録や報告の文章,図鑑や事典を読んで活用する……。

ウ.記録や報告……。

エ.説明……。

オ.関連する本……。

 図鑑の読み方,流用方法など,私には『わくわく図鑑シリーズ』(正進社)しか考えられない。しかも,「昆虫博士」「植物博士」という「理科好き」が,次々と誕生していて,日本の要請にも合っている。低学年のうちから,「図鑑」を使いこなせれば,中学年になって,もっと深めた学習ができることだろう。

 「PISA型読解力テキスト」もTOSSは開発したが(学校ぐるみの採用が急増している),TOSSは,時代の先を行っていたのだと思う。

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